【徹底解説】膣縮小治療後のダウンタイムについて


膣縮小治療に興味はあるけど、ダウンタイムや痛みなどが気になって踏み出せない方などたくさんいらっしゃるかと思います。
当院でも患者様からお話しを聞いていると、ダウンタイムや治療後の過ごし方など気になる方は多いようです。
膣縮小治療も様々な種類があるので、このページではダウンタイムに特化して解説していきます。

目次

膣縮小治療について

膣は加齢や出産などによりゆるんでいきます。それを引き締める施術全般のことを「膣縮小」と言います。
膣のゆるみが気になるといったお悩み、実は多くの人が抱えています。この「ゆるみ」は時間経過やトレーニング、エクササイズでは完全に元に戻ることはありません。
デリケートなお悩みですが、一人で抱え込まずに、まずは診察を受けて膣の状態を正確に把握することが大切です。

当院でも特に多い症状

  • 出産で膣が緩んでしまったと感じる
  • 尿漏れがある
  • パートナーにゆるみを指摘された
  • 膣に空気やお風呂のお湯が入りやすく感じる
  • セックスの感度が落ちた

では具体的にどんなことをするのか、治療方法を見ていきます。

当院での治療方法

現在当医院では9種類の豊富な治療方法があり、患者様のお悩み、膣のゆるみ具合に合った方法でゆるみにアプローチができます。

膣縮小手術

膣縮小手術は膣を根本から引き締める手術です。
たるんでしまった筋肉を寄せて縫合しまするので引き締めの効果は半永久的に続き、一度の施術で長く引き締めの効果を持たせたいという方に最適です。
この手術には2種類方法があります。2つ目は膣の入り口付近を縫合するだけの手術で、膣のゆるみが軽度な場合に行うことが多いです。
この時、縫合に使用する糸は溶けて自然に消える糸を使うので抜糸の必要もありません。手術は1~2時間程度で終わります。

LVR

2つ目はLVR(レーザー・ヴァギナ・リジュビネーション)を使用しての治療です。
膣のゆるみがひどい場合に使われる手術方法で、膣の若返り治療とも言われています。
女性器専用LaserProダイオードレーザーという最新の機器で膣の前壁と後壁の筋肉を縫い合わせることで膣を引き締めます。膣の状態によって細かな治療方法は違いますが2~3時間の手術時間で終わります。

ダウンタイム

今解説した2つの治療は、局所麻酔とブロック麻酔、そして静脈麻酔組み合わせてを使いますので手術中に痛みを感じることはほぼありません。
入院も必要なく、治療後はすぐに日常生活に戻ることができます。

シャワー浴・入浴 シャワーは当日から・入浴は術後7日から
性交渉・激しいスポーツ 1ヶ月~1ヶ月半は控えるようにしてください

手術から3~4日は出血の可能性があるためナプキンを当てていただきます。

他には、手術後にしゃがむ・座る・いきむなどをしてしまうと痛みを感じることがありますので注意するようにしてください。
縫合には溶ける糸を使用して縫合するため抜糸は必要ありませんが、1か月後に検診のためにクリニックに来ていただきます。

レーザーでの治療

レーザー治療は「手術に抵抗がある」「メスを入れるのは怖い」「できるだけ痛みの少ない治療がしたい」と感じている方にぴったりの方法です。
個々の膣の具合によって様々なレーザーを使い分けています。

ヴィーナスハイフ・ウルトラヴェラ

HIFUエネルギーを使った膣引き締めレーザーです。
粘膜を傷つけることなくエネルギーを当て、コラーゲンの分解・再構築を促します。
ただし、向き・不向き分かれやすい機器なので的確な判断が必要となります。

インティマレーザー

最新の蓄熱式レーザーです。カナダの保健省認可の安全性を誇っており、膣の引き締めだけではなく、尿漏れや膣萎縮、黒ずみの除去にも効果があると言われています。
照射するごとに膣内の温度と血流を確認しながら最適な状態を目指します。そのため、レーザーの施術には術者の技術により効果が大きく変わってきます。
当院の院長はインティマレーザー指導医の資格を有しているので、安心して高い効果のある施術が受けられます。

ビビーブ

ビビーブは高周波エネルギーを用いて膣内を収縮することで膣の引き締めだけでなく、細胞も活性化し、コラーゲンの増生が促されます。
一度の施術で効果が得られますので、何度も通院していただくことはありません。もちろんレーザー機器での施術ですので出血や傷跡が残ることはなく、痛みも少ない施術です。

サーミVA

高周波治療によるデリケートゾーンの複合的な引き締めを可能にします。
世界で800台(2016年時点)導入されている一番メジャーな機器で、膣の引き締めの他にも大陰唇や小陰唇のたるみ、ニオイの改善などの効果もあります。

このように様々なレーザー機器があり、症状によっては2つの機器を組み合わせて治療することもあります。
ダウンタイムや注意事項は以下の通りです。

ダウンタイム

レーザー治療のダウンタイムはほとんどありません。

シャワー浴・入浴 シャワーは当日から・入浴は術後3日から
性交渉・激しいスポーツ 術後1週間ほどから可能になります

術後の入院はいらず、歩いて帰られる方がほとんどです。
メスを使わない分身体への負担が減ります。しかし、効果が永続的に続くわけではありませんので照射を続けていくことが必要になります。

Q. 性行為はいつから可能でしょうか?

治療によって異なります。特定の日までに効果を出したいということであれば、早めにご相談ください。


治療によって異なる

膣縮小治療の施術内容によってダウンタイムは異なります。外科的手術の場合には1~2か月性行為が禁止ですが、マシンやフィラーの場合3日~7日間の性行為禁止期間ですみます。またGショットと呼ばれる女性の感度を上げる治療については当日から性行為が可能ですのでダウンタイムがほぼゼロです。しかし、膣縮小のためにはGショットだけでは効果が不十分ですので、他の治療と組み合わせて行われる場合が多く、その場合のダウンタイムは長い方に合わせる形になります。

マシンは人によって異なるので早めにご相談ください

マシンによっては当日から性行為可能と謳っているものもありますが、当院では施術後の膣内が敏感になっている期間は性生活をお休み頂く場合がありますのでカウンセリング時にその方の膣内の状態と治療内容によってお一人ずつダウンタイムをお伝えしています。デートの予定が分かっている場合には余裕をもって早めに治療を検討されることをお勧めします。

Q. 治療の効果はいつから出ますか?

フィラー注入は直後が効果最大ですが、時間と共に効果が薄れていきます。手術は効果が永久ですが、ダウンタイムは長いです。


外科的手術はダウンタイムは長いが確実に狭くなる

膣縮小治療による効果がいつから出るかは、治療内容によって大きくことなります。外科的な膣縮小手術では縫い縮めた分確実に膣が狭くなりますが、ダウンタイムが2か月あります。

マシンによる治療では効果を感じるまで、1~2ヶ月かかることもある

マシンによる方法では直後に施術による浮腫みが見られますので一瞬即効性があるように見られますが、いったん浮腫みが引いて、そのあとから自身のコラーゲンが徐々に増殖していきます。レーザーや高周波、超音波などマシンの種類とその方の元々の状態によりますが、効果の実感まで1~2か月かかることもあります。/p>

 

フィラーは直後が効果が最大

フィラーの場合には注入した直後が最も効果が高く、時間と共に効果が薄れていきます。

 

即効性と持続性を叶える組み合わせ治療法も人気

マシンとフィラーの組み合わせ治療によって、効果の即効性と持続性両方を叶えるという治療法も人気です。デートプランによっていつ頃に効果のピークが欲しいというご相談もありますので具体的な目標がある場合には事前にお申しつけください。

Q. パートナーに効果を気づいてもらえますか?

多くの男性がその効果を実感されているようです。施術を行ったパートナーに治療について効果があったか調査を行った結果も出ているため、カウンセリングではそちらを用いてご説明いたします。


気づいてもらうためにすぐに効果を出したい方におすすめの治療とは

パートナーに内緒で治療を受けたい方でダウンタイムがどうしてもネックになるという方の場合にはレーザーや高周波、ハイフなどのマシンによる治療やフィラーによる注入治療がダウンタイムも短く現実的な選択肢になってくるかと思います。

気づいてもらえるかは関係性にもよる

膣縮小治療後の効果について、パートナーに気が付いてもらえるかどうかは二人の関係性にもよります。多くの方はパートナーに内緒で治療をされる方が多く何となく相手の反応が気になるが、直接は聞けないという方が多いようです。パートナーに治療をすることを相談しているカップルの場合には相手も効果に気が付いてもらえることが多くあります。

カウンセリングでは実際にデータを用いて説明いたします

治療内容によっては実際に施術を行ったパートナーに治療について効果があったかどうかアンケート調査を行った結果も出ており、多くの男性がその効果を実感されているようです。カウンセリング時にはそのような治療データも示しながら治療についての詳しい説明をしていきます。

Q. 治療の痛みはありますか?

外科的手術では治療中、術後と痛みがでないよう対処します。その他の治療では痛みはほとんどありません。


外科的手術では、術中は麻酔をしっかり行う

膣縮小治療に伴う痛みの感じ方は、治療方法とその方の膣の状態によって異なります。LVRなどの外科的手術による膣縮小治療では、まず手術中に痛みを感じないよう静脈麻酔とブロック麻酔、局所麻酔をしっかり併用して手術を行います。術後は痛みをコントロールするために処方の痛み止めをしっかり内服して頂き一定期間安静にして頂きます。

マシンでは、多くは痛みを伴わない

インティマレーザーやヴィーナスハイフ(ウルトラヴェラ)、サーミVAなどのマシンによる治療は多くは痛みを伴いません。他院でマシンによる治療経験がある方で○○は痛かったとおっしゃられる方がいらっしゃいますが、当院では痛みがなく適正な温度で効果が出せるよう診察した医師自身による施術でお一人ずつ調整を行っています。

フィラー(注射)では、痛みを感じることなく治療が可能

フィラー(注射)による膣縮小治療は、注射というと痛いイメージがありますが膣内の表面はある一定の深さから鈍感になっており殆ど痛みを感じることなく治療が可能です。もちろん併せて局所麻酔も併用しますので手術以外の方法では痛みの心配はないでしょう。

Q. 治療したことは婦人科検診でばれませんか?

フィラー注入の治療のみ注意が必要です。


外科的手術は出産時の傷と変わらないのでわからない

膣縮小治療を受けた後、婦人科検診でばれないかどうかは治療法によって異なってきます。膣縮小手術による傷は経膣分娩の経験がある方の場合、会陰切開や裂傷による縫合と変わらない傷になるので特別に治療を受けたかどうかが分かることはないと思います。

マシンはコラーゲンが増殖するだけなのでわからない

マシンによる治療はレーザー、高周波、超音波いずれの場合でもご自身のコラーゲンが増殖するだけですので婦人科検診でも全く分かりません。

フィラーは精密検査を受ける場合は注意が必要

フィラーの場合には注意が必要です。一般的な婦人科検診で指摘されることはほぼないと思われますが、CT,MRI,エコーなど精密検査を受けた場合、注入量や部位にもよりますがフィラーが映り込みます。そのため治療したことを申告しない場合に、粘膜下腫瘍などの診断を受け精密検査につながる可能性も出てきます。絶対にばれたくない場合にはフィラー以外の膣縮小治療を選択することをお勧めします。

Q. 治療したことはパートナーにばれませんか?

パートナーの人にばれないように治療を希望される方は多くいらっしゃいます。自然な形で引き締めれば、ばれないでしょう。


自然な形で引き締めればバレない場合も多い

パートナーの人にばれないように治療を希望される方は多くいらっしゃいます。そのためには膣内をより自然な形で引き締める必要があります。外科的手術の場合にはダウンタイムがありますので、パートナーの方と遠距離だったデートの頻度が高くない方の場合手術による膣縮小治療が可能な場合がありますが、そうでない場合にはマシンやフィラーなどの治療が彼にばれずに膣縮小効果を得られる場合が多いかと思います。

フィラーは医師の技術が必要

マシンではいずれも自分自身のコラーゲンが増えたり、引き締め効果がありますので彼にばれることはないでしょう。フィラーの場合には注入する部位や量によって不自然にならないようにするため医師の技術が必要になってきます。ご自身の膣の形状と膣内の粘膜の厚みやゆるみの位置などを把握するために事前に詳細な診察を受けたうえでの注射をお勧めしています。安易に治療を受けて注入物質が飛び出してきてしまうケースも多く見られますので、事前診察は必須です。

女性器でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

今回は膣縮小治療のダウンタイムについて解説しました。
ご紹介したものは一般的であるため、患者様によってダウンタイムの有無は異なります。

治療に関しての心配事や進め方など、診察の際にしっかりとご説明します。
どうぞお気軽にカウンセリングへいらしてください。


記事監修者

美容婦人科の先進国であるアメリカ、ビバリーヒルズにおいてレーザーによる膣の引き締め手術やレーザーを用いた女性器形成のライセンスを日本人女医として初めて習得。日本人向けに改良すると共に、より専門的に女性特有のお悩みを解決するため美容婦人科専門クリニックを開業。


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※当院の治療はすべて保険適用外となっています。


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