「不感症に効く膣縮小にはどんな治療方法があるのか」
不感症の治療に膣縮小を検討している方で、上記の疑問はないでしょうか。膣のゆるみは不感症の原因の一つであるため、膣縮小は不感症の解消に期待できます。
本記事では、不感症の症状や原因、不感症に膣縮小が有効である理由や、効果に期待できる治療法について解説しています。
膣縮小で不感症を解消したいと考えている方は、ぜひご参考にしてください。
目次
不感症とは
不感症とは、性欲があるにも関わらず性交時に快感が得られない、または得られにくい症状のことです。
不感症は女性に多く、原因はさまざまです。不感症で性交が楽しめず、パートナーとの関係に影響するおそれもあります。
不感症の症状
不感症の症状には、デリケートゾーンを刺激しても何も感じない場合や、性交時濡れにくく、痛むことがあるなどです。また、オーガズムに達することがない場合も含まれます。
上記のように、性交自体はできるものの、セックスをほとんど楽しめない場合は不感症かもしれません。膣のゆるみが原因の不感症の場合、パートナーにとっても刺激不足となり、お互いの性交への不満に繋がるおそれもあります。
不感症の原因
不感症の原因には、精神的な影響や膣のゆるみによるもの、男性側の問題があるケースなどさまざまです。
精神的な影響の場合には、性交に対する不安や緊張が不感症の原因となることがあります。例えば、以前性交がうまくいかなかったことや、久しぶりの性交であったり、性交経験が少ない場合などです。
一度うまくいかなかった経験がトラウマとなり、いつまでも性交を楽しめない悪循環に陥るケースもあります。
膣のゆるみによる不感症は、膣壁に男性器が密着する面積が少なくなることから起こります。
膣内が生まれつき広い場合もありますが、ゆるみの原因の多くは加齢や出産、運動不足、肥満などです。膣やぼうこうなどの臓器を支える骨盤底筋の衰えや、膣自体が広がることで、ゆるみが起きます。
他に、詳しくは後述しますが、クリトリス包茎も不感症の原因の一つです。
男性側に原因がある場合は、前戯不足などスキンシップが足りていない場合や、間違ったテクニックによることがあります。
不感症で悩む女性は多い
不感症で悩む女性は多く、むしろ女性の性交の悩みのほとんどが「快感を得られないこと」です。
2020年に、性に関する調査「ジェクス ジャパンセックスサーベイ」が実施されました。同調査によると、性交で「快感が得られない」「オーガズムに達することができない」などの悩みを持つ女性が約3割です。
一方で「特に悩みがない」と回答している女性が約半数です。このことから、女性の性交に関する悩みの多くが、快感を得られないことであるといえます。
参照:一般社団法人日本家族計画協会「ジェクス ジャパンセックスサーベイ」
膣縮小でなぜ不感症が治るのか
膣縮小で不感症が治る理由は、膣内が引き締まり、膣壁が男性器によく密着することで、感じやすくなるためです。
膣壁の粘膜面には感覚神経があります。膣壁が男性器に密着する面積が増えることで、より快感を得られるようになります。
膣のゆるみは、トレーニングで対策できる場合もありますが、膣自体がゆるんでしまっている場合には膣縮小が必要です。
不感症に効果的な膣縮小の種類
膣縮小とは、膣のゆるみを改善する治療のことです。前述のとおり、膣のゆるみを改善することで不感症を解消できる可能性があります。
膣縮小の種類は主に機器による治療・注射による治療・手術による治療の3とおりです。
機器による治療
機器による治療は、膣内にレーザーを照射して膣を引き締める方法です。レーザー治療は、手術ではないため出血もなく、傷跡も残りません。
ほとんどの機器は、膣の奥までレーザーを照射できるため、入り口から奥まで膣全体への治療も可能です。また、膣壁の深層までレーザーを浸透させることで、膣の潤いアップや若返り効果も期待できるのが特徴です。
レーザー機器の種類はさまざまで、多くの機器を導入しているクリニックでは、患者様の症状や希望により最適な機器を選択できます。
機器による治療は以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
注射による治療
注射による治療は、膣縮小治療の中では比較的費用を抑えられる手軽な治療です。手術ではないため、ダウンタイムも短く体への負担も抑えられます。
注射による治療には、主にフィラー注入と脂肪注入の2種類があります。フィラー注入は、膣専用のヒアルロン酸を膣壁に注入する方法で、効果は1〜2年です。
脂肪注入は、患者様ご自身の太ももや腹部から脂肪を採取、精製し膣壁に注入する治療となります。自分の脂肪を使うため、組織への定着が良く効果も半永久的です。
注射による治療は、こちらの記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
手術による治療
手術による治療は、膣の一部を切除し、たるんだ粘膜を寄せて縫合することで膣のゆるみを根本的に解消する方法です。
引き締め効果は半永久的であり、生まれつき膣が広い場合や加齢、出産で広がった膣にも効果があります。
通常はメスを使って手術しますが、当院では、体への負担を抑え、より引き締め効果の得られるレーザーを使用した手術も選択可能です。
膣縮小手術に関してこちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
膣縮小以外にも不感症治療がある
膣縮小以外にも、不感症に有効な治療があります。膣縮小とあわせて施術すると、より効果的であるため一緒に検討しましょう。
G-Shot(ジーショット)
Gショットは、Gスポットに専用のヒアルロン酸を注入する治療です。注入によりGスポット部分が隆起し、感度が上がります。
Gスポットとは、膣の入り口から深さ5〜6cmあたりの恥骨側に位置する膣内の性感帯です。Gスポットが隆起することで膣の締め付け効果も向上し、男性側の快感度アップにも効果が期待できます。
施術時間は10〜20分程度で、一回の施術で完了します。局所麻酔するため痛みはなく、傷跡も残りません。
Gショットは施術当日からシャワーが可能です。翌日から入浴、性交渉も可能であり比較的手軽に受けられる治療です。
Gショットについてはこちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
クリトリス包茎手術
クリトリス包茎手術は、クリトリスの包皮を切除する手術です。クリトリスは、外陰部の前方にある突起状の、快感を得るための器官です。
クリトリスは、性的興奮によって充血し隆起することで、包皮がめくれる場合があります。しかし多くは包皮に覆われたままで、その状態がクリトリス包茎です。
クリトリスが包皮に覆われていると、感度が落ちます。また恥垢がたまりやすく、かゆみや臭いの原因になることもあります。
クリトリス包茎手術により、これらの症状が改善可能です。
術後、当日からシャワーは可能ですが、入浴は一週間程度、性交は2週間程度から可能です。ただし、個人差があるため当院では術後2〜4週間での検診をおすすめしています。
当院では、身体への負担を減らせるレーザーを使った手術も受けられます。また、小陰唇縮小手術とあわせて、全体のバランスを整えることも可能です。
小陰唇の見た目が気になる方におすすめします。
クリトリス包茎手術に関しては、こちらの記事で解説しています。
不感症の自己判断方法
膣のゆるみが不感症の一因となる場合があることは、前述の通りです。膣のゆるみ症状としては、性交で感じにくくなったり、パートナーから指摘があったなどの場合があります。
他にお湯漏れや尿もれ、ちならの症状があるなどです。
上記の症状が見られる場合は、膣がゆるいことが原因である不感症のおそれがあります。
鏡などで自分の膣を確認するセルフチェックで、ある程度ゆるみの判断が可能です。膣口が開いていたり、膣内に空洞があり、合わさっていない場合、膣のゆるみが考えられます。
クリニックでは、機器を使用した膣圧測定ができるため、膣圧を正確に知りたい方は相談してみましょう。
不感症の治療なら当院におまかせください
デリケートな部分の治療は、技術の高いクリニックで受けると安心です。当院では、以下の実績があります。
医師への技術指導を行うクリニック
当院長は、インティマレーザーアドバンストインストラクター、パールフィラー注入セミナー講師など、多数の講師資格を取得し全国の医師への技術指導しています。
また、DLV・LVR・ビビーブ・ベイザー4Dなどの専門治療の認定医であり、機器による治療にも精通しています。
日本美容外科学会会員やアメリカレーザー医学会正会員の他、いくつもの学会の会員です。海外のセミナー参加や学会で論文発表するなど、常に情報交換しています。
1,700例以上の実績を持つ院長自ら施術
当医院の治療は、これまでに1,700件以上の施術実績があり、高い技術や豊富な治療経験を持つ専門医である院長が担当します。
院長自ら診察から施術、アフターフォローまで一貫してサポートしており、途中で医師が変わることもなく安心です。
他の患者様と会うこともないプライベートな空間で診察し、患者様にあわせたご提案をします。ぜひお気軽にご相談ください。
記事監修者
美容婦人科の先進国であるアメリカ、ビバリーヒルズにおいてレーザーによる膣の引き締め手術やレーザーを用いた女性器形成のライセンスを日本人女医として初めて習得。日本人向けに改良すると共に、より専門的に女性特有のお悩みを解決するため美容婦人科専門クリニックを開業。