膣のゆるみ、不正出血に悩んだら。原因とレーザー・ハイフなどの治療方法5選

 

「以前より濡れにくく、性行為後に出血するようになった」
「膣のゆるみ、出血の原因がわからなくて不安」
性行為の際に、これまで感じることのなかった異変や違和感があると心配になりますよね。膣のゆるみや出血の原因はさまざまですが、
どちらも年齢とともに女性ホルモンのエストロゲンが、減少してしまうことで起こります。

膣のゆるみと出血が、同時に引き起こされるケースもめずらしくありません。

原因を知り、適切な治療を受けることで症状の改善が期待できます。

本記事では、膣のゆるみや出血の原因やセルフケアも含めた効果的な治療方法を解説します。
症状の原因を理解し、自分に合った改善方法を見つけて悩みを解消しましょう。

膣のゆるみ、行為中の出血にお悩みの方へ

このようなお悩みはございませんか?

  • 尿漏れがある
  • パートナーとの行為で感じにくくなってきた
  • 行為中に膣なら(ちなら)が出る

 

といった膣のゆるみの悩み。
また、行為中に出血や痛みを感じる、といった悩み。

この場合、膣がゆるいく感じにくいから濡れずに、結果性交痛につながると考えているかたも多くいます。

しかし実際は感じにくいから濡れない、のではなく、膣がそもそも濡れにくい状態になっていることが問題です。

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    膣のゆるみの原因

    膣がゆるむ原因は、大きく分けると以下の2つです。

    • 筋肉の弱体化
    • エストロゲンの減少

     

    それぞれ解説します。

    筋肉の弱体化

    骨盤底筋とよばれる筋肉が弱くなると、膣はゆるんでしまいます。

    骨盤底筋とは、膣のまわりに存在する筋肉であり、膀胱や子宮など、骨盤内臓器をハンモックのように下から支えるはたらきがあります。
    他にも、尿道や膣を引き締めたり、ゆるませたりする機能があります。

    妊娠や出産により骨盤底筋が大きく引き伸ばされたり、加齢とともに女性ホルモンが減少したりすると、骨盤底筋は衰えてしまうのです。

    骨盤底筋は、自分で鍛えられますが、膣のゆるみを改善できるまでには、時間がかかります。

    エストロゲンの減少

    女性ホルモンであるエストロゲンの減少も、膣のゆるみにつながります。
    エストロゲンが減少すると、膣表面の粘膜上皮が薄くなり、膣壁の厚みがなくなってしまうのです。

    エストロゲンには、筋肉の弾力やハリを保つ作用もあるため、分泌量の低下は骨盤底筋のゆるみにも影響します。

    行為中に出血する原因は乾燥

    行為中に出血してしまう場合、乾燥が原因であることが多いです。
    膣内が、うるおい不足の状態となっているため、行為中の摩擦によって膣壁が傷つき、出血してしまいます。

    乾燥の原因は、膣のうるおい成分の分泌に作用する、エストロゲンの減少によるものです。
    エストロゲンの減少は、ホルモンバランスの乱れでもあるため、幅広い年代の女性に起こります。

    更年期になるとエストロゲン量は減少

    更年期を過ぎると卵巣機能の衰えにより、エストロゲンの量は大幅に減少します。

    更年期におけるエストロゲンの減少は、GSM(閉経後泌尿生殖器症候群)として現れる場合があります。
    主な症状は、次のとおりです。

    • 膣の乾燥、かゆみ
    • おりものの減少
    • 頻尿
    • 尿もれ
    • 残尿感

     

    膣の乾燥だけでなく、泌尿器系のお悩みもある方は、GSMかもしれません。
    気になる方は、医療機関で診てもらいましょう。

    若い世代でも低エストロゲンの状態に

    若い世代でも、低エストロゲンの状態になるケースがあります。
    以下に当てはまる方は、注意が必要です。

    • 低用量ピルを長期間飲み続けている
    • 過度なダイエットをしている

     

    低用量ピルを長期間服用していると、ピルの成分によってエストロゲンを体内でつくる作用が抑制され、分泌量が低下してしまいます。

    また、過度なダイエットもエストロゲンの低下につながります。
    脂肪細胞からは「レプチン」とよばれるホルモンが分泌されており、脳に作用することで、エストロゲンを調節するという役割があります。

    痩せすぎによって脂肪細胞が減少すると、レプチンの分泌量が低下し、エストロゲンも減少してしまうのです。

    乾燥が悪化すると萎縮性膣炎に

    乾燥が悪化すると萎縮性腟炎になり、さまざまな症状を引き起こします。

    萎縮性腟炎になるのは更年期世代だけでなく、先程あげた若い世代でも萎縮性腟炎になってしまうため、注意が必要です。

    萎縮性腟炎の症状

    萎縮性腟炎になると、次のような症状が現れます。

    • おりものの異常(悪臭がある・黄色や茶色になる)
    • 陰部のかゆみ
    • 陰部の違和感や不快感・圧迫感
    • 陰部の乾燥
    • 陰部の灼熱感(しゃくねつかん)
    • 性交痛

     

    萎縮性腟炎は、エストロゲンの分泌低下によるものであり、自然に治るものではありません。
    放置しておくと、症状の悪化や感染症リスクが上がるおそれもあります。

    気になる症状がある方は、早めに医療機関を受診しましょう。

    筋肉の弱体化、ホルモンの減少が重なるとゆるくて出血する膣に

    骨盤底筋の弱体化と、エストロゲンの減少により膣壁が薄くなってしまっている場合は、
    ゆるくてすこしの刺激で出血しやすい膣になっています。

    腟内が薄く乾燥していると、男性器の挿入時や行為中の摩擦によって痛みが生じます。
    痛みをがまんして続けていると、症状は悪化するばかりです。

    パートナーとの行為や関係性に影響を及ぼす可能性があるので、早めに対処しましょう。

    効果的な治療方法

    膣のゆるみや乾燥には、以下の方法が効果的です。
    自分に合った方法を確認してみましょう。

    セルフケア

    自宅で簡単にお手入れしたい方には、潤滑剤である「リューブゼリー」の使用がオススメです。

    リューブゼリーには、以下のメリットがあります。

    • うるおい不足による性交痛を緩和できる
    • 年齢や性別を問わず使用できる
    • コンドームと併用できる
    • ドラッグストアなどで簡単に手に入る

     

    使い方は、500円玉程度の大きさを清潔な手にとり、膣内へ優しく塗るだけです。
    性行為の直前に使用することで、簡単に性交痛を緩和できます。

    リューブゼリーの成分は、ほとんどが水分であるため、膣内に影響を与える成分は使われていません。
    殺菌処理やアレルギーテストもおこなっているため、安心して使用できます。

    リューブゼリーは、当院でもオススメしている潤滑剤です。
    使用してみたい方は、お気軽にご相談ください。

    ホルモン補充療法(HRT)

    膣萎縮を含む更年期の症状を最小限にとどめるため、ホルモン補充療法(HRT)も選択できるでしょう。
    HRTとは不足しているエストロゲンを薬剤によって補充する治療のことです。

    医師からさまざまなHRTの種類について説明を受けることで、適切な治療を選択できます。
    HRTの方法は、主に3つあります。

    • 内服薬:腸管から吸収されます。毎日服用するタイプの薬です。
    • 貼り薬:皮膚から直接血管に吸収されます。1週間に2回または、2日に1回貼り替えます。
    • 塗り薬:皮膚から直接血管に吸収されます。毎日塗るタイプの薬です。

     

    最初は低用量から始め、症状が重くなるにつれて増量することも可能です。

    飲み始めの時期に、乳房や下腹部のハリ、不正性器出血などの症状が現れる方もいますが、時間が経つにつれて自然におさまります。

    不安な方は、自己判断で服用を中断せず、必ず医師に相談しましょう。

    インティマレーザー

    膣のゆるみや乾燥には、レーザー治療であるインティマレーザーが効果的です。

    インティマレーザーの効果により、膣内にコラーゲンが産生、増殖することで、ふっくらとした膣壁に変化します。
    膣の厚みが取り戻されると、引き締め効果を実感できるでしょう。

    さらに、インティマレーザーは、身体の状態に合わせて照射モードや温度の選択もできるため、幅広い症状の改善が期待できます。

    インティマレーザーで改善できる症状は、次のとおりです。

    • 膣のゆるみ、乾燥
    • 性交痛
    • 尿もれ
    • GSM
    • 外陰部の黒ずみ
    • 骨盤臓器脱

     

    インティマレーザーは、手術のようにメスを使わないため、身体への負担を最小限におさえられます。
    治療時間も短く、日帰り治療が可能です。

    当院では、最上位モデルのインティマレーザーを導入しており、さらに高い治療効果が期待できます。

    また、院長である女性医師は、インティマレーザー指導医のライセンスを保有しているため、他院へ指導も行っています。
    そのため安心して治療を受けられるでしょう。

    ヴィーナスハイフ(膣ハイフ)

    ヴィーナスハイフ(膣ハイフ)にも、膣のゆるみと乾燥の改善に効果があります。

    膣ハイフは、超音波を使ったレーザー治療です。

    ハイフとは、顔のリフトアップやシワの改善にも使われている技術で、65℃〜70℃の熱エネルギーを1 箇所に集中させることが可能です。

    インティマレーザーと同様に、レーザーの照射部位でコラーゲンが産生され、増殖することによって、膣の引き締め効果やうるおいアップが期待できます。

    改善できる症状には、次のものがあります。

    • 膣のゆるみ
    • 膣の乾燥や灼熱感
    • 尿もれ
    • 性交痛

     

    膣ハイフは、膣の厚みに合わせて、1.5mm、3.0mm、4.5mmの専用のカートリッジを使い分けながらレーザーを照射します。

    3種類の専用カートリッジによって、膣粘膜の表面にダメージを与えず、深層の筋肉にまでエネルギーを与えることが可能です。

    膣ハイフは、インティマレーザーや、他のレーザー治療と組み合わせることで、より高い治療効果が期待できます。

    ただし、膣壁の厚みが不十分な場合には、膣ハイフを受けられないこともあるため、注意が必要です。

    痛みやダウンタイムがほとんどないため、痛みが苦手な方でも受けられます。

    潤いヒアルロン酸

    マシンによる潤いアップの効果が出づらい場合に、膣ヒアルロン酸製剤の注入により潤いアップを補助する場合があります。

    まずはご相談を

    膣のゆるみや出血には、骨盤底筋の筋力低下やエストロゲンの減少が影響しています。
    エストロゲンが減少すると膣が乾燥してしまい、性交渉の摩擦などによって出血しやすくなってしまいます。

    更年期の女性だけでなく、低用量ピルを服用中または、過度なダイエットをしている若い女性も、エストロゲンが減少し、膣が乾燥しやすいため注意が必要です。

    膣の乾燥を放置しておくと、萎縮性腟炎を引き起こす可能性があるため、早めに対処しましょう。
    膣のゆるみや乾燥には、以下の治療が効果的です。

    • リューブゼリー
    • HRT
    • インティマレーザー
    • ヴィーナスハイフ(膣ハイフ)
    • 潤いヒアルロン酸

    「薬を使うのは抵抗がある」と感じる方には、インティマレーザーがおすすめです。

    インティマレーザーには、さまざまな照射モードがあり、デリケートゾーンのあらゆるお悩みを解消できます。

    当院の女性院長は、インティマレーザー指導医のライセンスを保有しており、多くの医師に技術指導をおこなっています。

    カウンセリングから施術、アフターケアまでを院長が担当するため、安心して治療を受けられます。
    お気軽にご相談ください。


    監修医師

    日本で初めて美容婦人科を導入したパイオニア。美容婦人科の先進国であるアメリカ、ビバリーヒルズにおいてレーザーによる膣の引き締め手術やレーザーを用いた婦人科形成のライセンスを日本人女医として初めて習得。その後日本人向けに改良すると共に、より専門的に女性特有のお悩みを解決するため美容婦人科専門クリニックを東京に開業。

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    ※当院の治療はすべて保険適用外となっています。


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