小陰唇縮小手術とは?
どんな手術?
小陰唇縮小手術とは、小陰唇(女性器の内側にあるヒダ)の形を整え、大きさ、左右差、黒ずみ部分の切除など、小陰唇の気になる部分を整える手術です。
部位を切除するため基本的には術後の戻りはなく、根本的で半永久的なお悩みの改善を目指すことができます。
こんな方におすすめ
小陰唇縮小手術は、以下のようなお悩みを抱えている方におすすめしています。
- 小陰唇の形に左右差があり、気になる
- 尿が飛び散りやすいと感じることが多くなってきた
- 黒ずみが気になってきた
- 加齢とともに小陰唇が肥大化してきた
- 性交時に小陰唇が巻き込まれて痛い
- 自転車や硬い椅子に座っている時に、痛みを感じる
- ジーンズやスキニーパンツを履いた時に痛みがある
※これらの症状はあくまで一例で、上記のお悩みをお持ちの方でも小陰唇縮小手術が適応とならないケースもあります。カウンセリングと診察の上で適した治療法をご提案します。
施術種類
1
手術による小陰唇縮小
小陰唇をメスで切開し、縮小したのちに丁寧に縫合する手術です。
当院の小陰唇縮小手術には、溶ける糸を使用するため、抜糸での通院が無くても大丈夫です。
※個人差があるので、術後検診もかねて1か月後くらいに来院して頂くことをお勧めしています。
手術時 | 30分~1時間 |
麻酔 | 局所麻酔と静脈麻酔の併用 |
シャワー | 当日から可能 |
入浴 | 7日目から可能 | 性交渉 | 術後1か月後から可能 |
※注意点:7日間程度血が滲みますので生理用ナプキンの着用と患部が擦れないようガードル着用してください
2
DLV(デザイナー・レーザー・ヴァギナプラスティ)による小陰唇縮小
DLVは、アメリカの最新レーザー機器「Laser Proダイオード」で小陰唇のヒダを切開していく手術です。
メスを入れることが心配な方や、痛みや出血が心配な方におすすめです。
外側に縫い糸が付かず、腫れや浮腫みが一般的なメスでの手術に比べて軽くすむことが特徴です。
出血もかなり少ないため、傷跡の凹凸が気になる方や痛みが心配な方、体を動かすことの多いお仕事の方などに向いています。
基本的に抜糸での通院は必要がありませんが、術後2週間後~1か月目くらいで一度検診にいらして頂くことをおすすめしています。
手術時 | 30分程度 |
麻酔 | 局所麻酔と静脈麻酔の併用 |
シャワー | 当日から可能 |
入浴 | 7日目から可能 | 性交渉 | 術後2週間後から可能 |
※注意点:2、3日血液が滲みますので、生理用ナプキンの着用と患部が擦れないようガードルを着用してください。
小陰唇縮小手術で解決できること
左右差の解消、形を整える
小陰唇の左右差はどなたにもありますが、不快感や違和感を覚える方がいらっしゃいます。
しかし、小陰唇縮小手術をすることで、もう片側と揃えかなり気にならない程度にまで改善することが可能です。
形を整える
患者様の中には、小陰唇の形がいびつな方、過去に他院で小陰唇縮小手術を受けたにも関わらず手術後の形や縫い跡が凹凸になってしまっている方、出産(経膣分娩)後の会陰切開により変形してしまったり、裂けてそのままになってしまっている方もいらっしゃいます。
こうした際にも小陰唇縮小手術が可能です。
変形部分を整え、なるべく自然な形に修正していきます。
黒ずみの除去
小陰唇が肥大をしてしまうと、下着などの摩擦で黒ずんでしまうことがあります。
小陰唇縮小手術で黒ずみを除去することが可能です。
小陰唇縮小手術の流れ
カウンセリングと診察
まず小陰唇のお悩みや現状を確認し、どのような治療をおこなうか医師よりお話があります。肥大が気になるのか、左右差が気になるのか、黒ずみが気になるのか、といったあたりをきちんと話をしてもらいます。
大きさや厚みによりダウンタイムが多少異なりますので、おひとりずつ診察の上で術後の生活上の注意点や費用について細かく説明をします。
手術日の調整
カウンセリングの当日に手術まで受けたい方は、事前にアレルギーや持病がないかどうかなどメールかお電話で確認させて頂きます。
手術に際して心配や不安がある場合にはまずはカウンセリングのみでも構いません。
初回カウンセリングで不安をしっかり解消した上でダウンタイムや注意事項を踏まえ手術日をご検討下さい。
カウンセリング時に予約金、キャンセル料などの説明があります。
手術前日
体調確認、持参物確認のための、患者様からクリニックへのお電話をお願いしています。
手術当日
●メスによる手術の場合
小陰唇縮小手術を受けられる場合には、局所麻酔に併用して静脈麻酔の使用をお勧めしています。麻酔は調整可能ですので、完全に眠ってしまうのが怖いという方はリラックスする程度の軽い麻酔を選択することも可能です。
手術中の痛みを全く感じることなく、当日歩いてご帰宅されることが可能です。
●レーザーによる手術の場合
女性器専用レーザー「Laser Proダイオード」で切開するため、出血や術後の浮腫みも少なく体への負担がさらに軽くなります。
このレーザーを用いて手術出来るのはアメリカで専門トレーニングを受けた医師のみで日本では数名です。
ダウンタイムをなるべく軽くしたい方、痛みに弱い方、体を動かすことが多い方にはDLV(レーザーによる小陰唇縮小手術)がお勧めです。
術後
●メスによる手術の場合
当日はしっかり水分を取り、処方薬の内服を忘れないようにしましょう。入浴は数日後から、運動は1~2週間あたりから可能です。それまでは落ち着いてゆったりと過ごすことをお勧めします。溶ける糸を使用しますが、溶け方や跡の残り方に個人差があるため1か月ほどしたら検診にお越し頂くのが良いかと思います。
術後の通院や抜糸、性交渉可能な時期については元の大きさや切除量によっても異なってきますのでカウンセリングの際におひとりずつ詳しく説明させていただきます。
●レーザーによる手術の場合
当日はしっかり水分をとり、処方薬の内服を忘れないようにしましょう。
手術当日からシャワー浴びるが可能で、入浴、運動は数日以降~(運動の種類によっては2、3日でOK)性交渉は2週間目ごろから可能なことが多いです。
ただ、元の大きさや切除量によっても異なってきますので、カウンセリングの際にお1人ずつ説明があります。良い点としては、外縫いの糸がつかないため、縫い跡の心配が要りません。2週間目~1か月後目安で検診にご来院頂くことをお勧めしています。
術後の注意
痛みが心配な方やダウンタイムをなるべく軽く短く済ませたい方はレーザーによる小陰唇縮小手術をお勧めしています。
メスによる小陰唇縮小手術に比べ、術後の痛みが軽くすみますが、2,3日は激しい運動を控えておいてください。また体を動かすお仕事だったり歩くことが多い方は事前にカウンセリングでお伝えください。専用の圧迫ガーゼをお勧めする場合があります。
レーザーによる小陰唇縮小手術の場合にも術後にガードルを着用して頂きますのでご自身で準備して頂きます。
小陰唇縮小手術に関するQ&A
通常手術に使用される局所麻酔は、術後3~4時間で切れて徐々に痛みが出ています。一方でエクスパレル麻酔は手術直後の痛みが出やすい期間である3日間(術後約72時間)痛みを抑える麻酔です。使用できる条件がありますので、ご希望の方はカウンセリングの際にご相談ください。
女性器でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
小陰唇縮小手術は短時間で完了し、身体への負担も少ない手術であり、その後の人生を豊かにします。
もし、お悩みがあればお気軽にご相談ください。