ヴィーナスハイフは膣の引き締めに効果的な治療マシンです。他のマシンと比べ、効果が出るまでの回数が少なく、また効果の継続期間が長いことが特徴です。
ただ、腟内にマシンを挿入して行う施術のため、「痛くないのかな?」「出血や腫れはないのかな?」と不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。デリケートな部分の治療ですから、心配するのは当然ですよね。
そこで今回はヴィーナスハイフによる膣の引き締め治療の痛みについて、ヴィーナスハイフを日本で初めて導入したパイオニアが解説します。安心して治療を受けていただくための参考になれば幸いです。
施術担当
インティマレーザー、ウルトラヴェラを日本で初めて導入してきた美容婦人科のパイオニア。美容婦人科の先進国であるアメリカ、ビバリーヒルズにおいてレーザーによる膣の引き締め手術やレーザーを用いた女性器形成のライセンスを日本人女医として初めて習得。その後日本人向けに改良すると共に、より専門的に女性特有のお悩みを解決するため美容婦人科専門クリニックを東京に開業。
目次
ヴィーナスハイフの痛み
ヴィーナスハイフは施術中の痛みは殆どなく、麻酔が不要の施術です。
膣へ挿入する部分(トランスデューサー)の直径は3cmと細く、タンポンのような小さいサイズです。専用のジェルを使用して挿入するため、挿入時の痛みもほとんど感じません。
またヴィーナスハイフでは超音波を用いてコラーゲンに刺激を与え、コラーゲン繊維の増加を引き起こします。治療ではコラ―ゲン生成に最も適した60~70℃で点状の熱ダメージを与えます。お風呂の温度と比較すると温度が高く痛そうに見えますが、実際に照射してみると少し温かさを感じる程度です。
この温度が低めの温度(40℃程度)では、コラーゲン繊維を増やすことは出来ず、また反対に高すぎる温度(80℃以上)では、ダメージが強すぎて、傷の修復に時間がかかる、痛みが強くなる、皮膚への負担が大きくなる、といったことが起きます。
60~70℃程度でも膣の入り口付近や部分的に軽い痛みを感じることもありますが、その場合はお気軽にお伝え下さい。安全のために出力を調整します。
またテスト照射も承っておりますので、痛みが気になる方はお気軽にご相談ください。
術後の痛み、腫れ、出血
施術の直後は多少の腫れ、痛み、下腹部の違和感を感じる方もいらっしゃいますが、時間とともに引いていきます。また膣に傷をつける施術ではないため、ダウンタイムはほぼありません。万が一、時間が経過しても気になる場合はご相談ください。
他の治療との違い
膣の引き締め治療は他にも様々なものがあります。どの治療を受けるか考えるうえで、費用と効果だけでなく、痛みの違いなども大きな検討材料になるのではないでしょうか?
それぞれの治療の痛みの違いは以下のようになります。
治療 | 施術の痛み | 麻酔 | ダウンタイム | 効果の継続期間 |
膣縮小手術 | 筋肉を縫い合わせるため痛い | 利用 | 術後7日間は出血が見られる 性交渉:1ヶ月後から |
半永久 |
膣ヒアルロン酸注入 | 注射のため少し痛い | 利用 | 当日から通常の生活を再開できる 性交渉:注入本数により5日~7日 |
1~2年の持続期間 |
ヴィーナスハイフ | ほぼ痛みはなし | 無し | ほとんどなし 性交渉:3日間は控える |
1年~1年半 |
インティマレーザー | ほぼ痛みはなし | 麻酔クリーム | ほとんどなし 性交渉:3日間は控える |
最初は1~2ヶ月の間隔で3回ほど その後は半年~1年間隔 |
モナリザタッチ | ほぼ痛みはなし | 麻酔クリーム | ほとんどなし 性交渉:3日間は控える |
最初は1ヵ月おきに1回〜3回 その後は半年~1年間隔 |
手術やヒアルロン酸の注入になると痛みは生じますが、マシンを使った治療では基本的に痛みは少ないです。
特にヴィーナスハイフは麻酔クリームを利用しなくとも、痛みを感じにくい施術となっております。また1回の効果も大きいため安心して治療を受けることが出来ます。
ヴィーナスハイフの効果
ヴィーナスハイフの効果としては次のようなものがあります。
- 膣の弾力増加
- 膣の潤いアップ
- 尿漏れの改善
- 性交痛の改善
- 大陰唇の引き締め効果
ヴィーナスハイフの施術後から約2~3ヶ月後に効果のピークが見え始め、約1年から1年半と長い持続効果が期待できます。他の治療機器では最初の1回では効果が薄く、複数回の施術を受ける必要がある場合もありますが、ヴィーナスハイフは1回で十分な効果が得られます。
治療の流れ
ヴィーナスハイフの施術は以下の流れで進みます。
診察
カウンセリング予約をいただけましたら、まずは膣の状態を確認させていただきます。当院では詳細に膣の状態をスコアリングし、膣の状態を確認させていただきます。
チェック項目
2.帯下(おりもの)の分泌量
3.粘膜の強度
4.粘膜の色 etc.(上記などから膣の健康度合いをスコア化)
5.筋肉の動き
6.血流
7.尿道のぐらつき(尿漏れがある場合にはICIQ*1によるスコア化)
8.Gスポットの感度
*1:International Consultation on Incontinence Questionnaire-Short Form(国際尿失禁会議質問票)
施術
施術では専用のジェルを塗り、ヴィーナスハイフを挿入していきます。このときの感覚はタンポンをいれるときのものと近いです。
照射は360℃全周囲に照射していきます。膣内の厚さに応じて、1.5mm、3.0mm、4.5mmのカートリッジを使い分け照射していきます。
施術中の痛みはほぼなく、麻酔も使用しません。施術時間は15分〜20分程度で終わります。
ヴィーナスハイフは粘膜下4.5mmという深い層までエネルギーを届けることが出来ますが、デメリットとして膣の粘膜が薄い方は治療効果を感じない場合があるため注意が必要です。
ダウンタイム
ダウンタイムはほとんどありません。施術後に腫れ、痛み、下腹部の違和感などを感じることもありますが、時間が経過すると落ち着いてきます。
ただし、3日間は性交渉、タンポンの挿入を控えるようにし、当日のみシャワーだけで済ませるようにしましょう。少しおりものが増える方がいらっしゃるため、おりものシートをご持参ください。
治療後の注意点
治療後痛みはありませんが、注意すべきことがあります。
体温が上がることは控える
当日からシャワーを浴びることは出来ますが、入浴、サウナ、岩盤浴、負荷の高い筋トレといった大量に汗をかくものは、施術後数日間避けるようにしましょう。
次回以降の施術は期間をしっかりとあける
ヴィーナスハイフ後の膣は非常にデリケートな状態になっています。治療後あまり効果がないと感じた場合でも、他の施術をうけるのは施術後数週間から1ヶ月程度間隔を空けるようにしましょう。
当院では他院で施術をうけ、あまり効果を感じられなかった、という方の相談も多く受け付けております。治療実績が豊富な院長がカウンセリングを行いますので安心してご来院ください。
まずはお気軽にご相談ください
当院はデリケートを専門で扱っている日本全国でも珍しいクリニックであり、ヴィーナスハイフは当院が日本で初めて導入いたしました。
治療では女性院長自ら、カウンセリングからアフターケアまで一貫した治療を行います。専門的な視点はもちろんですが、患者様お一人ずつに寄り添った治療を心掛けています。
またデリケートな悩みも多いので、当院ではご予約された方の完全貸切にして、プライバシーに徹底的に配慮しています。ヴィーナスハイフをご希望の患者様は、どうぞ安心して当院にいらしてください。
施術担当
インティマレーザー、ウルトラヴェラを日本で初めて導入してきた美容婦人科のパイオニア。美容婦人科の先進国であるアメリカ、ビバリーヒルズにおいてレーザーによる膣の引き締め手術やレーザーを用いた女性器形成のライセンスを日本人女医として初めて習得。その後日本人向けに改良すると共に、より専門的に女性特有のお悩みを解決するため美容婦人科専門クリニックを東京に開業。