膣のお悩みと改善法

膣で見られるお悩み

ゆるみ(膣のゆるみ)

出産や加齢により膣の筋肉や粘膜がゆるんでしまい、性交時の締まりが低下する状態です。女性ホルモンの減少や筋力低下が主な原因で、経験人数の多さは直接の原因ではありません。膣がゆるむと空気の出入りや入浴時のお湯溜まりが起こりやすく、不快感や性交時の満足度低下につながります。

性交痛

性交時に痛みを感じる症状で、入口付近がヒリヒリ痛む場合や深く挿入すると奥が痛む場合があります。主な原因は膣の乾燥(潤い不足)で、女性ホルモン低下や前戯不足などによる潤滑不良が挙げられます。そのほか、セックスへの不安や過去のトラウマによる心理的要因(膣けいれん)、ゴム製コンドームへのアレルギー、膣炎なども原因となり得ます。入口が極端に狭い「処女膜強靭症」では挿入困難なほど痛みが生じるケースもあります。

感度アップ(性交時の感度低下・不感症)

セックスで快感をあまり得られない、オーガズムに達しにくい状態です。年齢とともに膣や外陰部の神経感受性が低下したり、先天的に感じにくい場合があります。不感症の原因にはホルモンバランスの乱れや膣ゆるみ、クリトリス包皮の厚さなど様々で、パートナーとの相性だけでなく女性器の状態も影響します。適切な治療で膣の締まり改善や局所への刺激増強を図れば、感度向上が期待できます。

尿漏れ(尿失禁)

くしゃみや咳で尿が漏れる「腹圧性尿失禁」や、急な尿意に我慢できず漏れてしまう「切迫性尿失禁」などがあります。特に出産後に骨盤底が緩むことで腹圧性尿漏れが起きやすく、若い産後女性では時間経過で改善することもありますが、加齢とともに再発・悪化しやすい傾向があります。

更年期以降は膣内のコラーゲン減少で尿道の支えが弱まり、尿漏れが顕在化しやすくなります。軽度の尿漏れはデリケートゾーン治療で改善・予防できる場合があり、パッドに頼らず治療により快適な生活を取り戻すことが可能です。

お悩み別の原因と当院での治療内容

ゆるみ

膣のゆるみは主に出産や加齢によって起こります。経膣分娩では赤ちゃんの通過により骨盤底筋が伸展・損傷し、産後に膣のゆるみが生じやすくなります。また、25歳を過ぎると女性ホルモン(エストロゲン)の減少で膣粘膜のコラーゲンが衰え、膣内部が痩せて空洞化していきます。その他、運動不足や長時間の座位姿勢による筋力低下もゆるみの一因となります。

マシンによる施術

レーザー・高周波(RF)・ハイフ(HIFU)などのエネルギー機器を用い、膣内に照射することで組織を加熱・刺激しコラーゲン産生を促す治療です。切開せず膣の奥深くまで引き締め効果を得られるのが特徴で、膣全体のゆるみ改善だけでなく尿漏れや膣萎縮(乾燥)、黒ずみ除去など付随する効果も期待できます。痛みや出血はほとんどなく傷跡も残らないため、安全性が高くダウンタイムも短い方法です。

該当施術

ポイント

注入による施術

ヒアルロン酸フィラーや自身の脂肪を膣壁に注入してボリュームアップすることで、膣の内径を狭くし引き締め効果を得る治療です。注入量を調整することで狙った締まり具合に調節可能であり、施術時間も短く当日から日常生活に復帰できます。

使用するフィラーの種類によって効果持続期間は異なり、ハイドロフィラーで約2年、プレミアムフィラーでは約5年と長期持続します。一方、膣内への脂肪注入はご自身の脂肪幹細胞を含む脂肪を移植するため半永久的な効果が期待でき、異物を使わない分アレルギーの心配もありません。

該当施術

ポイント

手術による施術

外科的に膣径を狭くする手術で、効果が半永久的に続く確実な治療法です。出産で損傷した会陰部を整えつつ膣の入口を縫い縮める膣縮小手術(入口縫合)や、膣の奥(子宮口手前)まで筋肉から引き締めるレーザーによる膣縮小術(LVR)があります。

特にLVRでは粘膜だけでなく筋層から縫合し直すため、10〜20代の頃の状態に膣を蘇らせるような根本的改善が可能です。切開・縫合を伴うためダウンタイムは数週間程度必要ですが、その分筋肉から締め直す効果は非常に高く恒久的です。

該当施術

ポイント

性交痛

性交時の痛み(性交痛)の大きな要因は、膣の乾燥による潤滑不足です。加齢やホルモン変動で膣の潤いが減少すると、挿入時に粘膜が擦れてヒリヒリとした痛みを生じます。また、生まれつき膣口が狭い場合や処女膜が厚い場合、挿入時の摩擦抵抗が強くなり痛みの原因となります。産後の瘢痕や心理的な緊張が背景にあるケースもあり、原因に応じた適切な対処が必要です。

マシンによる施術

膣の乾燥や萎縮による性交痛には、レーザーや高周波による粘膜若返り治療が効果的です。たとえばインティマレーザー(RenovaLase)は膣粘膜にレーザーを照射しコラーゲン再生を促すことで膣萎縮を改善し、性交痛を緩和します。またサーミVA(高周波治療)は膣内外を穏やかに加熱して潤いと弾力を高める施術で、萎縮性膣炎による痛みの緩和に有用です。最新の3Dレーザーでは複数の波長レーザーを組み合わせて膣内を全方位的に照射し、粘膜表面から深部まで総合的に若返らせることで痛みの原因を根本改善します。

該当施術

ポイント

注入による施術

膣粘膜の萎縮が強い場合には脂肪幹細胞注入による再生治療も有効です。ナノファットと呼ばれる細かく精製した自己脂肪を膣壁に注入し、萎縮した粘膜にボリュームと潤いを与えます。自身の細胞を用いるため拒絶反応がなく、一度定着した脂肪は半永久的に効果が持続します。粘膜が薄く弱くなっている方では脂肪注入によって膣壁そのものをふっくら再生させることができ、潤滑状態が大幅に改善することで痛みの解消につながります。

該当施術

ポイント

手術による施術

膣の入口部に原因がある性交痛には外科的治療が即効性かつ有効です。処女膜が厚かったり硬い場合には処女膜切開手術によって痛みの原因である膜を切開・除去し、挿入時の抵抗を軽減します。また、膣口そのものが先天的に狭い場合や産後の瘢痕で狭くなっている場合は膣口拡大手術によって物理的に入口を広げることで、痛みを根本から解消できます。いずれも局所麻酔下で行う比較的短時間の小手術で、構造的な問題を一度の施術で恒久的に改善できる点がメリットです。

該当施術

ポイント

感度アップ

セックスで快感を得にくい・感度が低下するといった不感症の原因には、加齢による感度鈍化や膣のゆるみといった身体的要因から、出産やホルモンバランスの変化、さらには心理的要因まで様々あります。特に女性ホルモン低下による膣粘膜の萎縮や、出産に伴う膣のゆるみは、性的刺激を感じにくくなる一因です。ストレスや過去のトラウマなど心理面も影響し得るため、原因に合った治療で感度改善を図ります。

マシンによる施術

感度低下の原因が膣組織の衰えにある場合、レーザーやハイフによる感度再生治療が有効です。当院の感度再生レーザー(プレジャーエンハンスメント)では、膣粘膜に特殊なレーザーを照射し血流を増加させることで神経の反応性を高め、性感の向上を目指します。コラーゲン生成も促進されるため組織自体が若返り、オーガズムに必要な膣壁の収縮力や潤いも改善します。非侵襲的な施術のため体への負担が少なく、施術当日から通常の生活が可能です。

該当施術

ポイント

注入による施術

Gショット(Gスポットへのヒアルロン酸注射)は、女性の性感を高めるためのシンプルな注入療法です。性感帯とされる膣前壁のGスポット部位に特殊なヒアルロン酸を注入し、局所的に膨らみを持たせることで刺激を感じやすくします。処置時間は短く痛みもほとんどありません。注入後すぐに日常生活に戻れ、効果は徐々に吸収されるまで約6か月程度持続します。定期的な注入で効果を維持することも可能で、即効性のある感度アップ法として人気があります。

該当施術

ポイント

手術による施術

陰核(クリトリス)の感度低下要因として、クリトリス包茎(陰核が皮に埋もれている状態)が挙げられます。その場合はクリトリス包茎手術によって余分な包皮を一部切除し、刺激時に陰核がきちんと露出しやすくすることで感度を改善します。

クリトリスは多数の神経が集まる部位ですが、通常は包皮に覆われ保護されています。本手術では適度な包皮を残しつつ余分な部分だけを取り除くため、日常時は問題なく陰核が保護され、興奮時には露出しやすい理想的な状態となります。一度の手術で効果は永続するため、解剖学的な原因による感度低下の根本的解決策となります。

該当施術

ポイント

尿漏れ

女性の尿漏れ(尿失禁)は、出産や加齢による骨盤底のゆるみが主な原因です。出産(特に経膣分娩)によるダメージで膀胱や尿道を支える靭帯が緩むと、腹圧がかかった際に尿道がぐらつき尿が漏れやすくなります。産後に一時的に改善しても、更年期以降に女性ホルモン低下で膣内コラーゲンが減少すると再び尿失禁が悪化しやすくなります。その結果、くしゃみ・咳・ジャンプの衝撃で漏れてしまう腹圧性尿失禁や、尿意を我慢しにくい切迫性尿失禁につながります。

マシンによる施術

尿漏れ(主に腹圧性尿失禁)の改善には、膣の引き締め効果を利用した非手術の治療機器が第一選択になります。当院ではインティマレーザーやヴィーナスハイフなど複数の機器を組み合わせ、膣壁全体を強力にタイトニングすることで尿道周囲の支持組織を補強します。

レーザー照射により尿道周囲の血流が増加しコラーゲン生成が促されると、緩んだ尿道のぐらつきが改善してくしゃみ等による軽度の尿漏れを抑制できます。当院独自のダブルVタイトニングや1DAY治療では、レーザー(インティマレーザー)とハイフを一度に施術し、膣の奥から入口までそして周囲組織まで総合的に引き締めるため高い改善効果が得られます。さらに上位プランの1DAYプレミアム治療では3Dタイトニングレーザーも併用し、1回の施術で2〜3年間効果が持続するケースもあります。

該当施術

ポイント

当院が選ばれる理由

POINT 01 婦人科形成20年以上の実績と信頼

当院院長は2001年から美容婦人科治療に携わり、日本で初めて美容婦人科を導入したパイオニアです。国内外の学会に所属し最新の知見を取り入れつつ、20年以上培った豊富な施術症例と経験に基づき安全で的確な治療を行っています。

POINT 02 女性院長自ら、カウンセリングからアフターケアまで一貫した治療を行うので安心

みどり美容クリニック・広尾ではカウンセリングからアフターケアまで一貫して女性医師である院長が対応いたします。専門的な視点から患者さまにお一人ずつに寄り添った治療をご提案いたします。

POINT 03あなただけのオーダーメイド施術

婦人科形成のパイオニアとして豊富な治療メニューを取り揃えております。レーザー治療から手術まで複数の方法を組み合わせたオーダーメイド治療で、一人ひとりのお悩みに合わせ、最も効果の高い最適な方法をご提案いたします。。

料金

すべて税込・自由診療。詳細は診察時にご案内します。

膣縮小(入口)手術・整形¥462,000
膣壁形成術(LVR)
後壁のみ
¥770,000
膣壁形成術(LVR)
前壁+後壁
¥990,000
インティマレーザー
(Vタイトニング)
1回目
¥217,800
インティマレーザー
(Vタイトニング)
2回目以降
¥176,000
3Dタイトニングレーザー
1回目
¥272,800
3Dタイトニングレーザー
2回目以降
¥217,800
4Dタイトニングレーザー
1回目
¥327,800
4Dタイトニングレーザー
2回目以降
¥272,800
ヴィーナスハイフ
(ウルトラヴェラ)
¥217,800
サーミVA(膣内)
1回目
¥165,000
サーミVA(膣内)
2回目以降
¥132,000
サーミVA
(膣内+外陰部)
1回目
¥231,000
サーミVA
(膣内+外陰部)
2回目以降
¥198,000
ビビーブ
(高周波膣縮小)
¥308,000
ダブルVタイトニング
(レーザー+HIFU)
¥392,040
デリケートゾーン
1DAYトータルプラン
¥550,000
デリケートゾーン
1DAYプラン
〈プレミアム〉
¥660,000
膣縮小ヒアルロン酸注入
(ハイドロフィラー)
¥275,000〜
膣縮小ヒアルロン酸注入
(プレミアムボリューム
フィラー)
¥412,500〜
膣縮小ヒアルロン酸注入
(韓国式パールフィラー)
¥495,000〜
膣内脂肪注入
(スタンダード)
¥550,000
膣内脂肪注入
(全層注入)
¥770,000
処女膜切開術¥231,000〜
(※処女膜強靭症の
程度により変動)
Gショット注入
シングル
¥165,000
Gショット注入
ダブル
¥275,000

※すべて税込み価格です

ご相談はこちらから

カウンセリングは初回から医師が直接対応いたします。
治療を無理におすすめすることはありませんので、ご相談だけでもお気軽にお越しください。

診療時間

土日祝日も受付中!

10:00-19:00

※当院は完全予約制です

よくある質問

レーザーや高周波の膣治療は痛みがありますか?ダウンタイムはどのくらいですか?

麻酔クリームを使用するため施術中の痛みはほとんどありません。施術時間はレーザー・RFいずれも15〜30分程度で終了し、治療後も当日からシャワーが可能、入浴も翌日からOKです。性交渉のみ、レーザー治療では3日後から、高周波治療では1週間程度空けていただく必要がありますが、それ以外は当日から通常の生活を送れます。

膣の手術を受けたことはパートナーに知られてしまいますか?

膣縮小などの手術痕は時間とともにほとんど目立たなくなります。膣は元々粘膜で治癒が早く、傷跡が残りにくい部位です。当院では体内で溶ける吸収糸で丁寧に縫合するため糸跡も残りません。術後しばらくは性交渉を控える必要がありますが、完全に治癒すればパートナーに手術と気付かれる可能性は極めて低いでしょう。

治療効果はどのくらい持続しますか?再発したり元に戻ってしまうことはありますか?

手術による膣引き締め効果は半永久的に続きます。ただし加齢に伴う変化は進行するため、将来的に軽度の緩みが出る可能性はあります。レーザー・高周波治療の効果持続期間は個人差がありますが、年に1回程度のメンテナンス照射を推奨することがあります。ヒアルロン酸注入の場合、徐々に体内に吸収され効果は約6ヶ月程度で薄れていくため、効果を維持するには定期的な追加注入が必要です。一方、自家脂肪注入は定着した分は長期間残るため半永久的持続が期待できます。いずれの場合も、効果が落ちてきたと感じたらお気軽にご相談ください。

監修医師

院長 満行 みどり

日本で初めて美容婦人科を導入したパイオニア。美容婦人科の先進国であるアメリカ、ビバリーヒルズにおいてレーザーによる膣の引き締め手術やレーザーを用いた婦人科形成のライセンスを日本人女医として初めて習得。その後日本人向けに改良すると共に、より専門的に女性特有のお悩みを解決するため美容婦人科専門クリニックを東京に開業。

経歴

2001年国立佐賀医科大学医学部(現佐賀大学医学部)卒業
2001年〜九州大学医学部付属病院第二外科、佐賀県立病院などで外科、救命救急、麻酔科全般を習得
2003年〜聖心美容外科東京院、大阪院、福岡院にて勤務後、横浜院院長、全国診療医長を歴任
2009年THE CLINIC TOKYO 院長
2009年アメリカ、ビバリーヒルズにて、Dr.Matlockのもとで研修
2010年みどり美容クリニック・広尾 開業
2013年日本で初めてインティマレーザーを導入
2016年日本で初めてヴィーナスハイフを導入
2017年アメリカレーザー医学会のWomens Health部門にて日本人医師として初めて膣の引き締めに関する発表を行う

認定資格 / 所属学会

  • 日本美容外科学会会員
  • 日本性機能学会会員
  • 日本抗加齢学会会員
  • アメリカレーザー医学会正会員
  • DLV(レーザーによる外陰部形成手術)認定医
  • LVR(レーザーによる膣の引き締め手術)認定医
  • ビビーブ認定医
  • ベイザー4D認定医
  • ベイザーハイデフ認定医
  • レーザー&ヘルスアカデミー婦人科講師
  • インティマレーザーアドバンストインストラクター(インティマレーザー指導医)
  • Fotona(フォトナ社)インターナショナルコンサルタント
  • パールフィラー認定医(パールフィラー注入セミナー講師)

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カウンセリングは初回から医師が直接対応いたします。
治療を無理におすすめすることはありませんので、ご相談だけでもお気軽にお越しください。

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婦人科形成
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