【ゆるみチェック】膣の締まりが悪くなる原因と自分で確認する方法

 

「膣のゆるみが気になる」といった悩みを持たれる患者様は年代問わず多くいらっしゃいます。
この様なお悩みはございませんでしょうか?

このような悩みは膣のゆるみが原因で引き起こされます。本記事では膣がゆるむ原因、また締りが悪いかどうかチェックする方法を解説します。

日本で初めてデリケートゾーン専門の美容婦人科を開院して依頼、多くの方から膣のゆるみに関して相談を受けました。本記事ではゆるみの症状原因よくある勘違い、またご自身でできるセルフケアをご紹介します。治療が必要な場合もご紹介しますのでぜひ最後までご覧下さい。

Lady Doctor

院長 みつゆき みどり


記事監修者

美容婦人科の先進国であるアメリカ、ビバリーヒルズにおいてレーザーによる膣の引き締め手術やレーザーを用いた女性器形成のライセンスを日本人女医として初めて習得。日本人向けに改良すると共に、より専門的に女性特有のお悩みを解決するため美容婦人科専門クリニックを開業。

目次

締まりが悪いかどうかチェックする方法

膣のゆるみは目に見えるものではないため、なかなか気が付かないことも多くあります。

また、パートナーに指摘されることもありますが、デリケートな問題であることからパートナーもなかなか言い出しにくいのではないでしょうか?

締まりをチェックする方法としては、自分でチェックする方法と、クリニックで診断してもらう方法の2つがあります。それぞれについて解説します。

締まりを自分でチェックする方法

ご自身で膣のゆるみを認識する方法は、上述の症状に該当する場合です。勿論1つ該当しているから100%膣がゆるんでいるといったものではなく、可能性が高いというものなので、該当した場合はお気軽にご相談ください。

またご自身で指を使ったセルフチェックを行う事もできます。

膣の中に人差し指と中指を第二関節まで入れた状態で、指を少し開くと同時に、膣を締めます。その時の締める感覚で膣圧の目安を知る方法です。

この際、指がどれくらい膣に締め付けられるかで膣圧レベルをチェックすることができます。

膣圧のレベルは以下の5段階です。みなさんは1~5番の何番に当てはまるでしょうか?

膣圧のレベル

1:わずかに収縮する
2:弱いが収縮は可能
3:収縮は可能で下の方から包み込む感じがする
4:良好に収縮し抵抗を加えても収縮できる
5:強く収縮する

こちらはオックスフォードスケール※1と呼ばれるもので、骨盤底筋の収縮力を測定するものになります。

膣圧が最も弱いのはレベル1で、レベルが上がるほど膣圧が強くなり、レベル5の状態の膣が最も締まりのある膣です。ただしセルフチェックのため、客観性や正確性には欠けます。また膣を傷つける恐れもあるため、セルフチェックはあくまで自己責任で行ってください。

より正確なのはクリニックでの診察ですので、心配な方は一度診察してみるとよいでしょう。

※1参照:Oxford Academic『Evaluation of Female Pelvic』

クリニックで膣圧を計測する

クリニックでは膣圧測定器で計測ができます。

膣圧の単位は「mmHG」で、10mmHG以下になると緩く30mmHG以上になると締まりが強いと判断されます。

また当院では膣圧測定機だけでなく、さまざまな項目で膣の状態をスコア化します。客観的に自分の膣がどれくらいゆるんでいるのかわかるようにお伝えいたします。

治療をして終わりではなく、どれくら変化があったか確認できるように責任をもってお伝えいたします。

当院ではより深く膣の状態をチェックします

セルフチェックでは見ることができない詳細な部分までチェックし、膣の状態を確認します。

チェック項目

1.膣の弾力
2.帯下(おりもの)の分泌量
3.粘膜の強度
4.粘膜の色 etc.(上記などから膣の健康度合いをスコア化)
5.筋肉の動き
6.血流
7.尿道のぐらつき(尿漏れがある場合にはICIQ*1によるスコア化)
8.Gスポットの感度

*1:International Consultation on Incontinence Questionnaire-Short Form(国際尿失禁会議質問票)

当院ではこのように詳細な項目で診察を行ない、患者様の膣の状態を理解します。平均とくらべ、どれだけゆるいのか、数値客観的にわかるため安心です。またゆるみだけでなく、膣の乾燥度合い、感度などさまざまな項目で膣の状態を知ることができます。

膣がゆるむ原因

世の中の偏見として、「たくさんセックスをしているから膣がゆるい」「膣の締まりが良い子は経験が少ない」といったものがありますが、これは正しくありません。

膣のゆるみの原因は主に5つあります。

1.加齢
2.運動不足
3.肥満体型
4.出産の経験
5.低用量ピルの長期服用

それぞれ解説していきます。

1.加齢

膣の粘膜にもコラーゲンは存在します。そのコラーゲンが年齢と共に減少することで、弾力がなくなっていきます。

膣壁のひだも年々平らになっていくため、顔の頬と同様に薄く硬くなっていくのです。

また、年齢により膣や尿道を絞める筋肉が弱まると、ゆるみや尿漏れの原因になります。

2.運動不足

膣は骨盤底筋という筋肉に囲まれています。この骨盤底筋という筋肉を使って膣や尿道を絞めることができます。

この骨盤底筋の筋力が低下すると、膣圧も低下し、ゆるみ、尿漏れ、お湯漏れに繋がります。

この筋肉は腕や足の様に意識して動かすことが出来ないため、トレーニングするのは難しい筋肉です。ですので、日頃の運動が足りていないと、通常より早く膣の筋肉が低下してしまいます。

3.肥満体系

太りすぎて下腹部に脂肪がついてくると、骨盤底筋群に負担がかかり、筋肉が伸びてしまいます。

これが膣のゆるみの原因になってしまいまうことがあります。

4.出産

出産後に膣のゆるみを感じる方は多いです。

妊娠をした際に、赤ちゃんや子宮は先ほども書いた骨盤底筋群によって支えられています。

赤ちゃんが成長するにつれて、骨盤底筋群の負担は大きくなり、筋肉が引き延ばされていきます。

出産後、筋肉は元に戻りますが、完全には戻らない場合も多く、ゆるみの原因となってしまうことがあります

5.低用量ピルの長期服用

低用量ピルを長期間服用している場合、低エストロゲンの状態になっている可能性があります。

低エストロゲンの状態では、コラーゲンが減少し厚みのない膣壁になるため、空洞化が進み膣の奥がゆるいといった症状を引き起こします。

膣のゆるみによる症状

膣がゆるむと次の様な症状がみられるようになります。

  • パートナーから膣の締まりが悪いと指摘された
  • 出産で膣がゆるんだ気がする
  • セックスが気持ちいいと感じない
  • くしゃみでお腹に力が入ると尿漏れする
  • 膣に空気やお風呂の湯が入りやすい、漏れる
  • タンポンが漏れやすい
  • 更年期(閉経)により、感度が下がった
  • 若いころのように膣の締まりがない



上記に該当される方は、膣がゆるんでいる可能性がありますので、後ほど紹介する膣トレや、クリニックで治療を行い改善しましょう。

膣のゆるみはほうっておくとどうなる?

膣のゆるみは放っておいても治るものではありません。

むしろ、最初はひどくなかった尿漏れも些細なタイミングで毎回漏れるようになってきた、という風に悪化していく可能性もあります。

また骨盤底筋という筋肉の弱体化によるゆるみは、ほうっておくと悪化していき、最悪の場合膣から子宮がでてくる「子宮脱」という症状を引き起こす可能性もあります。

子宮脱は日本では女性の10人に一人に症状があるといわれています。

当院での膣の引き締め治療

当院では膣のゆるみに対して、8種類以上の治療から患者様にあった治療を選択いたします。

膣縮小手術(外科的な治療)

ゆるみを根本的に解決したい方におすすめの「膣縮小手術」です。膣癖形成とも呼ばれており、会陰部や会陰小帯を切除し、粘膜を除去、膣粘膜や筋層を剥離して縫合することで、たるんだ筋肉を寄せて、膣のゆるみを改善する手術です。

根本から症状の解消ができ、その効果は半永久的です。

当院では次の2つの治療を行っています。

  • メスを使った治療(入り口の引き締め)
  • レーザーを使った治療|LVR(奥まで引き締めることが可能)

 

特にLVRはアメリカ、ビバリーヒルズで治療ライセンスを取得した院長だからこそ行える治療です。他クリニックでは行っていない場合も多いためご注意ください。

機器による治療(レーザー、ハイフなど)

venushifu

機器による引き締めです。レーザーでの治療はレーザーを照射し、コラーゲンの促進を促し膣の引き締めをします。当院では5種の機器を取り揃えており、一人一人の膣のゆるみ具合によって提供する機器を変えています。

また当院では日本で初めて、ヴィーナスハイフ、インティマレーザーといった治療機器を導入してきました。そのため多くの治療実績があり、より患者様によりそった治療を行うことができます。

当院では次の5つの治療を行っています。

 

自分に合った治療法を選択することで早期に症状を改善することができます
特に院長はインティマレーザー指導医の資格をもち、他のクリニックに指導、普及を行っているため、より効果的な治療を受けることが可能です。

ヒアルロン酸による治療

フィラー注入

初めて膣の引き締め治療を行う方が選択することの多い治療です。膣にヒアルロン酸を入れることで、膣を狭くすることができます。入れた分だけ狭くなるため、すぐに効果を感じやすいことが特徴です。

当院ではヒアルロン酸に加えて、パールフィラーも取り扱っています。

  • オリジナルハイドロフィラー
  • プレミアムボリュームフィラー
  • 韓国式パールフィラー

それぞれの治療はこちらのページで詳しく解説しておりますのでご確認ください。
ヒアルロン酸注入について詳しくみてみる

当院では感度アップの治療も行っております

gショット
当院ではGショットという女性の性感帯の一つであるGスポットにヒアルロン酸を注入し、隆起を作ることによって女性自身の感度をアップさせる治療も行っています。

局所麻酔での処置になり、特殊な器械による簡単なお注射ですので、数分で処置は済みます。

ヒアルロン酸は時間とともに体内に吸収されていきますので、維持したい場合には半年程度あけて再度注入する必要があります。

ゆるみを改善できる膣トレーニング

膣のゆるみを改善する方法の1つに膣トレーニングがあります。

道具を使って行うもの、自分だけで行うものがあるため、それぞれ消化します。

膣トレーニング(膣トレ)

膣トレーニングはいわゆる膣トレと言われるものです。特にケーゲル体操などは有名なトレーニングです。

ゲーゲル体操

1:仰向けになって膝を楽な状態に曲げる
2:両足を肩幅程度に開く
3:おしりにキュッと力をいれ、骨盤底筋を締める
4:4秒間ほど維持した後ゆるませる
5:これを10回連続続ける

締める時間を少しずつ伸ばしていき最終的には10秒間できるまでやれるようにしましょう。

グッズを使った膣トレ

何も使わずにトレーニングを行うのも効果的ですが、膣トレグッズを使ったトレーニングも効果的です。

近年さまざまな膣トレグッズが各社より販売されていますが、定番といえばインナーボールです。インナーボールを利用して膣トレを行うことでより膣をしめる感覚がつかみやすくなります。

インナーボールの使い方

1:力を抜いてインナーボールを挿入する
2:まずは1つ、慣れたら2つ入れる
3:ボールを入れた状態で下腹部に力を入れる
4:10分間程度挿入したままにする

インナーボールを使用した後は菌が繁殖するため、必ず洗い乾燥させるようにしましょう。

またインナーボールは直径35mm以下の日本人女性向けに作られたアイテムがおすすめです。

膣トレは数ヶ月がかかるためすぐに効果を出したい方は治療による改善も選択肢に入れましょう

膣トレの効果が出るのは3ヶ月以上継続して行った際です。そのため、すぐに効果を出したい場合は注意が必要です。

クリニックでの治療は、費用はかかりますがすぐに改善が期待できます。膣トレをする時間がない、膣トレを継続して行える自信がない方は、治療による改善も選択肢に入れると良いでしょう。

トレーニングで改善されないゆるみは治療が必要

膣トレは、骨盤底筋といった筋肉のゆるみが原因で膣がゆるくなっている場合に効果的です。膣の粘膜が薄くなっており、膣の奥(内腔)が広がっている場合は膣トレによって改善しない場合もあります。

この場合コラーゲンの減少により膣壁が薄くなっていることが原因のため、膣を囲んでいる筋肉を鍛えても、膣を締めることはできません。そういった場合は、クリニックでの治療が必要です。

どの治療が一番効果的??

実は全員に共通して効果的な治療はありません。筋肉のゆるみが原因の場合もあれば、ホルモンの減少が原因の場合もあります。

そのためまずはクリニックで膣の状態を見てもらい、膣の状態にあった治療を選ぶことをおすすめします。

診察の上複合的に判断し、最も適した治療をご提案

当院では、まずはさまざまな項目で診察を行ない、患者様の膣の状態を理解したうえで、ご予算や許容可能なダウンタイム、日常生活やお仕事での体の動かし度合い、性生活の頻度、パートナーとの関係性なども治療法の選択に考慮致します。

自分だけで決めると遠回りするケースも

治療はまずご自身の膣の状態をしっかり把握することから始まります。自分だけで治療を決めてしまうと、治療をして思った効果が得られるまでに遠回りしてしまう患者様もいらっしゃいます。

実際に他院で治療した際に効果を得られなかった例

40代女性(経膣分娩で2人出産)
ゆるみが気になり、ネットでみたヒアルロン酸注射が手軽に出来ると思い施術(150万円)その後思った効果が得られず別な病院で膣縮小手術(90万円)(手術により先に入れたヒアルロン酸は全て流出)
手術では効果を感じられたが、やはり感度や密着感がたりないと思い当院を受診。粘膜の菲薄化、膣の硬化が見られたため、当院でサーミVAやインティマレーザーを駆使し膣内をふっくらさせるための治療を現在継続中です。

膣の状態にあった治療をしないと、治療費が余分にかかってしまうこともあります。必ず医師に膣の状態を確認してもらったうえで、最適な治療を選択することをおすすめします。

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院長 みつゆき みどり

よくあるゆるみの勘違い

回数が多いとゆるみにつながる?

セックスの回数が多いと、膣のゆるみにつながってしまうのではないか?と考えの方も多くいらっしゃると思いますが、性行為の回数と膣のゆるみには関係がありません。

膣は男性器を入れた後に、もとの形に戻るようになっています。またオーガズム時には膣の筋肉が強く収縮するため、むしろオーガズム経験のある女性の方が膣を動かせるようになります。

相手がイケないのはゆるみのせい?

行為中相手がイケない場合、「自分の膣がゆるいからなのではないか」と不安になることでしょう。

しかし、それは膣がゆるいことが原因ではない可能性も十分になります。相手のまちがったマスターベーションによる感度の低下も可能性としては十分にあります。マスターベーションをするさいに強く握りすぎていたり、床を使いマスターベーションを行っていたりと、強い刺激でないとイケない様になっている可能性があります。

そのため相手がイケないのは自分のせいだと自分を責めないでくださいね。

当院はデリケートゾーンに特化したクリニックです

doctor

当院はデリケートを専門で扱っている日本全国でも珍しいクリニックです。全国に技術指導を行う女性院長自ら、カウンセリングからアフターケアまで一貫した治療を行います。専門的な視点はもちろんですが、患者様お一人ずつに寄り添った治療を心掛けています。

またデリケートな悩みも多いので、当院ではご予約された方の完全貸切にして、プライバシーに徹底的に配慮しています。
膣縮小治療をご希望の患者様は、どうぞ安心して当院にいらしてください。


記事監修者

美容婦人科の先進国であるアメリカ、ビバリーヒルズにおいてレーザーによる膣の引き締め手術やレーザーを用いた女性器形成のライセンスを日本人女医として初めて習得。日本人向けに改良すると共に、より専門的に女性特有のお悩みを解決するため美容婦人科専門クリニックを開業。

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※当院の治療はすべて保険適用外となっています。


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