膣縮小治療の種類はさまざま
膣の引き締めをしたいけど、どのクリニックも異なる治療を行っていて、結局どの治療がいいのかわからない。このような悩みをお持ちではないですか?
近年では女性のデリケートゾーンのアンチエイジングケアにも注目が集まり、治療を受ける患者様も増えてきました。それに伴い、膣の引き締めの治療を行なう医院も増えました。
膣縮小の治療に使用する機器も何種類もあり、それぞれのクリニックで異なる機器を用いて治療しています。
そのため、いろんな治療があるけど結局どれが一番いいかわからない、と悩んでしまうのではないでしょうか?
実はどんな人にも効果がある治療方法はなく、どの治療も患者様の状態によって効果は異なります。そのため、どの治療がいいか選ぶ前に、まずは自分がどんな状態なのか確認することが重要です。
ポイント
- どの治療方法も人によって効果は異なる
- 治療方法を選ぶ前に自分がどんな状態か確認することが大事
ゆるみの特徴を解説
ゆるみのタイプは大きく分けて4つあります。それぞれの特徴を解説していきます。
入口がゆるい場合の特徴
入口がゆるい場合は以下のような特徴があります。
- 膣口がパカパカする
- 入浴時にお湯が入る
- 性行為の感度の低下
- 音が出る膣なら
原因としては以下のようなものがあります。
- 出産時の膣へのダメージ
- 膣トレグッズの使いすぎ
膣の中がゆるい場合の特徴
膣の中がゆるい場合は以下のような特徴があります。
- 入浴後の「お湯漏れ」
- 行為時挿入はきついが、感覚がなくなる
原因としては以下のようなものがあります。
- 加齢によるコラーゲンの減少による膣内の空洞化
- 長期によるピルの服用による膣内の空洞化
全体がゆるい場合の特徴
全体がゆるい場合は以下のような特徴があります。
- 膣全体のゆるみ
- 尿もれや、悪化すると臓器脱の可能性もある
原因としては以下のようなものがあります。
- 出産
- 加齢によるコラーゲンの減少
- 35歳以上での出産
- 3人以上の経膣分娩
- 赤ちゃんの出生時体重が3,500g以上
力が入れられない場合の特徴
力が入れられない場合は以下のような特徴があります。
- おしっこが我慢しずらい
- ジャンプ、くしゃみ、激しい咳をした際の尿もれ
- 行為中に締める感覚がわからない
原因としては以下のようなものがあります。
- 骨盤底筋の筋力の低下
- 若い方でも膣に力を入れられない場合もある
膣縮小治療ごとに特徴を紹介
当院では8種類以上の治療を行っております。治療毎に効果は異なるため、それぞれの治療の特徴を確認しましょう。
治療機器による膣縮小治療
メスを使った治療が嫌な方におすすめの治療です。
膣内の粘膜に熱を加えることで膣を収縮させ、縮小した状態をキープできます。
また、引き締め効果だけでなく、組織が活性化することで、コラーゲンの再生や増殖を促し、膣内のハリや弾力が増す効果も期待できます。
当院では4種類のマシンを用いた治療を行っています。
- ヴィーナスハイフ(V-HIFU)
- インティマレーザー
- サーミVA
- 3Dタイトニング
近年治療機器も日々進化し、医師ではなく自動設定で看護師が行い価格を安くする、といった医院もでてきています。
しかし、治療機器は患者様ごとに当てるべき部位、強さは異なり、同じ患者様でも毎回別の当て方をするほどです。そのため技術のある医師に直接施術してもらうことでより効果が長続きします。
期待される効果
膣を切らずに引き締めることができます。また膣内のコラーゲンが減少し、膣壁がペラペラになってしまっている場合、マシンによる治療で膣をふっくらとさせることができます。
効果は1年ほど続きますが、効果をより長く継続させるには定期的に治療を受ける必要があります。
効果がある場所
器具によって効果の範囲は異なりますが、インティマレーザーは膣の入り口から奥深くまで、広範囲の治療が可能です。またにおいの改善や黒ずみなど複数の症状を同時に改善することができます。
ダウンタイム
機器による治療のダウンタイムはほとんどありませんが、一時的に(3~4日程度)おりものが増える方が全体の40%程います。レーザーをあてることで膣内の温度が高くなり、代謝が良くなるためです。
各治療のダウンタイムは以下の通りです。
シャワー浴・入浴 | シャワーは当日から、入浴は翌日から |
性交渉・激しいスポーツ | 性交渉は施術後4日目から、激しいスポーツは当日から可能 |
膣縮小手術(外科的な手術)
根本から改善したい方におすすめの治療です。
膣縮小手術は、会陰部や会陰小帯を切除、粘膜の除去、粘膜や筋層を剥離して、たるんだ筋肉を寄せて縫合する外科手術です。「膣壁形成」とも言われており、根本から膣の締まりを良くする手術として知られています。
当院では3種類の外科的手術を行っています。
- メスを利用した手術
- レーザーを利用した手術
- 脂肪注入
期待される効果
膣は一度ゆるむと、完全にもとに戻ることはありません。そのため膣トレでも改善の限度があります。しかし、膣縮小手術は筋肉から縫い合わせるため、ゆるみが起こる以前の状態まで戻すことができます。
また筋肉から縫い合わせるため、効果は半永久的に続きます。
効果がある場所
膣の入口だけでなく奥まで引き締めることができます。
ダウンタイム
外科的手術になるため、ほかの治療と比べダウンタイムは長くなります。
また術後3~4日は血液がにじむ可能性があるので、ナプキンを当てるようにしていただきます。
溶ける糸を使用して縫合するので抜糸の必要はありませんが、1ヶ月後に検診を行います。
各治療のダウンタイムは以下の通りです。
シャワー浴・入浴 | 入り口縮小:シャワーは当日、入浴は7日目から LVR : シャワーは翌日尿道カテーテルを抜去してから、入浴は7日目から 脂肪注入:シャワーは3日目から、入浴は7日目から |
性交渉・激しいスポーツ | 入り口縮小:1か月 LVR:性交渉、激しいスポーツ2か月から 脂肪注入:性交渉は1か月、激しいスポーツは3日 |
フィラー注入による膣縮小治療
「ヒアルロン酸」を注入して、膣内の空洞を埋めて膣を狭くする治療です。内部をふっくらと肉厚な状態にします。注入する場所によっては感度を高めることもできます。また注入タイプの治療は術後すぐに効果を感じることができることが特徴です。
当院では2種類のフィラー注入による治療を行っています。
- オリジナルハイドロフィラー
- プレミアムボリュームフィラー
期待される効果
注入の治療では入れた分だけ膣を狭くすることが可能です。オリジナルハイドロフィラーとプレミアムボリュームフィラーの違いは、効果が続く期間の違いです。オリジナルハイドロフィラーは約2年間持続し、プレミアムボリュームフィラーは約5年間持続します。
効果がある場所
膣の入口ではなく、膣内を狭くするのに効果的な治療です。
ダウンタイム
フィラーの注入は針孔からの出血がありますので、数日ナプキンをつけて頂きます。
また感染予防のため抗生物質の処方がありますので忘れずに内服をしてください。
注入本数や注入部位によってダウンタイムはことなりますので、医師の指示に従ってください。
シャワー浴・入浴 | シャワーは当日から、入浴は翌日から可能 |
性交渉・激しいスポーツ | 性交渉:注入本数により5日~7日 激しいスポーツ:当日から可能 |
自分にあった治療を選択することが重要
さまざまな治療を紹介しましたが、どの治療が一番自分に合っているのかは、必ず医師に相談し判断することをおすすめします。
例えば、以下のように自分が良いと思っている治療でも、効果がない場合があります。
効果がない例
- フィラー注入が良いと思っていたけど、膣を支える筋肉が緩んでしまっており、フィラーを入れても狭くすることができなかった。
- 手術が一番効くと思って受けたのに、ゆるみの原因が膣内粘膜コラーゲンの減少であり、手術ではコラーゲンが増えることはないため思ったような効果が得られなかった。
このような認識のズレを防ぐためには、医師にしっかりと相談し、自分に合った治療を提案してもらうことが重要です。そのため必ずカウンセリングを受けたうえでどの治療を選択するか決めましょう。
当院では女医である院長がカウンセリングから施術まで一貫して行いますので、安心です。
当院の院長は論文掲載の実績があります
当院の膣縮小治療の実績は、2020年7月に「世界性機能学会誌(International Society for Sexual Medicine)」に論文掲載されています。
治療後の患者満足度アンケートでは92.7%の方が満足と回答し、当院の膣縮小治療の効果を証明しました。
当院院長は、婦人科医や泌尿器科医への講演も積極的に行っており、膣縮小術や女性器形成のパイオニアとして活動していますので、安心して治療を受けていただくことができます。
まずはお気軽にご相談ください
みどり美容クリニック・広尾には、日本全国からデリケートゾーンにお悩みの多くの女性が来院されています。
一般の婦人科治療では治療が難しかった細かなデリケートゾーンのお悩みや、美容外科では網羅されなかった女性特有のお悩みを「美容婦人科」という専門的な視点から治療します。
カウンセリングからアフターケアまで一貫して女性院長が対応しております。専門的な視点から患者様お一人ずつに寄り添った治療をご提案いたします。完全予約制でプライバシーに徹底配慮した貸切空間でご相談に乗りますので、まずはお気軽にご相談ください。
記事監修者
美容婦人科の先進国であるアメリカ、ビバリーヒルズにおいてレーザーによる膣の引き締め手術やレーザーを用いた女性器形成のライセンスを日本人女医として初めて習得。日本人向けに改良すると共に、より専門的に女性特有のお悩みを解決するため美容婦人科専門クリニックを開業。