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性交痛【痛くて入らない】


性行為の際、挿入をしたらヒリヒリとした痛み、締めつけるような痛み、鋭い痛みなどを感じることはありませんか?

このページでは、「性交痛の基本」「性交痛の治し方」について解説していきます。

性交痛のポイント

  • 膣の入り口で感じる痛みと、膣の奥で感じる痛みがある
  • 膣内のうるおいが不足していると痛みを感じやすい
  • レーザー照射や手術をすることで性交痛が改善される

性交痛とは?

性交渉の際に「痛くて入らない」、「入っても痛い」と感じること

性交痛とは、性交渉(セックス)のときに、「痛くてはいらない」「入っても痛い」といった痛みの総称を指し、10代~60代と幅広い年代の方が性交痛で悩んでいます。

ヒリヒリとした痛み、締めつけるような痛み、鋭い痛みなどを感じることがあります。

最近では、性交痛を和らげるリューブゼリーなどの潤滑ゼリーも販売されていますが、それでも痛みを緩和できずに悩んでいる方は多くいらっしゃいます。

性交痛の原因はさまざま

痛みを感じる主な部分には、外陰部や陰唇などの膣の入り口付近と膣の奥の2か所があり、それぞれ「入口部性交痛」、「深部性交痛」と呼ばれており、それぞれ痛みの原因があります。

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入り口付近の痛み(入口部性交痛)

入口部性交痛

入り口付近が痛む原因は、処女膜強靭症や膣の炎症、トラウマなどの精神的な恐怖、緊張などが原因となって引き起こされることが多いです。

● 原因その1:処女膜強靭症
通常、処女膜は初めてのセックスで破れますが、生まれつき処女膜が厚くて固い「処女膜強靭症」という体質を持っている女性もいます。
そのためセックスをしても簡単に処女膜を破ることができず、毎回セックスの時に痛みを感じる症状がみられます。

● 原因その2:膣内の炎症やけが
性感染症が原因で、膣内や外陰部が炎症を起こし痛みを感じることがあります。
炎症が続くと膣粘膜が萎縮し、痛みが続いてしまうことがありますので、炎症は早めに治すようにしましょう。
また、コンドームの材質によるアレルギー反応を起こしていることがあります。
その場合は使用をやめ、医師に診てもらうようにしましょう。

● 原因その3:疲れやストレスなどの心的要因
痛みの原因は心的要因のこともあります。
例えば、セックスに何かしらの不安がある・セックスに対するトラウマやストレスがあると、それが原因となって痛みを引き起こしてしまいます。
パートナーに不安や不満など話し、セックスを楽しめるよう環境作りをしていくのが大切です。

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膣の奥の痛み(深部性交痛)

深部性交痛

膣の奥で痛みを感じる場合は、子宮筋腫、卵巣腫瘍、子宮内膜症などの婦人科系の病気が潜んでいる可能性があります。

放っておくと、大掛かりな治療が必要となったりする場合があるので要注意です。

クリニックで診察を受けて性交痛の原因を正確に把握し、それに合わせた治療を受けるようにしましょう。

更年期と性交痛の関係

潤い不足

40代半ばから50代半ばにかけての性交痛のご相談も多く受けております。
いわゆる「更年期」を迎えたことにより、女性ホルモンであるエストロゲンが減少、膣内の潤いが少なくなり性交痛を感じてしまいます。

本来女性ホルモン(エストロゲン) は卵巣から分泌されて、膣の弾力や潤いを与えてくれる働きがありますが、
分泌量が減少すると、膣粘膜が乾燥したり固くなったりして摩擦による痛みが生じることがあります。

しかし、更年期の方だけが乾燥するわけではなく、出産直後の方や若い方でもありえることです。
女性の体はデリケートなので、ちょっとした生活習慣の変化やストレスを感じてしまうと膣内のうるおいに影響を及ぼしてしまいます。

こうした症状には、インティマレーザーなど手術を伴わない治療で、大きく改善することがあります。

性交痛の治し方

・レーザーの治療や手術を行い、根本的に治療する
・リューブゼリー等の潤滑ゼリーを使用して、痛みを和らげる

性交痛を治すには、クリニックにて根本的に治療する方法と、自宅で痛みを和らげることができる方法とがあります。

クリニックでの根本的治療

入るけど痛みを感じる場合には、膣内の潤いが足りていないことが原因とされることが多いです。
これを解消するには、「インティマレーザー/Vタイトニング」での治療が良いでしょう。

メスを使った手術ではないので、体への負担を少なくすることが可能です。
レーザーを膣内に照射することで、膣の細胞を活性化して弾力性を向上させます。

膣壁に弾力をつけることで、乾燥しにくい環境を整えていく治療です。
インティマレーザーは、膣粘膜の深い層にまでエネルギーが届き、小陰唇や膣の入り口~奥までの広い範囲を施術することが可能です。

インティマレーザー/Vタイトニングで解決できること

● 性交痛の改善
● 挿入の際のヒリヒリがなくなる
● 膣が乾燥しにくくなる
● 膣の潤いアップ
● 膣内環境が改善される
● 女性器まわりのにおいやおりものが改善される

治療中の痛みや治療後の注意

施術自体は約15分で終わり、施術中も痛みを感じることはほぼありません。(麻酔クリームを使用します)

施術後も、シャワーは当日から可能で、入浴も翌日からで問題ありません。性交渉は3日後からをお願いしていますが、それ以外の制限はありません。

施術後の行動については、どのような動きがOKでどのような動きがNGかを細かく説明をさせていただきますので、ご安心ください。

手術での治療も可能です

痛くて入らない場合は、処女膜が厚くて硬い処女膜強靭症の可能性があります。
処女膜切開術」で厚くて硬い処女膜を切開し、膣の入り口を少し広げることで性交痛の症状を改善します。

この手術ではリラックス麻酔(静脈麻酔や局所麻酔)を使用するため、全く痛みを感じることなく治療を受けていただくことが可能です。

手術後は、吸収糸と呼ばれる溶ける糸が縫合しているため基本的には抜糸の必要はなく、術後の検診で問題なければすぐに性行為(セックス)が可能になります。

処女膜切開術で解決できること

● 挿入が困難なほどの痛みが改善される
● 毎回の性交時での強い痛みが改善される

治療中の痛みや治療後の注意

静脈麻酔と局所麻酔を使用するため、全く痛みを感じることなく治療をうけていただくことができ、手術自体は約15で完了します。

手術後はシャワーを翌日から、入浴を7日目から、性交渉は7日~1か月からをお願いしています。

また、血液がにじむ可能性があるため、3~4日はナプキンを当てていただきます。
ナプキンに血液が滲む間は、激しい運動や過度の飲酒は控えた方が良いですが、基本的に日常生活は通常通り送ることができ、翌日からお仕事に行かれる方も多いです。

こちらの治療も、術後の行動についてどのような動きがOKでどのような動きがNGかを細かく説明をさせていただきますので、ご安心ください。

性交痛の治療費用

性交痛治療の費用は以下のとおりです。

インティマレーザー(Vタイトニング) 【1回】 198,000円(税込 217,000円)
(膣引き締め,入り口~奥まで全体) 【2回目以降】 160,000円(税込 176,000円)
処女膜切開術 210,000円(税込 231,000円)~
(処女膜強靭症のレベルにより)

※当院では、クレジットカード・医療ローンのご利用が可能です。

リューブゼリーで痛みを和らげる

リューブゼリー

リューブゼリーは、性交痛を緩和させるアイテムで、当院でもおすすめしている潤滑ゼリーです。

体への安全性に徹底配慮して作られているため、安心して使用することができます。
性行為の直前に膣へ塗っておくと、自然な濡れを出再現することができます。

「たまに痛くて入らないことがある」
「初めから痛みを感じたくない」

このように感じている方は、リューブゼリーを使用するだけでも効果があるでしょう。

ただし、ずっと使い続けるのが億劫な方は根本的な治療をすることをおすすめします。
当院では、「入るけど痛みを感じる」「痛くて入らない」など患者様の状態に合わせて適切な治療を提案しています。

性交痛に関するQ&A

性交痛について、よくいただく質問をまとめました。
もちろん、これ以外にも疑問点・不安な点がありましたらお気軽にご相談ください。

痛くて全く入らない場合は、「処女膜強靭症」が疑われます。処女膜強靭症にもいくつかのレベルがあり、サイズによっては挿入可能な場合もあれば、全く挿入が出来ないという場合もあります。処女膜の靭帯を外科的に切開することでスムーズな挿入が可能になります。診察では外側からみることと、軽く押してつっぱりを診るくらいですのでほとんど痛みはありません。

年齢に関係なく、ホルモンバランスの乱れにより膣内のコラーゲンが低下したり、膣内の善玉菌とも呼ばれるデーデルライン桿菌の量が減少したりするケースがあります。膣のうるおい不足には原因があるので、一度診察にいらっしゃってください。予約の際はなるべく生理日をお避け下さい。

ヒリヒリするような痛みでしたら膣の粘膜自体が薄く弱くなっているかもしれませんが、入り口部分の痛みということですので処女膜靭帯に問題がないかどうかもチェックすることをおすすめします。手術まで必要か、レーザーなどの手術でない治療で改善するかどうか診察でわかるので、一度ご相談ください。

性交痛は我慢しなくて良いもの

女医

性交痛はとてもデリケートなお悩みであり、特に女性は痛みを感じていてもなかなかパートナーに言えず、1人で抱えてしまう方が多いです。

しかし、我慢を続けてしまうと性交渉が億劫になったり、恐怖心を抱いたりする可能性がありますので、決して1人で我慢しないでください。

痛みを感じる部分は人それぞれであり、症状や痛みの場所も異なります。

痛くてそもそも入らなかったり、激痛でどこが痛いかも分からない場合もあれば、一方で、挿入はできるけど膣の入り口部分がいつも痛みを感じたり、ヒダ(小陰唇)が中に巻き込まれて引っ張られて痛いというケースも考えられます。

ほかに、挿入できても性行為の時間が長くなると、入り口部分がヒリヒリしてストレスを感じるようになったり、性行為の後に尿がしみたり、ピンク色のおりものがでる症状もあります。

様々な症状があるので、まずは一度カウンセリングにいらしていただき、細かい症状や痛みの場所をお伺いできればと思います。

そのあと、あなたに合った適切な治療をご提案していきます。無理に治療を受けてもらうようなことはしませんので、ご安心ください。

性交痛でお悩みの方はこちらのサイトもチェック

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性交痛の原因は様々ですので、正しい対策をすることが大切です。
原因がわからないうちに自己流の対策をするとさらに悪化する可能性があるので、まずは当院へカウンセリングにいらしてみてください。

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※当院の治療はすべて保険適用外となっています。


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