先天的に処女膜が厚く硬い(処女膜強靭症)場合、膣の入口が狭くなり性行為で強い痛みや挿入困難に陥ることがあります。無理に挿入を試みると毎回出血や激痛が生じ、タンポンの使用も困難なケースがあります。こうした問題で性行為ができず、自信を失ってしまう方も少なくありません。
なお、処女膜強靭症にも程度があり、全く挿入できない重度から、挿入はできても常に痛みが伴う軽度まで様々です。
宗教的な背景や新しいパートナーのために処女膜を再生して「初めての状態」に戻りたいなど、処女膜の再建を希望される方もいらっしゃいます。初めての性体験が本人の本意ではなかった場合や、スポーツ等で処女膜が破れてしまったために再生したいというケースも少なくありません。
実際、宗教的理由での処女膜再生手術は海外では珍しくなく、当院にも様々な背景の患者様からご相談が寄せられています。
処女膜が生まれつき厚く伸縮性に乏しい場合、膣の入口が処女膜によって物理的に狭くなり、挿入が困難となります。この先天的な要因が性交時の激痛や性交困難の原因となっているケースを「処女膜強靭症」と呼びます。性交痛を訴える方の中には、この処女膜強靭症が原因で性行為が思うようにできないケースが少なくありません。婦人科の診察で使う膣鏡ですら痛くて挿入できない場合もあり、これが処女膜由来の性交痛の典型例です。
処女膜切開手術は、生まれつき処女膜が硬く挿入時に強い痛みを感じる方(処女膜強靭症)に適した治療法です。局所麻酔下で処女膜粘膜ヒダの突っ張っている部分(処女膜靭帯の硬い部分)のみを切除し、膣の入り口を必要最低限広げます。無駄に膣をゆるくせず痛みの原因のみを取り除くため、術後は挿入がスムーズになり性交時の痛みが緩和されます。
手術時間は短く、しっかり麻酔を行うので術中に痛みを感じることはありません。溶ける糸で縫合するため抜糸の必要はなく、術後は2〜3日ナプキンで対応できる少量の出血が見られる程度です。翌日からシャワー可能で、入浴は1週間後、性交渉は1ヶ月後から可能となります。
術後は切開部に多少ヒリヒリ感が生じることもありますが、必要に応じて痛み止めを処方いたします。ナプキンに血液がつく間は激しい運動を控えていただきますが、日常生活にほぼ支障はありません。多くの患者様が翌日から仕事に復帰されています。
処女膜は一度損傷すると自然には元に戻らない組織です。そのため過去に性交渉や事故等で処女膜が裂けてしまうと、元の「初めて」の状態には戻れません。しかし宗教的・文化的な背景やパートナーとの関係において「処女膜がある状態」を望む方もいらっしゃいます。
例えば「初体験の感覚をもう一度味わいたい」「パートナーに処女だと思ってほしい」といった希望を持つケースも見られます。こうした処女膜を再び再建したいというニーズに応えるのが処女膜再生手術です。
当院では処女膜の再建に、レーザーを用いた【処女膜再生手術】と、縫合のみで再建する【処女膜プチ再生術】の2種類をご用意しています。それぞれ患者様のご希望や性交渉までの期間に応じて最適な方法を選択します。
レーザーによる処女膜再生手術は、断裂した処女膜粘膜の切り口にレーザーを照射して組織を活性化させてから元の位置で縫合し、処女膜をしっかり再建する方法です。根本的に処女膜を修復したい方に適しており、施術時間は約10〜20分、局所麻酔と静脈麻酔を併用して痛みなく行います。術後は当日ナプキンで様子を見る程度で、シャワーは翌日から可能、1週間後から入浴可能です。性交渉は術後1ヶ月間控えていただきます。
処女膜プチ再生術は、処女膜の残ったヒダを髪の毛より細い透明の糸で縫い寄せる簡易手術で、約5分で終了します。局所麻酔で行い、出血や痛みもほとんどありません。処女膜プチ再生は術後できれば1週間以内に性行為を予定している方向けの方法で、性行為時に縫合糸が切れる際に初回と同様の出血を得ることができます。ただし1週間以上経過すると糸が自然に外れ、出血しない可能性が高くなるため、タイミングが未定の場合はレーザー再生手術をおすすめします。
どちらの術式も傷跡は残らず、仕上がりも自然で、患者様のご希望に沿った形で処女膜を再建することが可能です。

当院院長は2001年から美容婦人科治療に携わり、日本で初めて美容婦人科を導入したパイオニアです。国内外の学会に所属し最新の知見を取り入れつつ、20年以上培った豊富な施術症例と経験に基づき安全で的確な治療を行っています。

みどり美容クリニック・広尾ではカウンセリングからアフターケアまで一貫して女性医師である院長が対応いたします。専門的な視点から患者さまにお一人ずつに寄り添った治療をご提案いたします。

婦人科形成のパイオニアとして豊富な治療メニューを取り揃えております。レーザー治療から手術まで複数の方法を組み合わせたオーダーメイド治療で、一人ひとりのお悩みに合わせ、最も効果の高い最適な方法をご提案いたします。。
すべて税込・自由診療。詳細は診察時にご案内します。
| 処女膜切開手術 | ¥231,000〜 |
| 処女膜再生手術 (プチ) | ¥132,000 |
| 処女膜再生手術 (レーザーによる 根本的再生手術) | ¥231,000 |
※すべて税込み価格です
カウンセリングは初回から医師が直接対応いたします。
治療を無理におすすめすることはありませんので、ご相談だけでもお気軽にお越しください。
土日祝日も受付中!
10:00-19:00
※当院は完全予約制です
はい、初めての性行為でも出血しない場合があります。処女膜は非常に薄い粘膜のヒダ状組織で、ゆっくり伸びれば無理に裂けることなく柔軟に広がるため、全ての女性が初回で出血するわけではありません。逆に処女膜のヒダが硬いと、ゆっくり挿入しても裂けて出血することがあります。処女膜が元から存在しないということは考えにくく、初回の出血の有無は処女膜の柔軟性の個人差によるものです。
パートナーの体格や精神的緊張といった要因を除いて、挿入時に痛みが強く婦人科の診察で使用する膣鏡も入らないようであれば、処女膜が硬く裂けにくい状態(いわゆる処女膜強靭症)の可能性があります。その場合、硬くなった処女膜のヒダを切開して突っ張りを解除することで、痛みを気にせず性行為ができるようになります。
処女膜再生手術(レーザーによる根本再生)は、レーザーで傷面を処理してから縫合することで処女膜をしっかり再建する方法です。術後1ヶ月間性行為を控えれば、修復された処女膜の状態が長期間維持されます。一方、処女膜プチ再生術は縫合のみで処女膜をつなぐ簡易手術で、術後1週間以内に性行為を予定している方向けです。1週間以上経過すると縫合糸が自然に外れて出血しない可能性が高くなるため、性行為のタイミングが定まっていない場合はレーザーによる再生手術のほうが適しています。
カウンセリングは初回から医師が直接対応いたします。
治療を無理におすすめすることはありませんので、ご相談だけでもお気軽にお越しください。
土日祝日も受付中!
10:00-19:00
※当院は完全予約制です
当院では海外学会に積極的に参加し、最先端の治療をどこよりも早く導入しています。
モニターにご応募いただければ、この最新の治療を特別価格で受けることができます。