アラフォー世代の方の中には、
「40歳を過ぎてから膣のゆるみが気になりはじめた」
「膣がゆるむのが年齢が影響しているのだろうか」
「本当にゆるんでいるのなら、ゆるみを治したい」
このような疑問や悩みはありませんでしょうか。
アラフォー世代の膣のゆるみは、年齢的な要因が大きいといわれています。また膣のゆるみを放置しておくと、将来的にさまざまな悪影響が出てくる可能性があります。そのため、膣のゆるみが判明した時点で早めの対応が必要です。
そこで本記事では以下の内容を解説します。
- アラフォー世代の膣がゆるむ原因
- 膣のゆるみを放置してはいけない理由
- 膣のゆるみの改善方法や治療方法
冒頭には膣がゆるんでいるときに見られる5つのサインについて解説します。膣のゆるみで悩んでいるアラフォー世代の方は、参考にしてみてください。
目次
アラフォーでみられる膣がゆるんでいる5つのサイン
自分の膣が本当にゆるんでいるかどうか、判断できない方もいるでしょう。最初に膣がゆるんでいるかどうか、セルフチェックをしてみましょう。以下の5つのサインのうち、1つでも当てはまれば膣がゆるんでいる可能性があります。
- 尿もれがある
- セックスで感じにくい
- 膣からお湯がもれる
- 膣から音が出る
- 感覚的にゆるいと感じる
それぞれ解説します。
尿もれがある
年齢を重ねるにつれて尿もれや尿失禁を経験する方が増えてきます。そして尿もれは、膣がゆるんでいるサインでもあるのです。くしゃみや重い荷物を持ち上げた際などに頻繁に尿もれがみられる方は、膣がゆるんでいる可能性があります。
セックスで感じにくい
若い頃とくらべてセックスで感じにくいと思ったことはありませんでしょうか。セックスで感じるには、男性器が挿入された時に膣壁で刺激を受ける必要があります。しかし、膣がゆるんでいると男性器との間に空間ができてしまうため、刺激が少なくなってしまいます。「若い頃と比べて感じにくくなった」という場合は膣がゆるんでいるサインとなるでしょう。
膣からお湯がもれる
お風呂から出たあとに、膣からお湯がもれるのは、膣がゆるんでいるサインです。お風呂以外にもプールや海水浴でも頻繁に水がもれる場合には、膣のゆるみを疑いましょう。
膣から音が出る
膣から空気がもれ出すときに出る音を「膣なら(ちなら)」といいます。膣がゆるみ、膣の中に空間ができるのが原因です。セックスやヨガなどの際に膣ならが出るケースが多いとされています。
感覚的にゆるいと感じる
タンポンや月経カップを使用するときなどに「以前よりゆるくなった」と感覚的に感じる方もいるでしょう。上記で紹介したサインの有無などを考慮して、膣のゆるみが気になる方は専門の医療機関への相談をおすすめします。
アラフォーの膣のゆるみは放置してはいけない
膣のゆるみはデリケートな問題であるため、人に相談しづらい傾向にあります。そのため症状があっても、一人で抱え込む方もいるでしょう。しかし膣のゆるみを相談せずに放置しておくと、以下のような悪影響が生じるため早めの治療が必要です。
- 将来的に尿漏れや尿失禁を起こしやすくなる
- 萎縮性膣炎を引き起こす可能性がある
- 骨盤臓器脱を起こしやすくなる
それぞれ解説します。
将来的に尿もれや尿失禁を起こしやすくなる
膣のゆるみを放置しておくと、将来的に尿もれや尿失禁を引き起こしやすくなります。尿もれや尿失禁にはいくつかの種類がありますが、最も頻度が高いのが「腹圧性尿失禁」です。
腹圧性尿失禁は、排尿を調整する尿道括約筋を含む骨盤底筋の機能低下が原因です。骨盤底筋は膣のしまり具合にもかかわっているため、「膣のゆるみ=尿もれのしやすさ」につながるのです。
乾燥が続くと萎縮性膣炎を引き起こす可能性がある
膣がゆるみはパートナーとの関係性にも影響します。女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量減少が原因で膣がゆるんでいる場合、膣の乾燥や粘膜の弱体が見られます。
進行すると、萎縮性膣炎という炎症や乾燥を主症状とする疾患を発症する可能性があります。萎縮性膣炎は性交痛の原因にもなるため早めの治療が必要です。
骨盤臓器脱を起こしやすくなる
骨盤臓器脱とは、子宮や膀胱、直腸などの骨盤内にある臓器が膣の出口から出てくる疾患です。膣のしまりにも影響している骨盤底筋の機能低下が原因です。そのため、膣のゆるみが進行すると、骨盤臓器脱を引き起こす可能性が高まります。
骨盤臓器脱が進行すると尿・便失禁や水腎症などの疾患を引き起こすケースもあるため、早期の対応が望まれます。
アラフォーから始める膣トレでゆるみを改善
膣トレーニングは膣のゆるみの改善を図るトレーニング方法です。骨盤底筋トレーニングとも呼ばれ、共に骨盤底筋を鍛えます。
骨盤底筋は、意識的に動かせる「随意筋」と意識的には動かせない「不随意筋」が混在している筋肉です。そのため正確に動かし効率のよいトレーニングをするには慣れやコツが必要です。
たとえば、力の入れ方です。骨盤底筋がある場所を意識しながら、肛門を「ぎゅっ」と真上に引っ張り上げるようなイメージをしないと、骨盤底筋は正しく収縮しません。
膣トレは、一定の効果が認められている一方で、効果が実感できない方もいます。また筋肉であるため、効果が現れるのに数ヶ月かかる場合もあります。
▼膣トレに興味のある方は、こちらを参考にしてください。
「【産後のゆるみ】原因と改善方法を徹底解説」
膣のゆるみを治したいならクリニックで治療しよう
膣のゆるみを正確かつ根本的に治療する場合には、「膣縮小手術」もしくは「レーザー治療」がおすすめです。
膣縮小手術
膣縮小手術は、膣のゆるみを根本的に治療したい方におすすめの治療方法です。その効果は半永久的であるため、何度も通院する必要がありません。ただし、外科的治療であるため、術後の痛みなど日常生活への影響もあります。医師や家族とよく相談をしてから治療を受けるようにしましょう。
▼膣縮小手術の詳細については下記を参考にしてください。
「【膣縮小手術】膣のゆるみを根本から治療」
レーザーやハイフによるマシンでの治療
レーザー治療は、対象部位にレーザー照射をあて、膣のゆるみを改善する治療方法です。当院では最新のレーザー機器を導入しています。痛みの少ない広範囲への施術ができるため安心した治療が受けられます。
▼レーザーによる治療の詳細については下記を参考にしてください。
「インティマレーザー(膣引き締め・ゆるみ解消のレーザー治療)」
まとめ
アラフォー世代になり、尿もれやお湯もれなどの症状がある場合は、膣のゆるみが疑われます。膣がゆるむ原因は出産や女性ホルモンの減少など様々です。膣のゆるみを放置しておくと将来的に尿失禁や萎縮性膣炎などの疾患を引き起こす可能性があります。
そのため、膣がゆるいと感じた時点で専門の医療機関に相談するのをおすすめします。当院では、女性院長がカウンセリングから治療まで一貫して担当しています。どんな小さな悩みでも大丈夫です。膣のゆるみが気になる方は、お気軽にご相談ください。
施術担当
インティマレーザー、ウルトラヴェラを日本で初めて導入してきた美容婦人科のパイオニア。美容婦人科の先進国であるアメリカ、ビバリーヒルズにおいてレーザーによる膣の引き締め手術やレーザーを用いた女性器形成のライセンスを日本人女医として初めて習得。その後日本人向けに改良すると共に、より専門的に女性特有のお悩みを解決するため美容婦人科専門クリニックを東京に開業。