性交痛で奥が痛むと悩む方へ!原因と解消法を3つ詳しく解説!

「久しぶりに挿入したら奥が痛い」
「性行為時に今まで感じたことのない痛みがある」
体の中で痛みを感じると何か悪いところがあるのでは?と不安になりますよね。
本記事では、

を解説しています。
最後まで読んで、あなたの悩みが改善する手助けになれば幸いです。

性交痛とは?

性交痛とは、性行為の挿入時に膣に痛みを感じることを言います。

痛みの強さや位置については個人差がありますが、主に下記の2つに分けられます。

膣の入口は、濡れないことが原因でヒリヒリしてしまう、痛くて入らないなどの症状が挙げられます。

膣の奥は、ピストン運動と連動して膣の奥がズキンズキンとした痛みを感じます。
人によっては激痛を感じることもあり、パートナーとの大切なコミュニケーションの場でもある、性行為自体が嫌になってしまうかもしれません。

また、性交痛の奥の痛みには、病気が隠れていることもあるので、早めの受診がおすすめです。
ここからは、性交痛のなかでも奥の痛みについて詳しく解説します。

性交痛で奥が痛む5つの原因

性交痛で奥が痛む原因は様々ありますが、ここでは5つ紹介します。

更年期などによる女性ホルモンの減少

膣の潤いを保つためには、女性ホルモンの働きが大切です。
女性ホルモンは、エストロゲンとプロゲステロンなどの主に卵巣で作られるホルモンのことをいいます。

性的興奮が高まると、膣の粘膜から粘液が出て潤います。
このような粘液を出すために、膣の潤いを保つ働きをしているのがエストロゲンです。

しかし、疲れや睡眠不足の影響からホルモンバランスの乱れや、更年期などにより女性ホルモンそのものが減少してしまうことで膣の潤い不足を引き起こします。
膣が濡れていない状態での挿入は、性器を傷つけ、性交痛の原因となります。

膣の奥が炎症している

膣の奥が炎症していると、挿入し奥に触れたときに痛みを感じることがあります。

膣の奥に炎症を引き起こす原因は、主に膣炎で、トリコモナス膣炎やガンジタ膣炎などです。
このような膣炎の症状には外陰部の痒みやおりものの変化などもあるため、自分でも気付きやすいかもしれません。

上記のような症状と合わせて、性交する際に膣の奥で痛みを感じたら、膣炎の可能性があります。
膣炎は感染だけでなく、きつい下着やナプキンの長時間着用によるムレや不衛生からでも発症することもあります。

緊張やストレス等の心的要因

体の疲れや睡眠不足から女性ホルモンのバランスが崩れて濡れないということもありますが、体だけでなく心の状態も重要です。
性交への抵抗感や日々のストレス、心がリラックスできていないと受け入れ準備ができず、膣が乾燥したままだったり、筋肉が固くなってしまい性交痛に繋がります。

こうなると、セックスを行ってもまた痛いかもしれないという思いから、ますますセックスが億劫になってしまうという悪循環に陥ってしまうかもしれません。
心身ともにリラックスできる環境を整えましょう。

前戯が不十分・身体の相性が合わない

前戯やテクニックが不十分で性的興奮が高まらないことも、性交痛を感じる原因の1つです。
女性は、愛撫の仕方や言葉からも気分が乗ったり乗らなかったりします。

パートナーの触れ方や態度から性的興奮が高まらないと、膣から粘液が分泌されません。
また、膣が狭い女性に対して大きさの合わないペニスを奥まで勢いよく突くと、シンプルに痛いです。
奥まで挿入しなくてもパートナーと気持ちよくなれるおすすめの体位を紹介します。

【正常位で深さを調整する】
上にいる相手の腰を両手で支え、ゆっくり挿入してもらい、痛みが出たら腰を支えている手に力を入れましょう。
どこまで入れたら痛いかが具体的に分かり、お互い安心して楽しめます。
また、腰に両足を絡ませることで痛みを伝えることもできます。

【添い寝バック】
2人共横向きに寝て、後ろから挿入すると浅くなり、密着感も得やすくなります。

【うつ伏せバック】
女性は両足を伸ばしてうつ伏せになり、パートナーは相手の背中に覆いかぶさるように密着して挿入します。
お尻の厚みによって浅めの挿入になります。

【スローインサート騎乗位】
女性が上になり、ペニスの根元部分を持ってゆっくりと挿入していきます。
女性主導で動けるので、痛みへの不安感なども軽減されます。

婦人科系の病気

膣の奥が痛い場合、婦人科系の病気も疑いましょう。
膣の奥を刺激することで子宮や卵巣にある病気が痛んでいる可能性があります。

考えられる病気として下記が挙げられます。

子宮内膜症

通常、子宮の内膜は増殖し、はがれ落ちて生理のときに出血として体の外に出ます。
子宮内膜症は、子宮で増殖している内膜の組織が他の場所でできてしまう病気です。
他の場所では、はがれ落ちた内膜を外に出せずに溜まってしまうために、いろいろな症状を引き起こします。
性交痛もその1つです。

子宮筋腫

子宮筋腫は、子宮の壁の1部がコブのような腫瘍に変化する病気です。
しかし、子宮にできる腫瘍は良性で、悪性腫瘍のように命にかかわる病気ではありません。
子宮のいろいろな場所にできるため、場所によって症状が違います。
子宮口近くにできることもあり、腫瘍が膣に飛び出してしまい、挿入時に膣の奥で接触して性交痛を引き起こします。

卵巣腫瘍

卵巣腫瘍は、卵巣に腫瘍ができる病気のことです。
腫瘍が小さいときはほとんど自覚症状はないですが、大きくなると下腹部や腰に痛みを覚えます。
腫瘍が他の臓器を圧迫しているところに、性行為をすることで奥に痛みを感じやすくなります。

性交痛を解消する3つの方法

久しぶりにできたパートナーとの大切なコミュニケーションの場であるセックスも、性交痛があると嫌になってしまいますよね。
ここでは、性交痛の解決方法を紹介します。

潤滑ゼリーで潤いを与える

更年期や心理的要因など、様々な理由で膣の潤い不足が起きます。
そんなときは、潤滑ゼリーを使ってみましょう。

潤滑ゼリーを膣の入口や中に塗ったり、ペニスに塗ることで挿入時の滑りを良くして、潤い不足からくる痛みを解消できます。
潤滑ゼリーは膣内に塗ることもあるため、安心安全なものを使用しましょう。

ここでおすすめするのは、リューブゼリーです。
膣内に悪影響のない成分を使用し、体の安全を考慮して作られています。
容器から出したときはジェル状で、塗りやすく挿入時にはサラサラするので、自然な使用感となっています。