膣ヒアルロン酸の治療後、膣に違和感を感じる事はありませんでしょうか?
膣ヒアルロン酸は膣縮小治療のなかでも手軽に受けることができ、人気の治療です。しかし全員に対して効果がある治療ではなく、治療自体が合わない患者様もいらっしゃいます。実際に「効果がない」と感じている方も一定数いらっしゃるようです。
また適切に治療されていない場合、膣に違和感を感じることがあります。
そこで今回は膣ヒアルロン酸注入の治療が失敗してしまう場合の原因と対処について解説します。
施術担当
インティマレーザー、ウルトラヴェラを日本で初めて導入してきた美容婦人科のパイオニア。美容婦人科の先進国であるアメリカ、ビバリーヒルズにおいてレーザーによる膣の引き締め手術やレーザーを用いた女性器形成のライセンスを日本人女医として初めて習得。その後日本人向けに改良すると共に、より専門的に女性特有のお悩みを解決するため美容婦人科専門クリニックを東京に開業。
目次
膣ヒアルロン酸治療後に感じる違和感とは?
膣ヒアルロン酸注入の施術を受けた方で、以下のような違和感を感じる方がいらっしゃいます。
治療後に感じる違和感
- 膣口から塊が飛び出ている様な違和感を感じる
- 膣になにか挟まっている感じがする
- 膣の一部が外に出てきて、下着に当たり痛む
- 行為時にヒアルロン酸をいれた場所のお腹がぽこっとする
- 膣内にかゆみを感じる
通常膣ヒアルロン酸の治療では、注入後すぐは違和感を感じるかもしれませんが、すぐに元通りの生活に戻ることができます。
ダウンタイムも5~7日間性行為とタンポンの挿入を我慢していただく程度です。
そのためこのような違和感が消えずに続く場合、治療が失敗してしまっている可能性があります。
違和感が生じる原因
上述したような違和感を感じる場合、治療の失敗が疑われます。
このような失敗が引き起こされる原因としては次のようなものがあります。
ヒアルロン酸を注入する量が適切でない
注入量が適切でないと、膣がヒアルロン酸の重みに耐えきれず、下にさがってしまう場合があります。この場合、膣の一部が外に飛び出してしまうため、常に膣になにか挟まっているような違和感を感じます。また膣からでてきた部分が下着に当たり、痛いです。
また量が多いと、膣壁が引き伸ばされ薄くなりますので、この状態で性行為を行うと膣壁が破れ、ヒアルロン酸が膣内から漏れ出てしまう場合があります。
そうなるとせっかくパートナーとの性行為を少しでも良くしようと受けた治療のはずが、逆効果になってしまいます。
そもそも膣ヒアルロン酸の注入が適していない
膣ヒアルロン治療はすべての人に効果的な治療ではありません。その方の膣の状態にあった治療を行わないと、適切な効果は得られません。
もし膣のゆるみの原因が、筋肉(骨盤底筋)のゆるみであった場合、膣にヒアルロン酸を注入しても、それを支える筋肉が弱いため、十分な引き締め効果が得られません。
この状態で男性器をいれても、注入したヒアルロン酸が押し戻されてしまいます。ヒアルロン酸が押し戻されるため、引き締め効果は発揮されず、むしろ押し戻されたヒアルロン酸によりお腹がぽこっとする場合があります。
アレルギーの可能性がある
ヒアルロン酸のリスクとして、アレルギー反応が起こる可能性があります。
注入したヒアルロン酸に対して、アレルギーがある場合は施術後、蕁麻疹、血管浮腫、腫れなどの症状が現れることがあります。この場合はすぐに医師に相談するようにしましょう。
膣ヒアルロン酸治療の実際の失敗例
実際に他医院で治療を受けた後、当院に相談に来られた患者様の例を紹介します。
CASE 01:膣壁がでてきて、下着と擦れて痛い
他院で半永久的な効果のあるフィラー注射をしたが、ヒアルロン酸が徐々に飛び出してきて、下着と擦れて痛みが出るように。
違和感を感じたため、セカンドオピニオンとして当院を受診。
CASE 02:膣ヒアルロン酸では効果がでず、結局手術を受けることに
ゆるみが気になり、ネットでみたヒアルロン酸注射が手軽に出来ると思い施術(150万円)その後思った効果が得られず別の病院で勧められた膣縮小手術(90万円)を受ける(手術により先に入れたヒアルロン酸は全て流出)
手術では効果を感じられたが、やはり感度や密着感がたりないと思い当院を受診。
失敗したと感じた場合の対処法は?
治療が失敗してしまい、違和感や痛みがある、または効果がまったく感じられない場合、対処法としてヒアルロン酸を除去する必要があります。
除去をする際はヒアルロン酸を溶かす注入剤を使用し、膣内にヒアルロン酸が残らないように取り除きます。
この際、ヒアルロン酸を溶かすだけでなく、周囲に形成されたカプセル(被膜)も丁寧に除去していきます。
セカンドオピニオンをご希望の方は、ぜひ当院にご相談ください
少しでも違和感がある場合は、治療が適切に行われていない場合があります。
当院は、日本で初めてデリケートゾーン専門の美容婦人科を導入した医院です。現在は多く利用されるようになったウルトラヴェラ(膣ハイフ)、インティマレーザーも当院が日本で始めて導入してきました。
カウンセリングはパイオニアである女医の院長が行いますので、治療が適切にされているか、また膣の状態にあっている治療なのかをチェックすることができます。
無理に新しい治療を勧めることはありませんので、セカンドオピニオンとしてご相談ください。
施術担当
インティマレーザー、ウルトラヴェラを日本で初めて導入してきた美容婦人科のパイオニア。美容婦人科の先進国であるアメリカ、ビバリーヒルズにおいてレーザーによる膣の引き締め手術やレーザーを用いた女性器形成のライセンスを日本人女医として初めて習得。その後日本人向けに改良すると共に、より専門的に女性特有のお悩みを解決するため美容婦人科専門クリニックを東京に開業。