性交痛は何科に相談すべき?受診の目安、病院での治療を解説

更新日:2025/04/01 公開日:2025/03/03

「性交痛が辛いけれど、何科を受診すればよいのか分からない」このように悩んでいませんか?

性交痛については、相談するのが恥ずかしいと感じる方も多く、病院に行くのをためらう方や、そもそもどこに聞けばよいのか分からないという方が少なくありません。

そこで今回は「性交痛で悩んだら、どのタイミングで、何科を受診すべきか」を解説します。あわせて、病院で受けられる治療についても解説しますので、受診する際の参考にしてください。

性交痛は、多くの方が抱える悩みです。セルフケアも可能ですが、気になる症状がある場合は、ぜひ気軽に受診してみましょう。


施術担当

インティマレーザー、ウルトラヴェラを日本で初めて導入してきた美容婦人科のパイオニア。美容婦人科の先進国であるアメリカ、ビバリーヒルズにおいてレーザーによる膣の引き締め手術やレーザーを用いた女性器形成のライセンスを日本人女医として初めて習得。その後日本人向けに改良すると共に、より専門的に女性特有のお悩みを解決するため美容婦人科専門クリニックを東京に開業。

性交痛の悩みは何科に相談すべき?

性交痛とは「性行為の前後や最中に感じる痛みのこと」で、ヒリヒリとした痛みや、ズキズキと刺すような痛みなど、原因によってさまざまな症状があります。

性交痛があると辛く、いつもは感じない痛みには不安も感じます。また、性交痛には重大な病が隠れている可能性もあるため、放っておくのは危険です。デリケートな悩みなため、ひとりで我慢してしまう方も多いですが、早めに病院に行き専門家に相談しましょう。

相談する際は、痛みの種類によって相談先が異なるため、以下を目安にしてください。

潤い不足、入口の痛みの場合は婦人科形成

性交痛で多く見られるのは、膣の入り口や中が擦れて生じる痛みです。前戯不足で十分に濡れていないために痛みを感じるケースもありますが、女性ホルモンの減少による膣の乾燥が原因である場合も多く、とくに更年期以降の方によく見られます。

また、処女膜強靭症の場合も、膣の入り口に痛みが生じます。

膣の乾燥や処女膜強靭症で痛みがある場合は、婦人科形成に相談しましょう。

炎症、病気、奥の痛みの場合は産婦人科

外陰部や膣の炎症、病気により性交痛が生じている場合は、産婦人科を受診しましょう。炎症の原因には、細菌性膣炎やカンジダ膣炎、トリコモナス膣炎などがあり、痛みのほか、かゆみや灼熱感、おりものの異常などが見られます。

また、深く挿入した際に腟の奥の方が痛む場合は、子宮筋腫や卵巣腫瘍、子宮内膜症など婦人科系の病気が潜んでいる可能性があります。

精神的な原因の場合は心療内科

「初めての行為で強い痛みを感じた」など、何かしらのトラウマやストレスがあると、緊張や不安から腟分泌液が分泌されにくくなり、痛みが出やすくなってしまいます。

また、トラウマにより膣の入口付近の筋肉がこわばって、痛みを感じる方もいらっしゃいます。セックスに対して心理的ストレスや不安などがあり痛みにつながっている場合は、心療内科や精神科に相談するとよいでしょう。

医療機関を受診する目安

どのタイミングで受診するべきか悩んだ場合には、以下の項目を目安に受診を検討しましょう。

痛みの強さに関わらず、性交痛が続く場合には受診を考えてみましょう。「我慢できる程度だから」と思わず、気になったらまずは相談してみるのがおすすめです。

当院では特にプライバシーを守るよう配慮しており、完全予約制でその時間は患者様一人しか院内に入れないようにしております。クリニックもビルの中にあるため、他の人にバレる心配もございません。

恥ずかしくて相談しにくいという方も、安心してご相談にいらしてください。

手軽に行えるセルフケアから行うのがおすすめ

乾燥による性交痛には、潤滑ゼリーを使ったセルフケアもおすすめです。

潤滑ゼリーは、膣に潤いをプラスして、挿入時の痛みを軽減してくれます。中でも「リューブゼリー」は当院でもおすすめしている潤滑ゼリーで、市販で手軽に手に入ります。

全身用のローションと異なり、デリケートゾーン専用に作られているので、体への影響が気になる方も安心です。

それでも治らない場合は婦人科形成で

潤滑ゼリーを使用しても痛みが改善されない場合は、婦人科形成に相談してみましょう。
当院では、性交痛の種類や原因、状況に合わせて以下の治療をご用意しています。

潤い不足にはインティマレーザー

膣の潤い不足による性交痛には、インティマレーザーでの治療が効果的です。

インティマレーザーは、性交痛だけでなく膣のゆるみや尿漏れ、GSM、臓器脱、小陰唇のタイトニング、外陰部のホワイトニングなど、さまざまな症状に対応できるレーザー機器です。

レーザー照射により細胞を活性化し、膣壁に潤いと弾力を与えることで、乾燥しにくい環境を整えていきます

当院では最上位機種であるフォトナSPダイナミスを導入しております。また院長は日本で初めてインティマレーザーを導入し、名前を命名したパイオニアであり、患者様一人ひとりにカスタマイズした治療を行います。

処女膜強靭症には処女膜切開手術

処女膜とは、膣の入り口の粘膜がヒダ状に寄せ集まっている部分のことで、粘膜の奥には処女膜靭帯が存在しています。

粘膜の厚みや硬さには個人差があり、性交時に強い痛みがあり挿入が困難な場合は、処女膜の粘膜が厚い、あるいは処女膜靭帯が硬い「処女膜強靭症」の可能性があります。

処女膜強靭症には、処女膜切開手術が効果的です。挿入時に引っかかる部分を切除することで、性交時の痛みが緩和可能です。

治療までの流れは?

ここからは、治療を受ける際の流れを紹介します。

1

カウンセリング

2

施術

3

アフターケア

それぞれ説明します。

➀カウンセリング

まずは、電話もしくは当サイトのカウンセリング予約入力フォームより、カウンセリングの予約を入れていただきます。

カウンセリング当日は、膣の状態を以下の項目で詳細にチェックいたします。

チェック項目

  • 膣の弾力
  • 帯下(おりもの)の分泌量
  • 粘膜の強度
  • 粘膜の色 etc.(上記などから膣の健康度合いをスコア化)
  • 筋肉の動き
  • 血流
  • 尿道のぐらつき(尿漏れがある場合にはICIQ*1によるスコア化)
  • Gスポットの感度

*1:国際尿失禁会議質問票

一人ひとりの悩みの原因をしっかりと診断し、複数ある治療法の中から最適な治療をご提案いたしますのでご安心ください。

➁施術

治療方針や内容を確認したら、カウンセリングで決めた治療を進めていきます。

インティマレーザー

膣内洗浄後、専用のアプリケーターを挿入し施術をおこないます。アプリケーターは十分に細いため、ほぼ違和感はないでしょう。また、レーザー照射時の感覚はほとんどなく、敏感な膣の入り口には麻酔クリームを使用するため痛みもほぼ感じません。施術自体は約15分で終わり、お渡しするおりものシートを当ててお帰りいただけます。

処女膜切開手術

処女膜切開手術を受ける際は、局所麻酔と静脈麻酔を使用しますので、痛みをほとんど感じずに手術が可能です。切開後は、吸収糸(溶ける糸)で縫合を行い、止血を確認します。その後専用の器具を使い、スムーズに挿入できることを確認して手術は終了です。

➂アフターケア

施術後は、治療に合わせて以下のようにアフターケアを行います。

インティマレーザー

施術後は3日間だけ性交渉を控えていただきますが、飲酒や運動への制限は一切ありません。日常生活は、施術日から通常通り送ることが可能です。

処女膜切開手術

手術後は血液が滲むことがありますので、数日はナプキンを当てていただきます。
シャワーは翌日、入浴は7日目から可能です。基本的に通常通り日常生活を送れますが、ナプキンに血液が滲む間は、激しい運動や過度の飲酒は控えましょう

溶ける糸を使用しているため、抜糸は必要ありません。

どの病院を選べばいい?

性交痛の相談をする際は、以下の点に注目して病院を選ぶのがおすすめです。

膣の状態や症状は、人によって異なります。そのため、効果的な治療のために施術前の丁寧なヒアリングと診察は欠かせません

中には、カウンセリングの時間が短い場合や、カウンセリングする人と実際に治療を行う人が別であるクリニックも多くありますので、よく確認しましょう。

当院は、美容婦人科のパイオニアである女性院長がカウンセリングから施術、アフターケアまですべて担当しています。治療の途中で医師が変わる、ということは一切ないので、安心して治療を受けていただけます。

性交痛のお悩みはみどり美容クリニックで

当院はデリケートゾーンに特化した美容婦人科を日本で始めて導入したクリニックです。今では多くのクリニックで使われているインティマレーザーも日本で始めて導入し、これまで多くのクリニックに治療方法を指導してきました。当院ではそのパイオニアである院長が一人ひとり、カウンセリングからアフターケアまですべて担当いたします。

また当院では他の人の目が気になる、恥ずかしい、という思いを減らすために、完全予約制でその時間は患者様一人だけの時間にしております。またビルに入っておりますので、バレる心配もございません。

ご予約は予約フォーム、お電話にて承っておりますので、是非お気軽にカウンセリングにお越しください。



施術担当

インティマレーザー、ウルトラヴェラを日本で初めて導入してきた美容婦人科のパイオニア。美容婦人科の先進国であるアメリカ、ビバリーヒルズにおいてレーザーによる膣の引き締め手術やレーザーを用いた女性器形成のライセンスを日本人女医として初めて習得。その後日本人向けに改良すると共に、より専門的に女性特有のお悩みを解決するため美容婦人科専門クリニックを東京に開業。

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