膣がゆるいと、尿漏れが起きたり、膣内にお湯が入ったりすることがあります。場合によっては、痛みをともなう症状が発生する恐れもあり注意が必要です。今回は膣のゆるみの判断方法や症状・特徴、原因、デメリットなどを解説します。自覚したときの対処についてもわかるので、膣がゆるいと感じている方は参考にしてみてください。
目次
膣のゆるみを判断する方法
膣のゆるみは気軽に確認できる方法から数字で確認できる方法などがあります。早速、膣のゆるみの判断方法から解説します。
セルフチェック
膣のゆるみはセルフチェックで判断できます。確認するときのポイントは下記の通りです。
- セックスが気持ちよくない
- くしゃみでお腹に力が入ると尿が漏れる
- 膣に空気が入りやすい
- 膣にお風呂の湯が入りやすい
- タンポンが漏れやすい
- 更年期になって感度が下がった
- 出産をしてから違和感を感じるようになった
チェックリストの事項について自覚がある場合は、膣がゆるんでいる可能性があります。
パートナーに相談する
膣がゆるいように感じるのは思い込みだと思う方もいるかもしれません。客観的に判断したいのであれば、彼氏や夫に相談する方法も検討できます。
彼氏や夫は膣のゆるみに気づいているかもしれず、中には遠回しに膣がゆるいと告げる方も珍しくありません。相談した結果、ゆるいことがわかれば適切な対処で改善できる可能性があります。ただし突然、彼氏や夫に膣のゆるみを相談すると驚かれるかもしれません。
普段から少しずつセンシティブな内容を話し合える関係を築いておき関連する話題となったとき自然に、ゆるくないかどうかを聞いてみましょう。
膣圧を測定する
膣圧とは、膣内のしまり具合を示す圧力です。専用機器で客観的に数値で測定できるため、セルフチェックしたり彼氏や夫に相談したりするよりも、正確に膣のゆるみを判断できます。
一般的な膣圧の測定では、膣に圧力計を挿入して、いきんだり力を抜いたりして数値を取得します。時間は1分程度であり、身体への負担も少ないでしょう。費用については、自由診療で医療保険適用外となる場合や、診察料の支払いを前提に無料で測定して貰える場合もあります。
女性器の専門家に相談する
膣圧をいきなり測定してもらうのは少し怖いと感じる方もいるかもしれません。ひとまず女性器の専門家に膣のゆるみについて相談してみることを検討してみましょう。
たとえば美容婦人科で膣のゆるみを専門家に相談できます。患者同士が顔をあわせないように配慮したクリニックだと、特に安心して相談しやすいです。ただ、女性器の専門家といえども、医師が男性の場合もあります。男性に相談しづらい場合や、男性に膣圧を測定してもらうのが恥ずかしい場合は、女性に診察してもらえるクリニックを探してみましょう。
膣のゆるみを判断するための基礎知識
膣のゆるみを判断するときに知っておきたい基礎知識もあります。引き続き膣がゆるいときの症状や特徴、原因、デメリットを解説します。
症状・特徴
膣がゆるいと、パートナーから性交時にゆるいと思われるほか、自覚できる症状や特徴も現れます。症状として代表的なのが尿漏れです。ふとした拍子に尿が漏れてしまうことがあります。また、入浴のときに膣の中にお湯が入りやすくなるのも特徴です。
尿漏れと同じようにお湯が漏れてしまいます。そのほか、お湯だけでなく空気が入るケースもあるようです。下腹部に力を入れたとき、膣にたまった空気が出てしまい、すでに膣ナラという呼び名も知られています。
原因
膣がゆるくなる原因として加齢が挙げられます。顔や肌と同様に弾力や筋力の低下などが膣のゆるみにつながりやすいようです。また、出産のときに胎児の重みによって、膣を引き締める骨盤底筋が伸ばされてしまうことも原因とされています。
骨盤底筋は骨盤の底部にある筋肉や靭帯であり、子宮や大腸、膀胱、尿道といった臓器を支える存在です。膣を締める力「膣力」に関係しているといわれています。排便やくしゃみ、咳などの腹圧によっても傷つき、膣力が弱ってしまうようです。
デメリット
膣のゆるみを放置することで生じるデメリットもあるので注意が必要です。たとえば、膣のゆるみは骨盤底筋が強く収縮しすぎて発生する場合もあり、その場合は頻尿や慢性骨盤痛、性交痛などが生じる恐れがあります。
また、粘膜の衰えによって膣がゆるむこともあり、その場合は外からの刺激に対する防御が薄くなっているため、膀胱炎や膣炎の原因になることもあるようです。日常生活で不快な思いをしないように、痛みが生じる前に膣のゆるみを改善したほうがよいでしょう。
膣がゆるいと判断したときの対処方法
膣がゆるいと判断したときに自分で試せる対処方法があります。引き続き膣がゆるいと判断したときの対処方法について解説します。
骨盤底筋を強化して膣力を高める
ゆるくなった膣は、骨盤底筋を強化して膣力を高めることで、ゆるみを改善できる可能性があります。参考に骨盤底筋を強化する運動の流れをご紹介します。
ステップ1:仰向けになる
ステップ2:両ひざを軽く曲げて立たせる
ステップ3:肛門・尿道・膣全体を引き上げる感覚で10秒間締める
ステップ4:10秒立ったら力を抜き、10回繰り返す
膣力を高めるためには、1日に2~3回を目安に行います。基本的に必要な道具もないので、時間があるときに試してみるとよいでしょう。
膣トレグッズを利用する
骨盤底筋を鍛えるのに役立つ膣トレグッズも存在しています。代表的なのが、ボール状やティアドロップ状のダンベルタイプです。装着したまま歩いたり階段を登れるようになったら、重さを徐々に増やしていくセット製品があります。また、膣を引き締める感覚をつかみやすい種類としてEMS機能付きも挙げられます。
電気によって筋肉にアプローチするタイプなので、骨盤底筋を刺激しやすいです。そのほか、グッズを使うときに併用できる潤滑剤も販売されています。ただ、膣トレグッズは肌や体質などにより効果の個人差があり、あわない場合は使用を中止する必要があります。あくまで専門家の指示にしたがって自分にあった製品を探してみてください。
膣がゆるいかどうか判断できないときはみどり美容クリニック・広尾に相談
膣のゆるみを判断できない場合は、みどり美容クリニック・広尾に相談してみましょう。みどり美容クリニック・広尾は、美容外科では網羅されてこなかった女性特有の悩みについて、美容婦人科という専門的な視点から治療にあたっているクリニックです。
プライバシーに配慮した貸切空間で膣のゆるみについて相談できます。相談からアフターケアまで女性院長が対応しているので、男性に相談しづらい方でも診察を受けやすいです。院長は美容婦人科の先進国であるアメリカ・ビバリーヒルズでレーザーによる膣の引き締め手術について習得しています。
美容婦人科治療を日本に広めるために、国内外の学会活動やセミナー参加、婦人科講師としての指導などを行ってきました。ヒアルロン酸注射など手術にも対応しているので、メスが怖い方でも施術を検討しやすいです。膣の引き締め手術を検討している方も一度カウンセリングに予約してみてはいかがでしょう。
まとめ
今回は膣のゆるみを判断する方法を中心に解説しました。膣のゆるみを自分で判断する方法にはセルフチェックをしたり、彼氏や夫などに相談したりする方法がありました。
ただ、自分やパートナーだけでは、本当に膣がゆるいのかどうかわからないことがあります。美容婦人科では膣のゆるみを相談できるほか、必要に応じて膣の引き締め施術にも対応してくれます。少しでも判断に不安がある場合や、施術を希望する場合は、女性器の専門家に相談してみましょう。
施術担当
インティマレーザー、ウルトラヴェラを日本で初めて導入してきた美容婦人科のパイオニア。美容婦人科の先進国であるアメリカ、ビバリーヒルズにおいてレーザーによる膣の引き締め手術やレーザーを用いた女性器形成のライセンスを日本人女医として初めて習得。その後日本人向けに改良すると共に、より専門的に女性特有のお悩みを解決するため美容婦人科専門クリニックを東京に開業。