膣のゆるみに悩む女性にとって、解決策として注目されているのが膣縮小手術です。
本記事では、実際の症例を通して、手術前後の変化や期待できる効果についてわかりやすく解説します。
事前に手術のリスクや注意点について知識を深めることで、デリケートゾーンの悩みを安心して改善できるようになるでしょう。
膣のゆるみを改善し、快適な生活を送るための疑問を一つずつ解決していくので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
膣縮小とは？
膣縮小は、加齢や出産後などによってゆるんでしまった膣を引き締める治療法です。
一般的に、セルフの膣トレでは改善が難しい状態も、膣縮小手術によって効果的に改善できます。この手術では、ヒアルロン酸注入やレーザー治療、外科手術などの方法があり、それぞれ膣の内部を狭め、膣壁の圧力を増強します。そして膣のゆるみは、様々なパターンがあるため、膣の状態を把握することが大切です。
一度緩んでしまった膣は時間が経過しても完全に元に戻ることは難しく、膣縮小手術は有効な治療として注目されています。
膣のゆるみの症状と膣縮小の症例
ここでは、膣のゆるみを症状別に解説し、症状に合わせた治療方法について紹介します。
- 膣の入口がゆるい
- 膣の内側がゆるい
- 膣全体がゆるい
膣の入口がゆるい
膣の入り口が緩んでいると、膣がガバガバとした空洞のような感覚や膣に水が入りやすい、音が出るなどの症状が現れます。
さらに、膣を意識的に締めようとする感覚が低下し、性行為の満足度も低くなる可能性があります。
これらの症状は、出産時の会陰切開や裂傷、または膣トレーニンググッズの過剰使用によって引き起こされることがよくあります。治療法としては、膣口周辺の切開と縫合が効果的です。
そして、膣縮小手術は根本的に緩みを解決できるため、半永久的な改善が期待されます。
膣の内側がゆるい
膣の内側がゆるい場合、入浴やプールに入った後しばらく経ってからお湯が出てくる、性行為後の感覚低下などの症状があります。
主な原因としては、年齢によるコラーゲンの減少が挙げられますが、若い方にも見られる症状です。膣の内側が緩い人は、膣の入り口と子宮口の近にある筋肉を寄せることで膣全体を引き締められます。一般的には、LVRというレーザーによる治療が用いられ、膣の全体のゆるみを改善できます。LVRは、ライセンスを持った限られた医師のみが施術できる方法です。
この手術は一般的な膣縮小手術と異なり、膣の入口から数センチではなく子宮口の手前まで根本的に引き締め、粘膜の処理だけでなく筋肉からも縫い縮めることができます。
膣全体がゆるい
膣全体が緩んでいる状態では、膣の内部が空洞化し、ゆるみが同時に生じます。
そして、将来的には尿漏れや臓器脱などの可能性が高まるため、注意しましょう。膣が全体的にゆるんでいる場合は、膣内脂肪注入が治療法の一つとして挙げられます。
膣内脂肪注入では、潤いや膣壁の厚みが増すため、膣を全体的に引き締めることが可能です。また自分の脂肪を使用するため、アレルギーの心配がなく、膣内のゆるみを半永久的に引き締められます。
膣縮小治療の種類
膣縮小治療の種類について解説します。
- メスを使った手術
- 注入タイプの治療
- レーザー機器の治療
メスを使った手術
メスを使った膣縮小手術では、膣の入り口から子宮口に向かって筋肉と粘膜を剥がし、緩んだ筋肉を引き寄せて縫い合わせます。
粘膜を引き寄せることでヒダが形成され、入浴後のお湯もれや膣のゆるみを改善します。一般的な手術では膣の入り口を狭くし、出産によるダメージ修復も可能です。
手術範囲は個人によって異なりますが、入り口のみの手術では1か月から1か月半程度のダウンタイムが必要です。
注入タイプの治療
注入タイプ治療は、ヒアルロン酸やご自身の脂肪細胞をお腹や太ももから吸引し、膣壁に注入する方法です。
特に自分の脂肪を注入することで、吸収されず持続性が高いため、半永久的な効果が期待されます。また、ヒアルロン酸などと比べて脂肪細胞の注入は、アレルギーの心配はありません。膣壁の状態に応じて深い層から表層まで、細かく注入を行い、膣壁の再生や粘膜の復元を促します。加齢による膣内の乾燥や粘膜の問題に対して効果的であり、特に粘膜が薄くなっている場合には粘膜内注入が行われます。
レーザー機器の治療
レーザー機器治療は、ヴィーナスハイフやウルトラヴェラなどの超音波を使用する膣の引き締め治療です。
治療では、機器の先端を膣壁に当て、特定の深さに一定の熱を加えます。これにより、膣組織内のコラーゲンやエラスチンの生成が促進され、膣壁の引き締め効果が期待できます。レーザー治療は、メスを使用せずに膣の状態を改善でき、リスクや回復期間が少ないのが特徴です。施術は麻酔不要で、ダウンタイムも少ないため、施術後すぐに普段通りの生活が可能です。
効果は個人により異なりますが、照射から2～3ヶ月後に効果を実感でき、約1年効果が持続します。また、膣の引き締めにより尿漏れや子宮下垂の予防にも効果的です。
デリケートゾーンの悩みを抱える女性は多い？
デリケートゾーンの悩みは、多くの女性が一人で抱えている問題のひとつです。パートナーからの指摘や性行為に対する不満、外見に対するコンプレックス、そして日常的な不快感など、様々な悩みが挙げられます。その中でも特に、膣のゆるみは多くの女性から報告される悩みです。
膣のゆるみは、膣トレなどで一定解消できることもありますが、元通りに戻すことは難しいとされています。そのため一人で悩みを抱える必要はなく、信頼できる医師へ相談してみることをおすすめします。
膣の緩みの原因
膣が緩む原因は様々ですが、主に下記3つの原因が挙げられます。
- 加齢
- 出産
- 肥満
加齢
年齢による膣の緩みは、主に膣の内側に存在するコラーゲンの生成が低下することによるものです。
年齢が進むと、膣内のコラーゲン量が減少し、その結果、膣粘膜の柔軟性が低下します。これにより、膣壁の組織が薄くなり硬くなり、膣のひだも平らになっていきます。
膣の空洞化や組織の弱さが加齢によって生じることがあります。加齢による膣の緩みは、女性の身体的変化の一部であり、適切なケアを施すことで改善できます。
出産
妊娠や出産は、膣の緩みの主な原因の一つです。
妊娠中は、骨盤底筋が子宮や膀胱、直腸などを支えるために大きな負担を受けて、膣周辺にある筋肉がダメージを与えます。そして、出産時には膣の壁が大きく伸びることで膣内が緩みます。また、出産の際に骨盤底筋に引き伸ばしや断裂が起こることで、筋力が低下し膣の緩みを感じる方が多いです。出産後は、膣の広がりは時間の経過と共に戻りますが、完全に妊娠前の状態には戻りません。
そのため、膣の緩みを解消するためには、根本的な改善ができる膣縮小を推奨します。
肥満
肥満による膣のゆるみは、骨盤底筋にかかる負担の増加が主な原因です。
肥満体型の女性は、骨盤底筋に圧力をかけることで筋肉が伸び、その結果、膣が緩んでしまうことがあります。特にお腹まわりや太ももに脂肪がついている肥満体型の女性は、骨盤底筋群の負担を増やし、日々の生活で体重や脂肪が骨盤底筋に圧力をかけることになります。
過剰な脂肪が骨盤底筋に圧力をかけることで、筋肉が損傷を受け、膣が緩みやすくなります。
デリケートゾーンだからこそ安心できる医院で
膣のゆるみを効果的に改善するためには、膣縮小手術がおすすめです。
実際に手術を受けた方の症例では、手術前後で見た目が美しく変化しています。また手術内容は、メスを使わない治療もあるため、症状や希望に合わせて治療内容を選択できます。
セルフケアでは膣の緩みは改善が難しいため、快適な生活を送るためにも、ぜひ当院をご利用ください。
みどり美容クリニック広尾
院長：みつゆきみどり
美容婦人科の先進国であるアメリカ、ビバリーヒルズにおいてレーザーによる膣の引き締め手術やレーザーを用いた女性器形成のライセンスを日本人女医として初めて習得。日本人向けに改良すると共に、より専門的に女性特有のお悩みを解決するため美容婦人科専門クリニックを開業。
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