膣縮小のアフターケア方法を解説!術後の注意事項やセルフケア方法

「膣縮小後のアフターケアはどうすればいい?」
「腫れたり痛みが長引いたりしたらどうしよう…」
「手術後はいつも通りの生活を送って問題ない?」

これから膣縮小をする人にとって、上記のような不安を抱える方は多いです。膣は非常にデリケートなため、手術後のアフターケアがとても大切です。
適切な処置をしなければ回復が遅くなったり、トラブルになる可能性もあるため、医師の指示に従うことが重要です。

本記事では、メスを使用する膣縮小手術後のアフターケアの方法について解説します。安心して手術に望むためにも、事前にアフターケア方法を知っておきましょう。

膣縮小治療の種類

膣縮小の治療方法は、大きく分けて「膣縮小手術」「レーザー治療」「注入治療」の3つの方法があります。
それぞれの治療方法の特徴は以下のとおりです。

治療方法 特徴とメリット
外科的手術

・メス、またはレーザーを使い、膣の緩んだ粘膜や筋肉を切り取り縫い縮める
・膣の入り口から膣奥まで引き締められる
・1度治療を行えば半永久的な効果を得られる
機器による治療

・メスを使わないためダウンタイムが短く回復も早い
・膣の緩み以外の悩み(潤い不足やにおいなど)の治療と組み合わせられる
・治療スピードが早い
注入治療

・メスを使わないためダウンタイムが短く回復も早い
・膣の引き締めと同時に潤いアップや膣壁の弾力アップの効果を期待できる
・費用が比較的安価

膣縮小手術後のダウンタイム

個人差はありますが、先ほど紹介した3つの治療法の内「膣縮小手術」は最もダウンタイムが長いと言えます。具体的には以下の症状が現れます。

症状 ダウンタイム
痛み ・3日前後(長くても2週間程度)
・痛みのピークは術後2~3日
・時間の経過と共に痛みも軽減する
・長時間同じ姿勢でいると痛みを感じやすい
・痛み止めが処方されるためコントロールできる
腫れ ・腫れが治まるまで1週間程度
・むくみが目立つ場合もある
出血 ・術後1週間程度は出血する場合がある
・個人差があるが生理1~2日目程度の多めの出血をする場合もある
・出血が落ち着くまでは生理用ナプキンを使用してこまめに交換する
・膣内の傷は1ヶ月程度で治る
・膣外の傷は3~6ヶ月程度で目立たなくなる
・傷口が硬くなる場合があるが快方に向かっているサイン
・時間と共に元のやわらかさに戻る

ダウンタイムには個人差があり、回復のスピードも人によって異なります。安静かつ、患部を清潔に保つことで傷の回復は早くなります。

痛みに関しては、術後に痛み止めが処方されるため、ある程度自分でコントロール可能です。術後は、ダウンタイムや日常生活の過ごし方の注意点については、改めて医師から説明があります。自己判断せずに、必ず医師の指示に従いましょう。

膣縮小手術後のアフターケアと注意事項

膣縮小手術後のアフターケアと注意事項について詳しく解説します。

トイレ

トイレは、手術後もいつも通り利用して問題ありません。デリケートゾーンは、比較的傷の治りが早いため、排尿時の痛みが長期的に続くことはほとんどないでしょう。

ただし、ウォシュレットを使用している方は注意が必要です。ウォシュレットを使用する方は、術後1週間は「ビデモード」で水圧を低めに設定することをおすすめします。

また、術後は出血があるため、生理用ナプキンを使用してください。ナプキンはこまめに交換し、患部を清潔な状態に保つことを心がけましょう。出血が落ち着いたら「おりものシート」を使用しても問題ありません。

お風呂

手術後、湯船につかるのは1週間控えましょう。湯船につかると全身の血行が良くなり、腫れが長引く可能性があるためです。また、浴槽内は雑菌が多く、感染症のリスクもあります。

ただし、シャワーは手術当日から浴びても問題ありません。当日は、患部を濡らさないよう注意してください。2日目以降は、傷口を強く擦らないよう、石鹸やボディーソープなどを泡立てて優しく洗いましょう。

温泉やサウナは、不特定多数の方が入るためおすすめできません。術後1ヶ月は控えた方がよいでしょう。

性交渉

性交渉は、1カ月程控えてください。傷口の状態にもよるため、経過観察が必要です。
また、術後3ヶ月程度は、性交時に痛みを感じる場合があります。痛みを感じた場合は、無理は禁物です。時間の経過と共に痛みを感じなくなるケースがほとんどですが、不安な場合は医師に相談しましょう。

運動

術後1週間程度は、激しい運動やトレーニングは控えてください。血圧が上がり血流がよくなることで、腫れの原因となる場合があります。

また、自転車やバイクなど、またがる乗り物も控えましょう。仕事でどうしても乗らなければいけない場合は、タオルなどを敷き、できるだけ刺激を与えない工夫をしてください。

飲酒・喫煙

飲酒や喫煙は、術後2~3週間控えた方が良いでしょう。血液の循環が悪くなり、傷の治りを遅らせる可能性があるためです。
愛煙家やお酒が好きな方は辛いかもしれませんが、我慢が必要です。再開して良いタイミングは医師に相談してください。

出産

膣縮小手術をしたことによって、妊娠や出産に影響を及ぼすことはありませんが、妊娠中の方は手術を受けられません。

また、出産時は膣が広がるため、今後出産予定のある方は手術以外の方法で治療をおすすめします。さまざまな治療の選択ができるので、治療方法については医師に相談しましょう。

膣縮小手術に関するよくある質問

ここでは、膣縮小手術に関するよくある質問を紹介します。

術後に腫れた場合のケアはどうすればよいですか?

気になって患部を触ると症状が悪化する場合があるので、絶対に触らないようにしましょう。ダウンタイムとして術後1週間程度、腫れる場合があります。不安な方は遠慮せず医師に相談してください。

手術後は仕事を休まなければいけませんか?

無理は禁物ですが、手術の翌日から就業可能です。ただし、大事をとって2~3日程度休むことをおすすめします。特に水につかるお仕事(水泳のコーチやインストラクターなど)に従事している方は、2週間程度休む必要があります。

生理中でも手術を受けられますか?

手術後は患部を清潔に保たなければいけないため、生理中の手術はできません。また、手術後すぐに生理がくると、手術による出血なのか生理による出血なのか判断しづらくなります。

手術前に時期は相談させていただきますが、生理予定日の1週間前までに手術することが望ましいです。

膣縮小手術の効果はどれくらい持続しますか?

膣縮小手術は、1度受けると半永久的に持続します。膣が緩む前の状態、もしくはそれ以上に引き締めることができます。

痛みがない治療方法はありますか?

レーザー治療や注入治療は、痛みが少なくダウンタイムも短い治療方法です。手術に関しても、施術中は麻酔を使用するため、手術中に痛みを感じることはありません。

膣縮小手術後は医師の指示に従い適切なケアを

みどり美容クリニック・広尾では安心して施術をお受け頂くことが出来るよう、術後の診察、アフターケアも丁寧におこなっております。

手術後の患者様がもっともご不安な時期に状態を見ながら、必要に応じてお薬の処方などをさせて頂いております。施術を担当した医師の診察を、手術後もしっかりとお受け頂くことが可能です。気になること、ご心配な点は遠慮なくご相談ください。

再診料やお薬代、処置代はかかりませんので、ご安心ください。
(アフターケアトリートメント処置として、施術に応じた無料処置分と有料プログラムがございますので術前のご相談の際にご提示致します。)

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記事監修者

美容婦人科の先進国であるアメリカ、ビバリーヒルズにおいてレーザーによる膣の引き締め手術やレーザーを用いた女性器形成のライセンスを日本人女医として初めて習得。日本人向けに改良すると共に、より専門的に女性特有のお悩みを解決するため美容婦人科専門クリニックを開業。

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