【産後のゆるみ】原因と改善方法を徹底解説


「出産後、久しぶりにセックスをしたら感じにくくなっていた」
「赤ちゃんを産んだらゆるくなるって聞いたことがあるけど本当なのだろうか」
「ゆるみを改善して夫にゆるいと思われないようにしたい」

このような悩みや疑問はありませんでしょうか。
個人差はありますが、産後に膣のゆるみを感じる女性は多いと言われています。膣のゆるみはセックスの時に感じにくくなる他に、身体に様々な影響を及ぼします。

本記事では、

を解説します。

産後における膣のゆるみが気になっている人は参考にしてみてください。

産後の膣のゆるみを改善するメリット3選

産後に膣がゆるむのは、骨盤底筋という筋肉が関わっています。あとで詳しく解説しますが、骨盤底筋が出産や妊娠期にダメージを受けることで骨盤底筋の機能が弱まり膣のゆるみに繋がるのです。

骨盤底筋は、尿道や膣、肛門の周辺にある筋肉で、子宮や膀胱、直腸を支える役割をもちます。骨盤底筋を正常な状態に戻し膣のゆるみを改善すると、以下のようなメリットを得られます。

それぞれ解説します。

性行為時の感度がアップする

膣のゆるみが改善されると、性行為時の感度の上昇が期待できます。膣のゆるみが改善されると、男性器を挿入された際に刺激を受けやすくなるからです。
女性の性感帯は人それぞれですが、膣の内部が最も感じやすいという人は、膣のゆるみを改善することで満足のいくセックスを取り戻せる可能性があるでしょう。また男性としても、膣にしまりがある方が男性器への刺激が高まり、快感を得られやすい傾向にあります。

産後に膣のゆるみにより感度が落ちたと思う人は、膣のゆるみを改善すると感度が上がるため、治療をするメリットが大きいといえるでしょう。

尿もれ予防になる

妊娠や出産は、尿もれと深い関わりがあります。出産経験者560名を対象に行われたある調査によると、54.5%もの人が尿失禁を経験したことがあると分かりました。
尿もれや尿失禁の原因は、妊娠や出産による骨盤底筋の筋力低下や損傷とされています。つまり、骨盤底筋の筋力強化などにより膣のゆるみが改善されると、尿もれや尿失禁が改善されるのです。
さらに言うと、妊娠や出産の前から膣のゆるみに対するケアができると、尿もれや尿失禁の予防につながります。

骨盤臓器脱(こつばんぞうきだつ)を防げる

骨盤臓器脱とは骨盤底筋が弱くなり、膀胱や子宮、腸など骨盤内の臓器が正常な位置から下がってくる症状を指します。
骨盤臓器脱は主に、出産や加齢、体重増加などで骨盤底筋の筋力低下などが原因です。症状としては尿漏れ、便秘、性交障害、骨盤痛などがあります。骨盤底筋の筋力を上げ、膣のゆるみが改善されると骨盤臓器脱の予防にもつながります。

骨盤臓器脱(こつばんぞうきだつ)を防げる

骨盤臓器脱とは骨盤底筋が弱くなり、膀胱や子宮、腸など骨盤内の臓器が正常な位置から下がってくる症状を指します。
骨盤臓器脱は主に、出産や加齢、体重増加などで骨盤底筋の筋力低下などが原因です。症状としては尿漏れ、便秘、性交障害、骨盤痛などがあります。骨盤底筋の筋力を上げ、膣のゆるみが改善されると骨盤臓器脱の予防にもつながります。

産後に膣がゆるむ原因は骨盤底筋へのダメージによるもの

産後に膣がゆるむ原因は、主に経膣分娩によるものです。経膣分娩は、赤ちゃんが産道(骨盤や膣)を通って産まれてくる分娩方法であるため、骨盤底筋に大きな負担がかかるのです。骨盤底筋の機能が低下すると、膣がゆるむ他に、尿もれや骨盤臓器脱の引き金にもなります。
また骨盤底筋がゆるむのは産後だけではなく、肥満や加齢も影響します。そのため、産前から骨盤底筋の機能が衰えており、産後に骨盤底筋のゆるみが顕著になるケースも少なくありません。

産後の膣のゆるみを改善する方法は3つ

産後に生じる膣のゆるみを改善する方法は以下の3つです。

それぞれ詳しく解説します。

骨盤底筋トレーニングで産後のゆるみを改善

骨盤底筋を鍛えるトレーニングに「骨盤底筋トレーニング」があります。骨盤底筋トレーニングのほかにも「ゲーゲル体操」や「膣トレーニング」と呼ばれるエクササイズがありますが、どれも骨盤底筋を鍛えるトレーニングです。そのためほぼ同じ意味で使われる場面が多いトレーニング方法です。

骨盤底筋トレーニングは、筋肉の動かし方をイメージするのがとても重要です。骨盤底筋は意図的に動かせる随意筋と、意識しても思い通りに動かせない不随意筋が混在している筋肉であるからです。「筋肉」であるため意図的に、自由自在に動かせると思われがちですが、実はそうではありません。自律神経支配の細かい不随意筋が集合して構成されているため、意識して動かすにはコツが必要です。

骨盤底筋を動かすコツ(イメージする方法)

・骨盤の底にある骨盤底筋の場所をイメージする
・肛門と膣を「ぎゅっ」と真上にひっぱるように力を入れる
・おしっこやおならを我慢するときのように肛門と膣を力いっぱい締める

以上のようなイメージで力を入れると骨盤底筋にしっかりと刺激が入るため運動の効果が期待できます。

骨盤底筋トレーニングの具体的なやり方

実際にする具体的なトレーニング方法を確認しましょう。1回のトレーニング時間の目安は約10分です。

  1.  姿勢は仰向けになって膝を立てる、椅子に座る、立っておこなうのいずれかを選択する
  2.  肛門と膣を「ぎゅっ」と真上に引っ張り上げるように力いっぱい収縮させる
  3.  そのまま8秒キープし、10秒休むを10回繰り返す(8秒キープ、10秒休む×10回)
  4.  次に3秒キープし、3秒休むを5回繰り返す(3秒キープ、3秒休む×5回)
  5.  上記4をもう1セットおこなう(3秒キープ、3秒休む×5回)

※上記1~5を1日に3回おこなうようにしましょう。

骨盤底筋トレーニングの注意点

骨盤底筋トレーニングは、膣の引き締め効果や尿もれを改善する効果が認められている一方で、即効性はありません。上記のトレーニング方法を3カ月継続することで、効果を実感できる場合が多いとされています。
また、正しいやり方で骨盤底筋をしっかり収縮できなければ効果を得られません。骨盤底筋を動かすコツを意識しながらトレーニングし、慣れるところから始めましょう。

膣縮小手術で確実性のある治療

膣のゆるみを確実にしかもスピーディーに治療したい場合におすすめなのが、膣縮小手術です。膣縮小手術はその名の通り、広がった膣を手術により縮小させ引き締める治療方法です。具体的には、膣の粘膜や筋層を剥離して、ゆるんだ筋肉を寄せて縫合します。膣縮小手術の効果は、膣の入口が引き締まるだけではなく、奥の方まで引き締められます。個人差はありますが、出産前の状態に戻すことが可能で、効果は半永久的です。

膣縮小手術の詳細はこちらをご覧ください。
【膣縮小手術】膣のゆるみを根本から治療

レーザー治療で女性器全般の悩みを解消

「膣のゆるみを確実に治療したいけど、手術をするのは抵抗がある」という方には、レーザー治療がおすすめです。
レーザー治療は施術による痛みや出血がほとんどなく、施術した当日にご帰宅いただけます。さらに、広範囲にレーザー照射をするため、膣の奥の方まで引き締め効果を実感できます。

当院では以下の機器を取り扱っています。

どの機器を用いるかは、カウンセリングや診察を行った上で判断します。気になる方はお気軽にご相談ください。

膣縮小手術の詳細はこちらをご覧ください。
膣縮小術(膣引き締め治療)

まとめ

産後に膣がゆるむ原因は、経膣分娩における骨盤底筋へのダメージが大きいと言われています。その他にも、肥満や加齢も骨盤底筋の機能を低下させる原因になります。骨盤底筋の機能を回復させ膣のゆるみが改善すると、性行為時の感度上昇や尿もれ予防、骨盤臓器脱の予防につながります。膣のゆるみが気になる方は骨盤底筋トレーニングが有効です。しかし効果を得るには3カ月程度必要とされ、慣れも必要です。膣の膣のゆるみを根本的に解消するには膣縮小手術やレーザー治療がおすすめです。
当院ではカウンセリングから施術まで、女性院長が責任をもって一人ひとり丁寧に対応します。気になる方はお気軽にご相談ください。

みどり美容クリニック広尾

院長:みつゆきみどり

美容婦人科の先進国であるアメリカ、ビバリーヒルズにおいてレーザーによる膣の引き締め手術やレーザーを用いた女性器形成のライセンスを日本人女医として初めて習得。日本人向けに改良すると共に、より専門的に女性特有のお悩みを解決するため美容婦人科専門クリニックを開業。

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※カウンセリングは初診料3,000円(税込 3,300円) のみ発生いたします。
※当院の治療はすべて保険適用外となっています。


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