膣縮小手術に関して興味はあるけど一歩踏み出せない、という方は多いのではないでしょうか?デリケートゾーンの悩みはなかなか人に相談しにくいものですよね。膣のゆるみは40代、50代などの年齢層が高めの方だけでなく、産後の20代、30代でもよくみられる症状です。
本記事では、当院にご相談頂く内容をまとめ、それぞれ解説していきます。
「お風呂上がりに膣から水が漏れる…..」
「膣縮小手術を考えているけどどれが良いのかわからない」
「膣縮小治療のダウンタイムってどれくらい?」
こんな悩みを持つ方は是非ご覧ください。
目次
膣のゆるみに関していただくご相談
当院では患者様より、膣のゆるみに関してさまざまなご相談を頂きます。
相談をいただく方は、膣のゆるみに関して全く知識が無い方から、
当院の記事を読んでいただき、膣縮小に関して知見がある方などさまざまです。
いただくご相談の中から3つをピックアップしました。
”お風呂から出ると腟の中からお湯が出できてしまいます。(49歳)”
”最近加齢のせいか、膣が緩んだ気がします。Vタイトニングのインティマレーザーとビビーブのどちらが効果的でしょうか?(47歳)”
”膣の引き締め、ゆるみの解消のためにヒアルロン酸注射やインティマレーザーを検討しています。ダウンタイムはどのくらいでしょうか?(56歳)”
引用:女性医師みつゆきみどりによる女性器お悩み相談室
それぞれのご相談に関して解説していきます。
お湯もれがある
お湯もれとは入浴後、プールに入った後に膣から水分が漏れ出る症状のことをいいます。
前後の膣壁があっていないため、間に水が入り込み、それが入浴後(20~30分後)に出てくるという現象です。
出産後の影響で骨盤底がゆるんだことで起きたり、更年期世代の体の変化によって起きることが多いですが、若い方でもすくなくはありません。
お湯もれの原因とは
お湯もれの原因は大きく分けて2つあります。
1つ目は出産の影響
2つ目は加齢による影響です。
1.出産の影響
出産時の陣痛や赤ちゃんの通過により、骨盤底筋が大きく伸びたり損傷したりすることがあります。骨盤底筋は骨盤の底にある筋肉で、膣、尿道、直腸を支える役割を担っており、この筋肉が伸びたり、損傷すると膣を支える力が弱まり、膣のゆるみを引き起こす原因となります。
2.加齢による影響
膣は本来コラーゲンによって、厚く、ふかふかな状態になっています。しかし年齢によるコラーゲンの減少により、膣の壁が薄くなってしまい、その影響で膣がゆるくなってしまいます。また肌のたるみと同様に加齢は骨盤底筋の筋力を低下させます。
治療方法
お湯もれを防ぐためには、骨盤底筋を鍛えることが重要です。
骨盤底筋は日々のトレーニングによって筋力アップすることが可能です。
効果がでるには3ヵ月から半年と言われているため、時間がかかりますが、毎日欠かさずに行うことで改善していくことが可能です。
骨盤底筋を鍛える代表的なトレーニングとして、ゲーゲル体操があげられます。
ゲーゲル体操とは、骨盤の底にある膣、尿道を支える骨盤底筋を鍛える体操です。
1人で簡単に行なえます。
具体的な方法を解説します。
①尿を我慢するように骨盤底筋に力をいれて、10秒ほどキープする。
②10秒引き締めたら、その後10秒緩める
③ここまで10回を1セットとして、1日に数セット行う
最初のうちは慣れず、大変かもしれませんが
毎日コツコツと続けることで効果が発揮されてきます。
ビビーブとインティマレーザーってどちらがいいの?
膣縮小の治療において、レーザー治療の代表的なものとして、
ビビーブとインティマレーザーの2つの物があります。
それぞれ膣縮小の治療として有効ではありますが、膣のゆるみに効くメカニズムが異なります。それぞれ紹介します。
ビビーブとは
ビビーブとは「膣のサーマクール」とも呼ばれる機器です。
かつては膣縮小治療において、外科的な手術しかなかった時代でしたが、手術以外の機器による膣引き締め治療として日本で初めて開発された画期的なマシンです。
メカニズムとしては、膣の表面を冷却しながら高周波の熱を深部に届けます。
これにより粘膜下に刺激を与えて、コラーゲンの生成を促します。
インティマレーザーとは
インティマレーザーは膣のゆるみや尿もれ、性交痛、GSM、臓器脱、小陰唇のタイトニング、外陰部のホワイトニングなど様々な症状に対処できるレーザー機器です。
膣粘膜を傷つけることなく、安全に膣の奥深く、かつ広範囲にレーザー光を照射し、コラーゲンの産生を促進します。
ビビーブとインティマレーザーの違いは?
大きな違いはレーザーか、高周波か?の違いです。ビビーブでは膣の表面の温度を40℃~45℃ に保つことで、コラーゲンの生成を促します。膣の入り口付近の、小陰唇、大陰唇のハリ感をアップさせることは出来ますが、膣の奥を引き締めるには向いていません。
また、50代半ばの閉経前の女性に効果が期待できると言われています。これは加齢により膣粘膜が薄くなっている場合にはビビーブの施術によりかえって膣内が硬く空洞が広がったようになってしまうリスクがあるためです。
一方インティマレーザーはレーザーを深部にまで照射できるため、全体的な感度アップにつなげることが出来ます。また膣のゆるみだけでなく、性交痛や黒ずみの除去にも効果的です。
どちらが合っているかは人それぞれ異なってきます。
気になる場合はぜひ一度来院しご相談ください。
膣縮小のダウンタイムはどれくらい?
膣縮小の治療はヒアルロン酸注入、レーザー治療、メスを使った外科手術など様々なものがあります。それぞれ効果や、ダウンタイムは異なります。
実際には直接ご相談いただき、患者様の要望にあったご提案をさせていただきますが、来院する前に各治療のダウンタイムを知っておきたいという方も多いのではないでしょうか?
そこであくまで目安にはなりますが、各治療ごとのダウンタイムを以下の表にまとめました。
各治療のダウンタイム
治療名 | シャワー浴・入浴 | 性交渉 |
---|---|---|
膣縮小手術LVR | シャワーは当日から 入浴は術後7日から |
1ヶ月~1ヶ月半は控えるようにしてください |
レーザーでの治療
|
シャワーは当日から 入浴は術後3日から |
術後1週間ほどから可能になります |
レーザーの治療はメスを使わないため、その分身体への負担が減ります。
しかし、効果は永続的に続くわけではなく、照射を続けていくことが必要です。
一方で膣縮小手術は、ダウンタイムは長いですが、効果は半永続的です。
1人で迷わず、まずはご相談を
今回は膣縮小に関して当院でいただく相談をご紹介しました。
ただ今回ご紹介したものはほんの一部であり、人それぞれ抱いている悩みは異なってきます。当院では日本で初めて「美容婦人科」を導入したパイオニアである院長が、直接カウンセリングから、施術まで行います。
他医院で治療を行ったが効果がなかったという患者様も是非一度ご相談ください。