【40代女性必見】膣がゆるむ原因と対策方法を解説


「40代になって膣がゆるんできた気がする」「膣のゆるみのせいか、昔のように満足のいくセックスができなくなってきている」このような悩みはありませんでしょうか。年齢を重ねるにつれ、膣のゆるみを感じるのは仕方がないことです。本記事では、40代で膣がゆるむ原因や日常生活でできる膣のゆるみ対策、さらには膣の緩みの改善方法を詳しく解説します。40代で膣のゆるみが気になってきた方は、ぜひ参考にしてください。

40代で膣がゆるむ原因

膣のゆるみには個人差があり、多くの方は年齢を重ねるにつれて徐々にゆるくなっていきます。10代、20代の頃は膣のゆるみを気にしたことがなかった人も、40代に差し掛かるタイミングで膣のゆるみを実感する人もいるでしょう。まず、40代で膣がゆるむ原因について詳しく解説します。

更年期

膣の弾力を保つためには、女性ホルモンである「エストロゲン」の働きが必要不可欠です。エストロゲンは女性らしい体を作る働きや肌のハリを保つ作用、骨量を維持する役割など女性の身体にとって重要な働きをもつホルモンです。エストロゲンの分泌量は思春期から30代前半にかけて最盛期を迎えます。しかし、閉経前後10年間である「更年期」に差し掛かるとエストロゲンの分泌量は緩かに減少し始めます。それに伴い膣の弾力が失われ、膣のゆるみが引き起こされるのです。

妊娠と出産

妊娠と出産も膣がゆるむ原因です。膣のしまり具合には、骨盤底筋という骨盤の底にある筋肉の働きが大きく関与します。骨盤底筋は子宮や膀胱、直腸などの臓器を底面から支える筋肉で、膣を引き締める役割も担います。しかし、妊娠や出産により骨盤底筋に大きな負荷がかかることで骨盤底筋がダメージを負い、膣のゆるみに繋がるのです。膣がゆるむ以外にも尿漏れの症状を併発する可能性があるため、後述する骨盤底筋トレーニングで膣のゆるみを予防すると良いでしょう。

生活習慣

極端なダイエットや運動のしすぎ、喫煙やストレスを抱えた生活は、エストロゲンなどのホルモンバランスを崩すきっかけになり、膣がゆるむ原因です。

・極端なダイエット
「半年で5Kg痩せたい」「3食きちんと食べながらメリハリのあるボディラインを手に入れたい」このように、計画的かつ健康的にダイエットを進めるのは問題ありません。しかし、「1ヶ月で10Kg痩せる」「炭水化物は絶対に摂取しない」など無謀で極端すぎるダイエット方法を継続するとエストロゲンが正常に分泌されにくくなります。その結果、無月経や更年期障害のような症状がみられ膣環境にも影響が出ます。また、このような状況を放置すると拒食症を発症する可能性があるため、極端なダイエットは絶対にやめましょう。

・過度な運動
運動のしすぎも膣がゆるむ原因となります。ここでいう運動とは、マラソンなどの持久力を必要とする運動を指します。持久力を必要とするスポーツはエネルギー不足に陥りやすくなり、体脂肪率が極端に低くなりがちです。体脂肪が減ると、エストロゲンの産生に必要な「レプチン」というホルモンの分泌量が減るためエストロゲンが不足してしまいます。その結果、月経不順や無排卵、無月経などの症状が現れ、膣のゆるみに繋がります。

・喫煙
たばこは「百害あって一利なし」と言われますが、私たち女性の身体にとっても大きな悪影響をもたらします。たばこを吸うと卵巣機能に影響があることが分かっており、エストロゲンの分泌量を減少させます。たばこに含まれるニコチンは、卵巣の血流量を減少させ酸素欠乏を引き起こします。酸素が減ると、女性ホルモンを作るための酵素の働きを低下させるため、エストロゲンが産生されにくくなるのです。

・ストレスの蓄積
ストレスを抱えながら生活を続けるのは、膣がゆるむ原因になります。何らかの原因によりエストロゲンなどの女性ホルモンが減少すると、不足分を補うように卵巣が脳に信号を送ります。しかし、ストレスが蓄積することでストレスホルモンが分泌され、女性ホルモンの産生を阻害するのです。その結果、エストロゲン不足により膣の弾力性が失われ、膣のゆるみに繋がります。

40代女性が日常でするべき膣のゆるみ対策5選

膣は一度でもゆるんでしまうと、なかなか元には戻りません。専門の医療機関で治療を受けない限り根本的に治すのが難しいため、ゆるまないように日頃から意識的に予防することが大切です。

適度な運動をする

膣のゆるみを予防するには適度な運動が効果的です。膣のしまり具合に関連する骨盤底筋は加齢や運動不足により衰えていきます。骨盤底筋が衰えると、膣のゆるみに直結するため日頃から運動をするようにしましょう。しかし、骨盤底筋は不随意筋といって意識的に動かすことが難しい筋肉であるため、予防効果を得るためにはある程度のコツと時間が必要です。
また運動は、ストレス発散効果があるため女性ホルモン分泌量のバランスを調整してくれる役目もあります。運動の種類は特別変わったことをする必要はありません。ウォーキングやランニング、ヨガなど自分の生活スタイルに合ったものを取り入れると良いでしょう。

食生活を見直す

女性ホルモンが正常に分泌されるためには、心も体も健康である必要があります。そして、食事は健康を保つ土台の部分です。
食事で気をつけることは、栄養バランスの取れた食事内容に徹することです。具体的には、1日3食の食事を心がけ、①主食、②主菜、③副菜、④乳製品、⑤果物をバランスよく摂取するようにしましょう。最近では糖質制限や1日1食ダイエットなど様々なダイエット方法を耳にします。美を意識するのは女性として素晴らしいことですが、健康や女性ホルモン分泌量の維持を考慮するとバランスの取れた食事がおすすめです。

禁煙をする

たばこに含まれるニコチンは、卵巣の血流量を低下させ酸素欠乏を引き起こします。さらには、女性ホルモンであるエストロゲンや卵胞ホルモンを作るために必要な酵素の働きを阻害します。その結果、膣の弾力を保つ女性ホルモンが産生されにくくなり、膣のゆるみに繋がります。

骨盤底筋トレーニング

骨盤底筋トレーニングは「膣トレーニング」とも呼ばれます。骨盤底筋は膣圧に関連する重要な筋肉で、骨盤内にある膀胱や子宮、直腸などの臓器を支える役割も持ち合わせます。骨盤底筋トレーニングは膣のゆるみを予防するだけではなく、尿漏れ予防にも効果的です。簡単なトレーニングであるため、40代の方はぜひ習慣化して日常生活に取り入れてみてください。

膣のケアを行う

膣のケアは膣の老化を遅らせ、ゆるみを予防する効果があります。膣のケアのポイントを3つに分けて紹介します。

洗い方
膣は尿や汗、おりものなどが混ざった垢が溜まりやすく、丁寧に洗い流さなければ雑菌が繁殖しやすくなります。しかし、他の部位と比べて皮膚が薄く刺激に弱いため力を入れてこするのはNGです。弱酸性の石鹸で前から後ろへ優しく洗い流すように注意しましょう。

保湿方法
丁寧に洗い流した後は、保湿をしましょう。保湿をすることでデリケートゾーンの皮膚トラブルを回避できるため、膣の老化予防に効果的です。使用する保湿剤は専用のクリームを使用し、初めて使用する際には腕の内側に試し塗りをしてみて、アレルギー反応がないかどうか確認してから使用するようにしましょう。

マッサージ方法
膣のマッサージは膣や膣周辺の血流を増加させ、膣の弾力を保つのに効果的です。膣マッサージは入浴後、清潔な状態で行うのが基本です。また、マッサージをする際は肌への刺激が少なくて済むように専用のオイルを使用しましょう。
膣と膣周辺をなでるように優しくオイルを塗り、大陰唇⇨小陰唇⇨膣口の順に優しくマッサージします。
膣マッサージは膣のゆるみ対策の他にも、婦人系疾患の予防や性行為時の感度UPの効果があります。

【40代】膣のゆるみを改善する方法

膣のゆるみを根本的に治すには、専門の医療機関で治療を受ける必要があります。治療方法は主に3つあり、それぞれに特徴があります。ご自身のライフスタイルに合った治療を受けるようにしましょう。

レーザー治療

レーザー治療はメスなどで皮膚を切開する必要がないため、痛みや出血を最小限にとどめられます。また、安全に膣の奥深くまでレーザー光を照射することで高い治療効果が得られます。レーザー治療は、膣のゆるみを改善するだけでなく、性交時の感度アップや尿漏れにも効果的です。

ヒアルロン酸注入治療

膣に注入するヒアルロン酸は、膣内専用のヒアルロン酸を注入するため、1〜2年の持続効果があります。即効性を希望する方は、上記のレーザー治療との併用がおすすめです。ヒアルロン酸を注入すると、膣内の弾力性が上がるため性行為の満足度も向上します。

膣縮小手術

膣縮小手術は、膣や膣周囲のたるんだ筋肉を寄せて膣のゆるみを改善する手術です。即効性と確実性があり、効果は半永久的に続きます。膣のゆるみを根本的に治療したい方、膣のゆるみが著しい方におすすめの治療方法です。

まとめ

40代の膣のゆるみは、更年期と生活習慣による女性ホルモン分泌量の低下、出産による骨盤底筋の筋力低下などが原因です。したがって普段から生活習慣を整え、骨盤底筋トレーニングを日常的に行うことが膣のゆるみを予防する第一歩です。しかし、一度ゆるんでしまった膣をもとに戻すには専門の医療機関で適切な治療を受けることが必要です。
当院では経験豊富な女性医師が、患者さまのニーズに寄り添った治療を提供しております。膣のゆるみが気になる方はぜひ気軽にご相談ください。

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