性交痛で奥の痛みに悩む方へ!原因と治し方3つを詳しく解説!

 

「久しぶりに挿入したら奥が痛い」
「性行為時に今まで感じたことのない痛みがある」
行為中今までに感じたことのない痛みを感じると不安になりますよね。

女性のデリケートゾーンに特化した美容婦人科を日本で初めて導入して以来、多くの患者様から性交痛に関するご相談を受けてきました。今回は性交痛で奥が痛む原因、性交痛の解消法、受診の目安を解説いたします。あなたの悩みが改善する手助けになれば幸いです。

Lady Doctor

院長 みつゆき みどり

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膣の奥がズキズキと痛む性交痛

性交痛とは、性行為の挿入時に膣に痛みを感じることを言います。

痛みの強さや位置については個人差がありますが、主に下記の2つに分けられます。

膣の入口は、濡れないことが原因でヒリヒリしてしまう、痛くて入らないなどの症状が挙げられます。

膣の奥は、ピストン運動と連動して膣の奥がズキンズキンとした痛みを感じます。
人によっては激痛を感じることもあり、パートナーとの大切なコミュニケーションの場でもある、性行為自体が嫌になってしまうかもしれません。

また、性交痛の奥の痛みには、病気が隠れていることもあるので、早めの受診がおすすめです。
ここからは、性交痛のなかでも奥の痛みについて詳しく解説します。

性交痛で奥が痛む6つの原因

性交痛で奥が痛む原因は様々ありますが、ここでは6つ紹介します。

更年期などによる女性ホルモンの減少で濡れない

膣の潤いを保つためには、女性ホルモンの働きが大切です。
女性ホルモンは、エストロゲンとプロゲステロンなどの主に卵巣で作られるホルモンのことをいいます。

性的興奮が高まると、膣の粘膜から粘液が出て潤います。
このような粘液を出すために、膣の潤いを保つ働きをしているのがエストロゲンです。

しかし、疲れや睡眠不足の影響からくるホルモンバランスの乱れや、更年期といった加齢により女性ホルモンそのものが減少してしまうことで膣の潤い不足を引き起こします。

膣が濡れていない状態での挿入は、性器を傷つけ、性交痛の原因となります。

長期間の低用量ピルの服用・過度なダイエットによる痩せすぎ

長期間の低用量ピルの服用、過度なダイエットによる痩せすぎは低エストロゲンの状態を引き起こす可能性があります。
低エストロゲンの状態では膣のコラーゲンが減少し、膣粘膜が薄くなります。膣粘膜が薄くなると膣の萎縮を引き起こし、切れやすくなるため、行為中に出血がみられる場合もあります。

膣の奥が炎症している

膣の奥が炎症していると、挿入し奥に触れたときに痛みを感じることがあります。

膣の奥に炎症を引き起こす原因は、主に膣炎で、トリコモナス膣炎やガンジタ膣炎などです。
このような膣炎の症状には外陰部の痒みやおりものの変化などもあるため、自分でも気付きやすいかもしれません。

上記のような症状と合わせて、性交する際に膣の奥で痛みを感じたら、膣炎の可能性があります。

膣炎は感染だけでなく、きつい下着やナプキンの長時間着用によるムレや不衛生からでも発症することもあります。

緊張やストレス等の心的要因

体の疲れや睡眠不足から女性ホルモンのバランスが崩れて濡れないということもありますが、体だけでなく心の状態も重要です。

性交への抵抗感や日々のストレス、心がリラックスできていないと受け入れ準備ができず、膣が乾燥したままだったり、筋肉が固くなってしまい性交痛に繋がります。

こうなると、セックスを行ってもまた痛いかもしれないという思いから、ますますセックスが億劫になってしまうという悪循環に陥ってしまうかもしれません。

心身ともにリラックスできる環境を整えましょう。

前戯が不十分・身体の相性が合わない

前戯やテクニックが不十分で性的興奮が高まらないことも、性交痛を感じる原因の1つです。
女性は、愛撫の仕方や言葉からも気分が乗ったり乗らなかったりします。

パートナーの触れ方や態度から性的興奮が高まらないと、膣から粘液が分泌されません
また、膣が狭い女性に対して大きさの合わないペニスを奥まで勢いよく突くと、シンプルに痛いです。

婦人科系の病気

膣の奥が痛い場合、婦人科系の病気も疑いましょう。
膣の奥を刺激することで子宮や卵巣にある病気が痛んでいる可能性があります。

考えられる病気として下記が挙げられます。

子宮内膜症

通常、子宮の内膜は増殖し、はがれ落ちて生理のときに出血として体の外に出ます。

子宮内膜症は、子宮で増殖している内膜の組織が他の場所でできてしまう病気です。
他の場所では、はがれ落ちた内膜を外に出せずに溜まってしまうために、いろいろな症状を引き起こします。性交痛もその1つです。

子宮筋腫

子宮筋腫は、子宮の壁の1部がコブのような腫瘍に変化する病気です。

しかし、子宮にできる腫瘍は良性で、悪性腫瘍のように命にかかわる病気ではありません。

子宮のいろいろな場所にできるため、場所によって症状が違います。子宮口近くにできることもあり、腫瘍が膣に飛び出してしまい、挿入時に膣の奥で接触して性交痛を引き起こします。

卵巣腫瘍

卵巣腫瘍は、卵巣に腫瘍ができる病気のことです。

腫瘍が小さいときはほとんど自覚症状はないですが、大きくなると下腹部や腰に痛みを覚えます。

腫瘍が他の臓器を圧迫しているところに、性行為をすることで奥に痛みを感じやすくなります。

「膣のゆるみが原因で濡れない」は勘違いかも?

患者様のなかには「膣がゆるくて感じにくいから、濡れにくくなっているのではないか?」と考えている方もいらっしゃいますが、実際はそうでないことがほとんどです。

この場合、ゆるいことが原因ではなく、上述したような原因で、低エストロゲン状態になり、膣が乾燥し、濡れにくい状態になっていることが原因の可能性があります。

ゆるみの治療をしても改善されない可能性があるので、医師に相談し膣の状態をしっかりと見てもらい原因を把握するのが良いでしょう。

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奥が痛い性交痛を解消する方法

久しぶりにできたパートナーとの大切なコミュニケーションの場であるセックスも、性交痛があると嫌になってしまいますよね。

ここでは、性交痛の解決方法を紹介します。

インティマレーザー


インティマレーザーは実績がある、安全性の高いレーザー機器であり、様々な症状に合わせて治療できます。

当院のインティマレーザーは、最上位機種を使用しており、2種類のレーザーと複数の波長をつかうことにより、最新の治療が可能となっています。

性交痛の治療は、膣壁に弾力を付けることで乾燥しにくくさせる治療です。

インティマレーザーのなかでも、レノバレイスというモードで治療します。

さらに、当院のインティマレーザーでは、3Ⅾレーザーというアップグレードバージョンの治療も可能です。

3Dレーザーは、複数の波長のレーザーを照射することにより、1回の治療効果をさらに高めることができます。

またカウンセリングでしっかりと話を聞き、診断した医師が一人ひとりレーザーの当てる場所をカスタマイズし、施術を行うことで、さらに治療効果を高められます。

当院では、インティマレーザー指導医の資格を保有している院長が、カウンセリングから実際の施術まで全て行うので、世界基準のインティマレーザー治療を受けることが可能です。

当院で性交痛の悩みを根本から解決しましょう。