膣縮小治療が気になっている女性のなかには、
・以前に比べて膣のゆるみが気になってきた
・入浴時に膣からお湯がもれるようになった
・膣縮小治療のおすすめを知りたい
このようにお考えの方もいるでしょう。
膣は、1度ゆるむと自然に元に戻ることはありません。ゆるみを解消するには、膣縮小治療を受ける必要があります。
膣縮小のおすすめの治療方法は、以下の3つです。
- 膣縮小手術
- レーザー治療
- フィラー(ヒアルロン酸)注入治療
今回は、当院がおすすめする膣縮小治療をわかりやすく解説していきます。
自分に合った膣縮小治療を知りたいと悩んでいる方は、参考にしてみてください。
いずれの方法もメリットとデメリットがあるため、理解してから治療を受けるようにしましょう。
膣がゆるむ原因
膣がゆるむ原因の多くは、出産や加齢によるものです。
出産では、胎児が産道を通る際に膣壁が引き伸ばされることが、ゆるみの原因です。
出産のほかにも、年齢を重ねるにつれて膣粘膜のコラーゲンが不足する減少や、膣や肛門、尿道を引き締める働きのある骨盤底筋の衰えも、ゆるみの原因です。
膣がゆるむと、お湯もれ以外にも、次のような症状が見られます。
・尿もれ
・膣なら(ちなら)
・性交時の感度低下
膣のゆるみを放置しておくと、骨盤臓器脱(子宮や膀胱が膣から体外に出てくる疾患)などの疾患に発展する可能性があるため、注意が必要です。
おすすめ①:膣縮小手術
膣縮小手術は、効果の高い治療方法の1つです。
施術方法とあわせて、メリットやデメリット、治療にかかる費用やおすすめする人について解説します。
膣縮小手術の施術方法
膣縮小手術は、メスを使用した外科的な治療方法です。
ゆるんだ膣粘膜や筋肉を部分的に切除し、ヒダを形成しながら膣内を縫合します。
手術によって膣壁の皮膚と筋肉を縮め、膣の広がりを狭められます。
手術中は麻酔を使用するため、手術による痛みは感じません。
麻酔により眠っているため、痛みが苦手な方でも安心して施術を受けられます。
膣縮小手術のメリット
膣縮小手術のメリットは、以下の3つです。
効果が半永久的に持続する
膣縮小手術は、手術によって膣内の形状を変えられるため、根本的に膣のゆるみを解消できます。1回の治療で、効果が半永久的に持続します。
入院の必要がない
膣縮小手術では、治療当日に帰宅できます。
手術時間も短く、1〜2時間程度です。
性交時の感度が良くなる
膣壁にヒダを形成しながら縫合するため、性行為の際、パートナーの感度が今より良くなり、満足度もアップします。
膣縮小手術のデメリット
膣縮小手術のデメリットは、以下の2つです。
1か月は性行為ができない
膣縮小手術後は、腫れや痛みなどのダウンタイムがあります。
落ち着くまでに1か月程度かかるため、その間の性行為は控える必要があります。
生理期間中や妊娠中は受けられない
生理中は、手術中に止血の確認ができない可能性があり、治療を受けられません。
妊娠中の方も、出産時に膣のゆるみが再発する場合があるため、おすすめしません。
膣縮小手術の費用
膣縮小手術の費用は、¥462,000(税込)です。
膣縮小手術はこんな人におすすめ
膣縮小手術は、以下の方におすすめです。
膣のゆるみが軽度の人
「膣の入口付近がゆるい」と感じる人のゆるみは、軽度だと言えます。
膣縮小手術によって、膣の引き締め効果を感じられるでしょう。
定期的に治療を受ける時間がない人
膣縮小手術は、1回の治療で半永久的に効果が持続するため、何度も通院する必要がありません。
治療時間を確保できない方に、おすすめです。
おすすめ②:レーザー治療
レーザー治療には、以下の2種類があります。
・レーザーによる外科的手術(LVR)
・膣内にレーザーを照射する方法
膣内にレーザーを照射する治療において、当院では「インティマレーザー」という機器を使用しています。
施術方法とあわせて、メリットやデメリット、治療にかかる費用やおすすめする人を解説します。
レーザー治療の施術方法
レーザー治療の施術方法は、以下のとおりです。
レーザーによる外科的手術(LVR)
LVR手術は、レーザーを使用して切開や縫合をおこなう治療方法です。
膣縮小手術と同じように、ゆるんだ膣粘膜や筋肉を部分的に切除し、ヒダを形成しながら縫合することで、広くなった膣内を狭められます。
膣内にレーザーを照射する方法
膣内にレーザーを照射する治療には、「インティマレーザー」が効果的です。
インティマレーザーは、レーザーで膣粘膜を加熱し、コラーゲンの生成を促進させます。
コラーゲンの増殖により膣壁の弾力が取り戻され、膣のゆるみが改善されます。
インティマレーザーは、膣縮小手術やLVR手術のように、膣粘膜を傷つけません。
なお、当院ではインティマレーザーの中でも、最上モデルである「SPダミナス」を導入しており、最新の引き締め治療が受けられます。
レーザー治療のメリット
レーザー治療のメリットは、以下の2つです。
出血が少ない
LVR手術では、レーザーによって切開するため出血量を抑えられます。
膣内にレーザーを照射する方法では、出血がほとんどありません。
膣の広範囲を治療できる
レーザー治療は、膣の奥(子宮口の手前)まで治療ができます。
また、膣の後壁とあわせて前壁も治療でき、膣をよりきつく引き締められます。
レーザー治療のデメリット
レーザー治療のデメリットは、ほかの膣縮小治療に比べ、費用が高い点です。
レーザー照射の場合、複数回の治療を受ける必要があるため、費用は高くなる傾向にあります。
レーザー治療の費用
レーザー治療の費用は、以下のとおりです。
LVR手術 | ¥770,000(税込)~ | |
---|---|---|
インティマレーザー1回目¥217,800(税込)~ | ||
2回目以降 | ¥176,000(税込)~ |
レーザー治療はこんな人におすすめ
レーザー治療は、以下の方におすすめです。
膣全体を引き締めたい人
レーザー治療は、膣全体を引き締められるため、「尿もれ」「膣なら」などの症状が気になる方におすすめです。
治療によるダメージを最小限にしたい人
インティマレーザーでは、膣粘膜を傷つけません。痛みやダウンタイムもほとんど無く、身体への負担が少ないです。
おすすめ③:フィラー(ヒアルロン酸)注入
フィラー(ヒアルロン酸)注入治療は、手軽に治療を受けられるため、希望される方が多いです。
施術方法とあわせて、メリットやデメリット、治療にかかる費用やおすすめの人を解説します。
フィラー(ヒアルロン酸)注入の施術方法
フィラー注入治療は、注射器を用いて膣粘膜にヒアルロン酸を直接注入する方法です。
ヒアルロン酸によって、ふっくらした膣になり、ゆるみを改善できます。
フィラー(ヒアルロン酸)注入のメリット
フィラー注入のメリットは、以下の2つです。
効果をすぐに感じられる
ハリや弾力のもととなるヒアルロン酸を膣内へ直接注入でき、治療当日から膣の引き締め効果が感じられます。
治療時間が短い
治療時間は、15分程度です。
ダウンタイムも数時間程度であり、日常生活も普段と同じように過ごせます。
フィラー(ヒアルロン酸)注入のデメリット
フィラー(ヒアルロン酸)注入のデメリットは、以下の2つです。
治療を継続する必要がある
ヒアルロン酸は、時間の経過とともに体内へ吸収されます。
効果の持続期間は1〜2年と言われており、定期的な治療が必要です。
トラブルが多い
ヒアルロン酸そのものは、リスクが少なく安全性も確認されていますが、医師の技術不足による施術後のトラブルが少なくありません。
膣内はとてもデリケートな部分であり、施術には専門的な知識や技術が求められます。
痛みや違和感など、施術後のトラブルを防ぐためにも、経験豊富な医師のもとで施術を受けるとよいでしょう。
フィラー(ヒアルロン酸)注入の費用
治療は、¥275,000(税込)から受けられます。
フィラーの種類により、費用は変わります。
種類は、以下の3つです。
・オリジナルハイドロフィラー
・プレミアムボリュームフィラー
・韓国式パールフィラー
費用の詳細は、こちら「フィラー注射のダウンタイム、費用について」
フィラー(ヒアルロン酸)注入はこんな人におすすめ
フィラー注入をおすすめする人は、以下のとおりです。
効果をすぐに感じたい人
フィラー注入治療では、膣壁にヒアルロン酸を直接注入することにより、ボリュームのある膣になります。
ヒアルロン酸を注入した分だけ、膣内を狭くできるため、治療後すぐに効果を感じたい方におすすめします。
手術を受けたくない人
フィラー注入治療は、短時間で受けられ、身体への負担も少ない施術です。
手術以外の方法で、膣縮小治療を受けたい方におすすめです。
まとめ
膣のゆるみが気になる方に、おすすめの膣縮小治療は、以下の3つです。
・膣縮小手術
・レーザー治療
・フィラー注入治療
おすすめの治療方法について、メリットやデメリットを確認しておきましょう。
メリット | デメリット | |
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膣縮小手術 |
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レーザー治療 |
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フィラー注入治療 |
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それぞれの治療にかかる費用は、以下のとおりです。
膣縮小手術¥462,000(税込)LVR手術¥770,000(税込)〜インティマレーザー¥217,800(税込)〜フィラー注入¥275,000(税込)〜当院では、膣縮小治療に精通している女性医師が、カウンセリングから施術までを一貫して担当しています。
「自分の症状に合った治療を受けたい」とお考えの方は、ぜひご相談ください。
施術担当
インティマレーザー、ウルトラヴェラを日本で初めて導入してきた美容婦人科のパイオニア。美容婦人科の先進国であるアメリカ、ビバリーヒルズにおいてレーザーによる膣の引き締め手術やレーザーを用いた女性器形成のライセンスを日本人女医として初めて習得。その後日本人向けに改良すると共に、より専門的に女性特有のお悩みを解決するため美容婦人科専門クリニックを東京に開業。