膣ならを膣縮小で改善 |ちならの原因と治療法を徹底解説

膣なら(チナラ)とは、膣のゆるみや骨盤底筋の低下によって、膣からオナラのような音が出る現象です。音はおならに似ていますが、ガスや悪臭はありません。

そして、膣ならは性行為中や日常生活など、様々な場面で発生することがあり、恥ずかしいと悩む女性も多いです。

そこで、本記事では、膣ならの原因と効果的な治療法について詳しく解説します。膣ならは膣縮小治療で改善できるため、適切な治療を受けて症状を改善し、日常生活で膣ならが出てしまう不安を無くしましょう。

膣ならとは?

膣ならとは、膣がゆるむことで膣内に空気が入り、その空気が抜ける際に音が出る現象です。この音は、性行為中のピストン運動や日常生活で姿勢を変える時など様々な場でに発生します。膣なら自体は、健康に直接影響を与えませんが、多くの女性がこの現象に恥ずかしさを感じ、精神的ストレスを抱える方も多いです。

特に性行為中に膣ならが発生すると、自信の喪失や性行為自体が恥ずかしく感じる、性行為を行うことが嫌に感じる方もいます。また、膣ならは、性行為中だけでなく普段の日常生活の中でも発生することがあり、周囲におならと勘違いされることもしばしばあるでしょう。そのため、膣ならを改善することで、日常生活や性行為における不安や恥ずかしさを解消できるでしょう。

膣ならの原因

膣ならは、様々な原因が考えられます。ここでは、膣ならが発生しやすい3つの原因について解説します。

  • 妊娠や出産による骨盤底筋の低下
  • 年齢による女性ホルモンの低下
  • 性行為時の体位や激しい動き

妊娠や出産による骨盤底筋の低下

妊娠や出産によって骨盤底筋が低下して膣がゆるむことで、膣ならの原因に繋がります。出産時は、膣が引き伸ばされ、多くのホルモンが分泌されて広がりますが、通常は数週間かけて元のサイズに戻ります。しかし、人によっては出産前の状態まで膣が戻らずに、ゆるみが生じている方がいます。そして、このゆるみが改善されずに進行してしまうと、様々な場面で膣ならが発生しやすくなります。

年齢による女性ホルモンの低下

一般的に、40歳を過ぎて更年期に入ると女性ホルモン(エストロゲン・卵胞ホルモン)が減少し、筋肉が衰えて膣がゆるみやすくなります。ホルモンの低下によって膣がゆるむことで、膣ならが発生しやすい状況を生んでいます。ハリや弾力を保つホルモンが減少すると、膣壁もハリや弾力を失い、ゆるみや乾燥などの膣に様々な不調が現れます。また、ホルモンの減少で膣内の菌バランスが崩れ、ガスが発生し、臭いを伴う膣ならが起こることもあります。ホルモンの減少による膣ならは、適切な治療を行うことで軽減できるでしょう。

性行為時の体位や激しい動き

性行為中に膣ならが発生する主な原因は、ピストン運動によって膣内に空気が入り込むことです。男性器を抜くタイミングで一緒に膣内の空気が抜けることで、膣ならが発生することがあります。特に激しいピストン運動や体位を変えるとき、足を大きく広げたときなど、膣ならが発生しやすいです。また、分泌量が多い女性は膣内の空気が抜ける際に音が大きくなりやすいため、膣ならが出やすいと言われています。

膣ならを放置した場合のリスク

膣ならの原因である骨盤底筋の低下による膣のゆるみを放置した場合は、骨盤臓器脱など他の症状にも繋がる恐れがあります。ごく稀ですが、直腸膣瘻(ちょくちょうちつろう)のような病状も考えられます。直腸膣瘻は、直腸と膣が瘻孔でつながる状態で、女性にのみ発生する疾患です。頻度は非常に少ないですが、膣への便やガスの漏れ、尿漏れ、便漏れ、性交障害などの様々な症状が現れます。

また、骨盤臓器脱などは、日常生活に大きな支障をきたすだけでなく、ストレスを抱えてひとりで悩んでしまう方もいるでしょう。そのため、膣ならは放置をせずに、深刻な病状になる前に早めに診察を行うことが大切です。

膣ならの効果的な治療方法

膣ならでお悩みの方には、膣縮小がおすすめです。ここでは、それぞれの特徴や期待できる効果などを詳しく解説します。

  • レーザーによる治療
  • 注入タイプの治療
  • 外科手術による治療

レーザーなどの機器による治療

レーザー治療はダウンタイムが少なく、膣を手軽に引き締めて膣ならを改善するおすすめの治療です。代表的なレーザー機器には、ヴィーナスハイフ、サーミVA、ビビーブがあります。ヴィーナスハイフは膣を引き締め、膣ならを改善すると同時に、尿漏れにも効果的な治療法です。サーミVAは膣のゆるみだけでなく、小陰唇や大陰唇のたるみなど、アンチエイジング効果があります。ビビーブは膣の引き締めや尿漏れを防ぎ、性交時の感度向上も期待できます。これらのレーザー治療は、膣ならを改善すると同時に様々な膣の悩みを改善できます。

注入タイプの治療

注入タイプの治療には、脂肪注入とフィラーの2種類があります。脂肪注入は、自身の余分な脂肪を採取し、膣の粘膜に注入して膣内を狭くして膣ならを改善する治療になります。自分の脂肪を使用するため、安心・安全です。また、定着した脂肪は吸収されず、一度の注入で効果が持続します。脂肪注入は、頻繁に通院が難しい方の膣なら改善におすすめです。

一方、フィラー治療は、膣内のゆるみや形に合わせてヒアルロン酸を注入し、ゆるみを改善して膣ならを防ぐ治療です。膣内全体に注入はできないですが、短時間で確実な効果が得られるでしょう。

外科手術による治療

外科手術による膣ならの治療には、メスを使用した膣縮小手術とLVRの2種類があります。メスを使用した手術は、膣を根本から引き締め、膣ならや尿漏れを改善します。ゆるみの程度に応じて、膣の入り口付近を切開して縫合するなど、治療方法が異なります。膣の状態を若い頃や出産前の状態に戻したい方におすすめの治療法です。

一方、LVRはレーザーを使用した外科手術で、子宮口の手前まで膣を引き締めることができ、膣ならの改善に効果的です。LVRでは筋肉と粘膜を縫い縮めるため、膣を奥側から根本的に引き締められます。ダメージも最小限に抑えた治療で、悩みや症状の程度に応じたオーダーメイド治療が可能です。

セルフで簡単にできる膣トレ

膣ならの改善には、様々な治療法がありますが、セルフでも改善することが可能です。ここでは、自宅でも簡単にできる、セルフケアについてご紹介します。

  • 骨盤底筋を鍛えるケーゲル体操
  • ダイエット効果もあるスクワット

骨盤底筋を鍛えるケーゲル体操

ケーゲル体操は、簡単に骨盤底筋を鍛えて、膣ならの改善に効果的なセルフケアです。座っている時や立っている時、横になっている時など、いつでも手軽にできます。やり方は、おしっこを我慢する時のように尿道や肛門、膣を締めて5〜10秒キープして、その後ゆるめます。これを1日3〜5セット行うようにしましょう。

骨盤底筋を引き締める感覚が掴めたら、10秒間締めて、10秒間ゆるめる動作を20回1セットとして1日に数セット行うとさらに効果的です。ケーゲル体操は、通勤中や電車の中でもできるため、忙しい方にもおすすめの方法になります。

ダイエット効果もあるスクワット

スクワットは、下半身の大きな筋肉を鍛えて基礎代謝を高め、膣ならの改善やダイエットに効果のある方法です。やり方はとても簡単で、まず、両脚を肩幅よりも広く開き、上体を前に傾けます。そしてお尻を後ろに突き出し、太ももが床と平行になるまで腰を深く曲げます。最後に、ゆっくりと元の姿勢に戻ります。この3ステップを1日3〜4セット、それぞれ3〜5回程度行うといいでしょう。

ここで注意点としては、腰をまっすぐに保ち、膝がつま先よりも前に出ないようにすることです。膣を引き締めて膣ならを改善し、自信を取り戻しましょう。

まとめ

膣ならは、膣のゆるみによって起こるおならのような音の現象であり、性行為や日常生活など様々な場面で発生する自然現象です。膣縮小やセルフケアなどを通じて、膣ならを改善することで、デリケートゾーンの悩みや恥ずかしさなどを改善できます。当院は、女性限定の完全個室対応で、プライバシーに配慮した環境を整えています。様々なデリケートな悩みに対して、一人ひとり最適な治療方法を提案しています。気になることや心配ごとなどありましたら、お気軽にご相談ください。



施術担当

インティマレーザー、ウルトラヴェラを日本で初めて導入してきた美容婦人科のパイオニア。美容婦人科の先進国であるアメリカ、ビバリーヒルズにおいてレーザーによる膣の引き締め手術やレーザーを用いた女性器形成のライセンスを日本人女医として初めて習得。その後日本人向けに改良すると共に、より専門的に女性特有のお悩みを解決するため美容婦人科専門クリニックを東京に開業。

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