膣のゆるみ、乾燥の原因は?乾燥のチェック方法、レーザー、膣ハイフなどの改善策を紹介

 

「最近、くしゃみや大笑いなど、力んだ瞬間に尿もれしてしまう」
「デリケートゾーンが乾燥してかゆい」
この様なお悩みをお持ちではないですか?膣のゆるみや乾燥は、加齢とともに減少するエストロゲンの影響が大きいと考えられています。

そこで本記事では、膣のゆるみや乾燥が起こる原因とともに代表的な悩みを解説します。最適な改善策も4つ紹介するため、ぜひ最後までご覧ください。

ホルモンの不調は膣のゆるみ、乾燥に繋がる

膣のゆるみや乾燥が起こる大きな原因は、女性ホルモンの一種である「エストロゲン」の減少です。
エストロゲンは生殖器の発育を促したり、肌や筋肉にハリやうるおいを与えたりと、女性らしいカラダを作る働きがあります。

しかし、年齢を重ねるにつれてエストロゲンの分泌量は減るため、膣周辺にある筋肉にも弾力がなくなるのです。
膣や尿道を支える筋肉「骨盤底筋」に弾力がなくなると、膣のゆるみが起こります。

また、エストロゲンの分泌量減少はうるおい不足の原因にもなるため、膣内やデリケートゾーンも乾燥しがちです。
みずみずしい野菜が乾燥するとしぼむように、膣内が乾燥するとふっくらとしていた膣壁がしぼんで薄くなるため、結果として膣もゆるみます。

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    こんなお悩みはございませんか?

    膣がゆるんだり乾燥したりし始めると、さまざまな悩みを引き起こします。
    「ゆるみ」と「乾燥」にわけて、それぞれの主な悩みを見てみましょう。

    ゆるみによる悩み

    膣がゆるみ始めると、以下の悩みを感じやすくなります。

    • 尿もれが起こる
    • お風呂のお湯が膣に入り込む
    • 性交中に感じにくい
    • 運動中や性交中に膣ナラ(ちなら)が出る

    先述のように、尿道を支える骨盤底筋の弾力が弱まると、尿もれが起きやすくなります。
    また、尿道を閉めている筋肉「尿道括約筋」の筋肉量が落ちた場合、尿を我慢する筋力が衰えてしまい、尿もれを助長しかねません。

    膣のゆるみは、性行中の満足度にも大きな影響を与えます。
    膣がゆるむと性交中の快感も軽減されるため、なかなかオーガズムを得られないでしょう。

    また、膣に溜まった空気が外に出て音が鳴ってしまう「膣ナラ(ちなら)」も出やすくなる ため、性行為に集中できません。

    膣のゆるみは日常生活にも影響が出るため、悩みに当てはまる方は、クリニックによる治療や、膣トレといったセルフケアを習慣化するなど、早めの対策をしましょう。

    乾燥による悩み

    膣内や周辺のデリケートゾーンが乾燥をすると、さまざまな悩みが生じます。

    • デリケートゾーンにかゆみやヒリヒリをした痛みを感じる
    • 膣内が濡れにくくなり性交痛を感じる
    • 摩擦によって出血を起こす
    • 黄色いおりものや悪臭が出始める

    エストロゲンの分泌量が減ると、潤滑液を出す「バルトリン腺」や「スケネ腺」が萎縮するため、膣内が濡れにくくなります。
    膣内が乾燥したまま性行為をすると、挿入時の摩擦を受けてしまい、性交痛を引き起こしてしまいます。

    性交痛を感じたまま無理に性交渉を続けると出血してしまう ケースもあるでしょう。

    うるおい不足になると、膣内を正常に保つ常在菌のはたらきが弱まるため、細菌感染を起こしやすくなります。
    細菌感染により炎症が進むと、黄色いおりものや悪臭がする場合がある ため、体の異変を感じたらすぐに婦人科を受診しましょう。

    年代別のホルモンの不調の原因

    ひとえにホルモンの不調といっても、年齢によって原因が異なります。
    「40〜60代」「20〜30代」と2つの年代にわけて、ホルモンバランスが乱れる原因を見てみましょう。

    更年期によるホルモンの減少(40代,50代,60代)

    「40〜60代」のホルモンバランスが乱れる大きな原因は、加齢によるエストロゲンの減少です。
    エストロゲンの分泌量は、更年期突入とともに減少し、閉経を迎える50代頃には著しく低下します。

    この時期に見られる症状は「更年期障害」と呼ばれています。
    膣内だけでなく、ドライアイや喉の乾き、肌の乾燥感も更年期障害の症状です。

    参考:厚生労働省「女性の生涯健康手帳」

    40〜60代は女性ホルモンの分泌量が減ることから、ホルモンバランスが大きく乱れます。
    しかし、更年期による膣のゆるみや乾燥も治療が可能です。

    運動にプラスして病院や女性器専門のクリニックで治療を進めましょう。

    低用量ピルの長期服用による低エストロゲン状態(20代,30代)

    20〜30代で低容量ピルを長期間服用している場合、女性ホルモンの分泌量が減っている可能性があります。
    低用量ピルとは、生理不順や生理痛の改善・避妊などを目的として服用する、卵胞ホルモンと黄体ホルモンを化学的に合成した錠剤です。

    低用量ピルを服用すると、脳は「女性ホルモンが十分に分泌されている」と勘違いをしてしまいますが、実際には女性ホルモンの分泌量が減ってしまいます。
    低用量ピルの服用中は子宮内膜が育たないため、膣内の乾燥が進むリスクもあるでしょう。

    また低エストロゲンの状態になると、膣粘膜が薄くなるため膣の内部が空洞化します。
    この場合、20〜30代若い年代でも膣が更年期と同じ様な状況になってしまっている場合も多くあるため、注意が必要です。

    ピルを服用中に膣の乾燥を感じたときは、早めの受診をおすすめします。

    極度のダイエットによる痩せすぎ、喫煙、睡眠不足(20代,30代)

    過度なダイエットや睡眠不足・喫煙の期間が続いている場合も、ホルモンバランスが乱れます。

    痩せたスタイルに憧れをもち、食べないダイエットをして栄養が足りなくなると、月経不順や無月経になりかねません。
    無月経は、女性ホルモンの分泌がうまくいかず、閉経と同じような状態となります。

    喫煙はエストロゲンの分泌を妨げてしまうため、できるだけ禁煙を心がけましょう。
    また、女性ホルモンは、脳の視床下部や下垂体から命令を受けて分泌し始めるため、睡眠不足の状態では情報がうまく伝達できません。

    不規則な生活により、ホルモンバランスを乱して膣へ悪影響を与えないために、普段の生活習慣を見直してみましょう。

    膣まわりの乾燥が進むとどうなるの?

    膣周りが乾燥し始めると、デリケートゾーンにかゆみを感じるようになります。
    うるおい不足のため、摩擦といった刺激を受けると、痛みや少量の出血を伴うケースもあるでしょう。

    さらに乾燥が進行すると、性行為のたびに膣の入り口が切れることもあります。

    膣周りの乾燥を感じる場合は、デリケートゾーン専用の保湿剤を塗るのがおすすめです。
    乾燥による性交痛を一時的に和らげる方法として、デリケートゾーン専用潤滑ゼリー「リューブゼリー」を使用することも有効です。

    膣が乾燥していないかチェックする方法

    以下の項目に当てはまる場合は、膣周りが乾燥している可能性があるため、セルフチェックをしてみましょう。

    膣や膣周りの乾燥チェック項目

    • おしりが冷たい、カサカサしている
    • クリトリスが小さくなっている
    • 腟口が乾燥で白っぽい
    • 大陰唇(だいいんしん)がたるんでいる
    • 尿道口が開いている

    おしりを触って「冷たい」「カサカサしている」と感じるときは、膣を支える骨盤底筋がたるんで、血流が悪くなっている可能性があります。

    正常な状態の場合は、エストロゲンの分泌によって、骨盤底筋のハリが保たれています。
    しかし、おしりの冷えやカサつきを感じるときは、骨盤底筋のハリが保てなくなっている可能性があります。
    骨盤底筋のハリが無いということは、エストロゲンの分泌量が減少し、膣内も乾燥していると推測できるでしょう。

    また、乾燥が進むと、膣周りの部位がしぼんだりたるんだりします。
    膣口は白っぽく変化するため、普段から色のチェックをしておきましょう。

    乾燥のチェック項目に当てはまる場合は、クリニックのによる治療によって改善するのがおすすめです。

    効果的な治療

    膣のゆるみや乾燥の予防には、セルフケアが欠かせません。
    また、改善したいときには医療機関での治療がおすすめです。

    セルフケアとクリニックでの治療方法を詳しく解説します。

    セルフケア

    膣のゆるみや乾燥は女性ホルモンの影響が大きいため、以下3つの対策でホルモンバランスを保ちましょう。
    ただし、セルフケアによる改善には即効性がなく、持続的なケアが求めれられるため、すぐに根本的な治療を希望する場合は注意しましょう。

    • 食事内容:大豆製品や貝類・ほうれん草やひじきなどを意識的に食べる
    • 睡眠の質:寝る前のスマホは避け、6〜8時間睡眠を心がける
    • 膣トレ:ケーゲル体操をする

    個人差は大きいものの、エストロゲンに似た働きをする「大豆イソフラボン」が体に吸収されれば、膣のゆるみや乾燥の予防につながります。
    ホルモンバランスを乱さないためには、睡眠の質も大切です。

    骨盤底筋を鍛えるために「ケーゲル体操」を1日に3セットほどおこなうのもよいでしょう。

    ケーゲル体操のやり方
    1:仰向けに寝転ぶ
    2:膝を立て、足を腰幅くらいに開く
    3:呼吸をしながら、3〜5秒ほどかけて排尿を止めるように力を入れる
    4:3〜5秒かけてゆっくり力を抜く(10回繰り返す)

    食事や睡眠・運動など、膣のゆるみや乾燥予防のために自分がチャレンジできそうなものから始めてみましょう。

    クリニックでの治療

    すでに膣の乾燥感やゆるみが原因の悩みがある場合は医院にて治療を行いましょう。
    以下3つの治療方法がおすすめです。

    • インティマレーザー
    • ヴィーナスハイフ(膣ハイフ)
    • 潤いヒアルロン酸

    それぞれ詳しく解説します。

    インティマレーザー

    インティマレーザーは、膣のゆるみや尿もれ・性交痛などの症状に対応できるレーザー機器です。
    膣粘膜を傷つけることなく、膣奥深くまでレーザー照射ができ、痛みもほとんど感じません。

    悩み別に照射方法を変えられるため、それぞれの悩みに沿った施術ができるのがメリットです。
    膣の引締めだけでなく、入浴時のお湯だまり改善や感度アップも期待できます。

    ヴィーナスハイフ(膣ハイフ)

    ヴィーナスハイフ(膣ハイフ)は、超音波を使って膣を引き締める機器です。
    ヴィーナスハイフから出る超音波は膣粘膜を傷つけないため、安心して施術を受けられます。

    超音波の照射範囲は広く、膣の入り口周辺や尿道・膣の深部まで対応可能です。
    ヴィーナスハイフは、レーザー治療で粘膜の状態が改善しても「引き締め効果がイマイチだった」という方に向いています。

    婦人科形成を専門とする当クリニックでは、インティマレーザーとヴィーナスハイフ両方の施術を受けられます。
    インティマレーザー指導医の資格を保有し、他院に指導を行う女性院長自らが診察・施術をおこなうため、お気軽にご相談ください。

    潤いヒアルロン酸

    マシンによるうるおいアップの効果が出づらい場合は、ヒアルロン酸製剤の注入によりうるおいアップを補助する、組み合わせ治療のケースもあります。

    まずは、セルフケアでの予防や治療効果の高いインティマレーザー・ヴィーナスハイフから検討するとよいでしょう。

    まずはお気軽にご相談ください

    年齢を重ねるとともにエストロゲンの分泌量が低下し、膣を支える骨盤底筋の弾力がなくなるため、膣がゆるみ始めます。
    エストロゲンの減少はうるおい不足を招くため、膣内やデリケートゾーンの乾燥も進むでしょう。

    尿もれや性交痛などを感じる前に、日頃からセルフケアをするのがおすすめです。
    すでに症状があり改善をしたい場合には、インティマレーザーやヴィーナスハイフの施術を検討しましょう。

    当院「みどり美容クリニック」では、日本で初めてデリケートゾーンに特化した治療を行う美容婦人科を導入したパイオニアである女性院長自らが、患者様一人ひとりの悩みにあった施術をおこないます。
    この機会にぜひお気軽にご相談ください。


    監修医師

    日本で初めて美容婦人科を導入したパイオニア。美容婦人科の先進国であるアメリカ、ビバリーヒルズにおいてレーザーによる膣の引き締め手術やレーザーを用いた婦人科形成のライセンスを日本人女医として初めて習得。その後日本人向けに改良すると共に、より専門的に女性特有のお悩みを解決するため美容婦人科専門クリニックを東京に開業。

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