ヴィーナスハイフ(膣ハイフ)とモナリザタッチの違いは?膣治療の効果の違いや料金を徹底比較

 
ヴィーナスハイフとモナリザタッチは、どちらも膣の状態を改善するために効果的な治療機器です。

二つの治療機器が効果的な症状、効果が出るまでの回数、ダウンタイム、費用はそれぞれ異なります。

この記事では、それぞれの特徴をわかりやすく比較。ご自身の悩みにどちらの機器があっているか判断する際に是非参考にしてください。


記事監修者

美容婦人科の先進国であるアメリカ、ビバリーヒルズにおいてレーザーによる膣の引き締め手術やレーザーを用いた女性器形成のライセンスを日本人女医として初めて習得。日本人向けに改良すると共に、より専門的に女性特有のお悩みを解決するため美容婦人科専門クリニックを開業。

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ヴィーナスハイフとモナリザタッチの違いを解説

ヴィーナスハイフ(膣ハイフ)とは


ヴィーナスハイフ(膣ハイフ)

ヴィーナスハイフ(膣ハイフ)は、超音波を利用して膣を引き締める治療機器です。加齢や出産にともない悩む方が増えてくる、膣のゆるみや尿漏れといった症状を改善します。

施術では、膣に専用のハンドピースを挿入し、超音波を当てることで細胞内のコラーゲン生成を促します。細胞内のコラーゲン量が増えることで組織がふっくらとし、膣のタイトニング(引き締め)や尿漏れの改善に効果を発揮する仕組みです。

施術できる範囲は、膣の入り口から深部まで尿道の周囲も含めてカバーしており、膣内の360℃全周にエネルギーを届けられます。

また、粘膜下1.5mm、3.0mm、4.5mmの3つの深さにアプローチが可能で、膣組織の深いところから、しっかりと引き締められるのが特徴です。

実は、4.5mmという深さは今までは手術でしか届かなかった筋層の深さであり、ヴィーナスハイフは外科的な処置をせずに粘膜深部までアプローチできる世界で初めての治療機器です。

モナリザタッチとは

モナリザタッチは、腟壁に「フラクショナル炭酸ガスレーザー」と呼ばれるレーザーを当てることで腟粘膜にうるおいを持たせるレーザー治療です。腟萎縮にともなう、デリケートゾーンのさまざまな不快症状を改善します

腟萎縮とは、加齢にともなうエストロゲン分泌量の低下により、膣のうるおいや弾力が失われて起こる症状のことです。腟萎縮が起こると、膣のかゆみ、におい、性交痛、膣のゆるみ、尿失禁などの不快な症状があらわれ、生活の質(QOL)も下がってしまいます。

この膣萎縮にともなう不快な症状を改善するために、モナリザタッチは特に効果的です。施術では、膣内にレーザーを当てることで細胞内で作られるコラーゲンの量を増やし、膣粘膜にうるおいと弾力を与えます。

2つの機器を徹底比較

ここからは、ヴィーナスハイフおよびモナリザタッチについて、以下のポイントを比較します。

  • 効果
  • 解決できる悩み
  • ダウンタイム
  • 料金(相場)
  • 持続効果

それぞれ説明します。

治療効果の違い

以下は、それぞれの施術で得られる主な効果です。

ヴィーナスハイフ モナリザタッチ
・コラーゲンの生成を促進
・膣の引き締めと弾力性の増加
・尿漏れの改善
・炎症や乾燥の予防
・コラーゲンの生成を促進
・膣および外陰部の乾燥、灼熱感、痛み
・性交痛の改善
・膣の弾力を向上

ヴィーナスハイフは、粘膜下4.5mmという深い層までエネルギーを届けられる点が特長です。組織の表層だけでなく深いところにまでアプローチ可能なため、膣のタイトニング(引き締め)やリフトアップに高い効果を発揮します。

一方、モナリザタッチのフラクショナル炭酸ガスレーザーがアプローチできるのは1.0mmの深さです。レーザーを当てることで膣粘膜のコラーゲンを増やし、うるおいを与え、粘膜表面のヒダの状態も改善します。

その結果、腟萎縮にともなう膣の乾燥やかゆみ、におい、ゆるみ、性交痛などの改善に効果を発揮します。

解決できる悩みの違い

以下は、それぞれの施術で解決できる代表的な悩みです。

ヴィーナスハイフ モナリザタッチ
・膣のゆるみ
・尿漏れ
・外陰部のたるみ
・性交時の満足度の低下
・膣の乾燥
・膣の乾燥
・膣や外陰部のかゆみ
・性交痛
・膣のゆるみ
・尿漏れ

ヴィーナスハイフは膣のタイトニング(引き締め)やリフトアップ効果が高いため、年齢や出産にともなう膣のゆるみや尿漏れ、外陰部のたるみなどの悩みの解決に役立ちます。生成されるコラーゲン量を増やすことにより、膣全体をふっくらさせるので、膣の乾燥で悩んでいる場合にも効果的です。

一方でモナリザタッチは、更年期や出産後などにおけるホルモンバランスの変化によって引き起こされる膣の乾燥やかゆみ、痛みといった悩みに対応できます。

ダウンタイムの違い

それぞれの施術後のダウンタイムは、以下のとおりです。

ヴィーナスハイフ モナリザタッチ
基本的になし 基本的になし

2つの機器はどちらも、基本的にダウンタイムがないため、入院を伴いません。施術中の痛みもほとんどなく、日帰りで治療を受けられます。

ただし治療直後は膣内がデリケートな状態にあるため、施術後3日間は性交渉やタンポンの使用は控えましょう。

また、どちらの治療でも施術当日の入浴は避けてシャワーのみとなりますが、それ以外は特に制限はなく、すぐに普段どおりの生活を送れます。

料金の比較

施術にかかる費用は、以下のとおりです。

ヴィーナスハイフ モナリザタッチ
217,800円(1回) 33,000~50,000円(1回)

持続効果

ヴィーナスハイフ モナリザタッチ
約1年~1年半 1~2ヶ月おきに2~3回
その後は1年に1回ほど追加照射

ヴィーナスハイフは膣の深いところにまでアプローチできるのが特長で、効果は約1年~1年半ほど持続します。個人差はありますが、施術後、1ヶ月ほどで改善効果を実感できるでしょう。

モナリザタッチは、1回の施術でも一定の効果を実感できますが、十分な結果を得るためには1~2ヶ月おきに2~3回の施術が必要となるケースもあります。なお、効果を維持するためには、1年に1回ほどの追加照射が推奨されています。

先ほどの金額比較では、モナリザタッチの方が1回あたりの料金は安いですが、十分な効果を得るためには複数回の施術が必要なため、総額としては同程度の費用がかかる可能性があります。

ヴィーナスハイフ(膣ハイフ)とモナリザタッチ、どちらを選ぶべき?

ヴィーナスハイフとモナリザタッチは、それぞれ以下のような方におすすめです。

ヴィーナスハイフ モナリザタッチ
・膣のゆるみが気になる方
・尿漏れに悩んでいる方
・外陰部のたるみが気になる方
・性交時の満足度を高めたい方
・膣の乾燥が気になる方
・膣のかゆみが気になる方
・膣のにおいが気になる方
・性交痛を解消したい方
・腟萎縮による不快症状を改善したい方
・尿漏れに悩んでいる方

ヴィーナスハイフは膣を深部から引き締め、ハリとうるおいを与えてくれます。そのため、年齢や出産にともなう膣のゆるみが気になる方や尿漏れに悩んでいる方、外陰部のたるみが気になる方、性交時の満足度を高めたい方におすすめです。

ただし、膣萎縮を起こしている場合には逆効果となる可能性があり、膣萎縮の治療にヴィーナスハイフは向いていません。

まずはご自身の膣の状態がどうなっているのか確認するため、医師に必ず相談するようにしましょう。

まずはご相談ください

ヴィーナスハイフとモナリザタッチは、どちらも女性のデリケートゾーンの悩みに効果的な治療機器です。

ただし、効果や解消できる悩み、持続効果などに違いがあるため、望む効果を得るためには自分の膣の状態に適した治療を選ぶことが重要です。

そして、効果的な治療のためには膣の状態をしっかりと把握する必要があります。まずは医師の診察を受け、自分の膣の状態を把握しましょう。

当院では、カウンセリングからアフターケアまで、女性器治療の専門家である院長が一貫して担当いたします。
また、当院は日本で最初にヴィーナスハイフを導入した医院であり、実績も豊富です。

ヴィーナスハイフ以外にもさまざまな治療法を用意しておりますので、膣のゆるみや不快感にお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください。

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