「ヴィーナスハイフの治療効果を詳しく知りたい」
「他の治療方法と比べて、ヴィーナスハイフの効果がどう異なるのか知りたい」
加齢や出産などにより、膣のゆるみや乾燥が気になるようになった方の中には、ヴィーナスハイフの治療を検討している方もいるでしょう。
ヴィーナスハイフは、膣のタイトニング(引き締め)の他にも、うるおい不足の改善や性交痛の軽減など、さまざまな症状に対して効果が期待できます。
本記事では、ヴィーナスハイフがもたらす効果や、他の治療との違いについて解説します。
記事監修者
美容婦人科の先進国であるアメリカ、ビバリーヒルズにおいてレーザーによる膣の引き締め手術やレーザーを用いた女性器形成のライセンスを日本人女医として初めて習得。日本人向けに改良すると共に、より専門的に女性特有のお悩みを解決するため美容婦人科専門クリニックを開業。
目次
ヴィーナスハイフ(膣ハイフ)は更年期でも効果的
ヴィーナスハイフは基本的に全年齢層が対象であり、更年期特有のデリケートゾーンのお悩みにも対応できます。
更年期のお悩み
更年期とは、閉経の前後5年間を合わせた約10年間の時期のことです。日本人は50歳ごろに閉経を迎える方が多く、一般的には45歳〜55歳くらいの時期が更年期にあたります。
更年期にかけて「エストロゲン」という女性ホルモンの分泌が減少するのに伴い、ほてりやのぼせ、発汗、イライラといったさまざまな症状が出てきます。
また、エストロゲンにはコラーゲンを増やして肌の潤いを保つ作用もあるため、エストロゲンが減少すると皮膚が乾燥してしまいます。
顔や体の皮膚だけでなく腟の粘膜も乾燥すると、以下のようなデリケートゾーンの悩みが増加する恐れがあるのです。
- デリケートゾーンのかゆみ
- 膣のゆるみ
- 性交痛
- 頻尿
- 尿失禁
- 膀胱炎
実際、2023年に行われたジャパンセックスサーベイの調査では、セックスに関する悩みを抱える更年期の女性が多く見られました。
「セックス時に痛みを感じることがある」と回答した方のうち「痛みのため満足度は高くない」「痛みのため満足できない」と回答した人を合わせると、50代で59.8%、60代で55.1%に上ります。つまり更年期の女性の半数以上が、性交痛によってセックスの満足度が低いと感じています。
更年期のデリケートゾーンの悩みについては、人に相談できずにそのままにしてしまう方も少なくありません。しかし、治療によって改善できるため、ひとりで悩まず、まずは専門医に相談しましょう。
ヴィーナスハイフ(膣ハイフ)との組み合わせ治療も可能
ヴィーナスハイフは、Vタイトニング(インティマレーザー)やサーミVAと組み合わせて治療も可能です。以下は、当院で行っている組み合わせ治療です。
ダブルVタイトニング(インティマレーザー+V-HIFU)
ヴィーナスハイフとVタイトニング(インティマレーザー)の2つにより、粘膜層と筋層の両方に働きかけることでより効果を高めます。
1dayトータルプラン(インティマレーザー+V-HIFU+サーミVA)
3種類の治療機器を組み合わせることで、一度の治療で最大限の効果を得られる方法です。
更年期にともなうデリケートゾーンの症状が重い方や、1回の治療でより効果を得たい方、外陰部から膣の奥まで広い範囲での効果を希望される方は、組み合わせ治療も検討するとよいでしょう。
ヴィーナスハイフ(膣ハイフ)の料金
当院でヴィーナスハイフによる治療を受けられる場合の費用は、以下のとおりです。
項目 | 回数 | 料金 |
---|---|---|
ヴィーナスハイフ(膣の引き締め治療) | 1回 | ¥217,800(税込) |
ヴィーナスハイフは1回目から効果を感じやすい治療になっており、一度効果を感じた後は、1年~1年半程効果が持続します。
ヴィーナスハイフ(膣ハイフ)の注意点・ダウンタイム
ヴィーナスハイフは痛みが少なく治療効果も高い方法ですが、施術を受ける際は以下の3点を確認しましょう。
- ダウンタイム
- 副作用
- 治療を受けられない人
それぞれ説明します。
ダウンタイム
ダウンタイムとは、施術を受けてから日常生活に戻るまでにかかる期間のことです。
ヴィーナスハイフによる治療は、基本的にダウンタイムが不要です。ただし、治療直後は膣壁がデリケートな状態となっているため、以下の点に注意しましょう。
- 性交渉やタンポンの使用は、施術後3日間は控える
- 当日はシャワーのみ、入浴は翌日からにする
- 大衆浴場やプールの使用は1週間ほど控える
副作用
ヴィーナスハイフでの治療には、ほとんど副作用はないと言われています。ただし、HIFUが膣の表面にきちんと接していなかった場合は、まれに粘膜表面に傷が付く可能性もあります。
その他、報告されている副作用は以下のとおりです。
- 火傷
- 潰瘍
- 瘢痕化
- 浮腫み(むくみ)
- 粘膜の赤み
- 熱感
- 水疱
- おりものの増加
- 軽度の下腹部痛
ほとんどの症状は軽度で一過性のものですが、気になる症状が続く場合は担当の医療機関に相談しましょう。また、一時的に膀胱が活発になり頻尿を経験する方もいますが、自然に改善するので安心してください。
治療を受けられない人
ヴィーナスハイフはダウンタイムが不要な上に、治療効果が約1~1年半と長く続くため多くの方に選ばれている治療ですが、一部治療を受けられない人もいます。
- 施術当日に生理中の方
- 妊娠している方、または妊娠の可能性がある方
- 授乳中や産後で、生理が再開していない方
- 膣内に激しい炎症などのトラブルがある方
- 子宮系の疾患をお持ちの方
- 長期間、ステロイド治療を受けている方
- 施術箇所に何かを埋め込まれている方
- 骨盤内感染や膣内に出血のある方
膣内にトラブルがある場合は、ヴィーナスハイフを使えない可能性があります。また、膣萎縮の状態では症状がさらに悪化してしまう可能性があるため、ヴィーナスハイフの施術は受けられません。
最適な治療法は人によって異なり、十分な効果を実感するためには自分に合った治療法を選択することが大切です。
またヴィーナスハイフは粘膜下4.5mmという深い層までエネルギーを届けることが出来ますが、デメリットとして膣の粘膜が薄い方は治療効果を感じない場合があるため注意が必要です。
当院ではヴィーナスハイフの他にも豊富な治療法を用意しており、患者様の状態にあった最適なご提案が可能です。まずはお気軽にご相談ください。
更年期で膣の乾燥・ゆるみにお悩みの方はまずはご相談ください
ヴィーナスハイフは更年期にともなう膣の乾燥・ゆるみにも効果があり、さらにVタイトニング(インティマレーザー)やサーミVAとあわせて使うことで、より効果を実感していただけます。
ただし、膣の状態によっては施術を受けられない場合もあるため、まずは専門医の診察を受けましょう。自分の膣の状態を把握することで、適切な治療を選べるようになります。
当院は日本で最初にヴィーナスハイフを導入しており、実績が豊富です。さらに、豊富な経験と高い技術を持つ院長がカウンセリングからアフターケアまで一貫して担当するため、安心して治療を受けていただけます。
更年期の膣のトラブルでお悩みの方は、まずは気軽にご相談ください。
記事監修者
美容婦人科の先進国であるアメリカ、ビバリーヒルズにおいてレーザーによる膣の引き締め手術やレーザーを用いた女性器形成のライセンスを日本人女医として初めて習得。日本人向けに改良すると共に、より専門的に女性特有のお悩みを解決するため美容婦人科専門クリニックを開業。