デリケートゾーンの見た目や形状には人によって大きな差があり、日常生活で違和感や恥ずかしさを覚える方も少なくありません。小陰唇や副皮の肥大・左右差、大陰唇のたるみ、摩擦による痛み、ヒダの構造上垢が溜まりやすいことなど、外見上も機能面でもお悩みにつながるケースが多く見られます。
小陰唇が肥大したり形が崩れてしまう主な原因は、先天的な体質的要因・出産や加齢による変化・外的刺激(炎症や摩擦)の3つに大別できます。
小陰唇の大きさや形は人それぞれで、生まれつき肥大しやすい体質の方もいます。遺伝的な影響が大きく、思春期以降に成長とともに目立ってくるケースもあります。
出産時の負荷で小陰唇が伸びたり、会陰切開の縫合跡で形がいびつになることがあります。また年齢とともにお顔にたるみが出るように、デリケートゾーンの皮膚も緩んで大きくなってくることがあります。ホルモンバランスの変化も影響し、特に出産後に小陰唇が肥大する一因となることがあります。
繰り返す炎症や摩擦刺激によって小陰唇が肥大・肥厚してしまうケースもあります。例えばカンジダ症やアトピー性皮膚炎による慢性的な炎症、ナプキンやおりものシートで蒸れてかゆみが生じ掻いてしまう癖、幼少期から無意識に触ってしまう癖などがあると、徐々に組織が肥大化してしまうことがあります。なお、「性交渉の経験が多いと小陰唇が大きくなる」という噂がありますが、それは全くの誤りですので心配ありません。
大陰唇の形やハリのお悩みも、先天的な体質・体型変化や老化・外部からの刺激が主な原因として挙げられます。
生まれつき大陰唇のボリュームや形状には個人差があります。若い方でも先天的に大陰唇内の脂肪が少なく平坦だったり、逆にふっくらとして大きかったり、左右で形が違う場合もあります。左右差が大きい場合や、若くして大陰唇のたるみ・形に悩む場合は先天的要因が考えられるでしょう。
年齢を重ねると皮膚のコラーゲンが減少し、大陰唇のハリが失われシワやたるみが出やすくなります。急激な体重の増減(ダイエットや妊娠出産など)でも皮膚が伸縮に追いつかず、大きなたるみとなってしまうことがあります。中年以降になってから大陰唇のボリューム減少やしぼみが気になり出した方は、こうした後天的な原因が考えられます。
デリケートゾーンの皮膚は薄く繊細なため、外からの刺激によるダメージを受けやすい部分です。アトピーなど皮膚疾患で掻き壊したり、生理用ナプキンによるかぶれなどが長期間続くと、大陰唇の皮膚が伸びてたるみが生じてしまうことがあります。また慢性的な摩擦や炎症は黒ずみの原因にもなり得ます。
クリトリス(陰核)やその周囲の副皮(ふくひ)と呼ばれるヒダに関する見た目のお悩みは、多くが先天的な体質によるものです。クリトリスは通常、小さな突起が包皮に覆われている構造ですが、人によってはクリトリス包皮が厚く大きい(いわゆる「陰核包茎」)ためにクリトリスの先端がほとんど露出しなかったり、副皮といって小陰唇と大陰唇の間にもう1枚余分なヒダが発達している場合があります。
こうした余分なヒダがあると、わずかに足を閉じただけで正面からヒダがはみ出して見えたり、複数のヒダの間に垢が溜まりやすく不衛生になったりすることがあります。クリトリス包皮や副皮の形は生まれつきの体質による部分が大きく、加齢や外的要因で急に増えるものではありません。ただし、厚い包皮や複雑なヒダは恥垢が溜まりやすく雑菌繁殖の原因となるほか、刺激が伝わりにくくなることで性感度の低下につながる場合もあります。
恥骨部(いわゆるビキニラインの上のふくらみ)の見た目のお悩みは、脂肪の量と骨格の形が主な原因です。恥骨部に脂肪が多く付いていると前方に膨らみが生じ、水着やスパッツ着用時に盛り上がりが目立ってしまいます。俗に「モリマン」や「ドテ高」といった呼び名があるように、この部分の膨らみや高さには個人差があります。
痩せている方でも骨盤の形状によっては恥骨部が突出して見えることがあり、脂肪が少なくても骨格による膨らみが気になる場合もあります。また体重増加で下腹部と一緒に恥骨周りに脂肪が付けば膨らみが強調されます。逆に急激に痩せた後に皮膚が余ってたるむケースもありますが、基本的には脂肪量と骨格によるところが大きいでしょう。
※当院の治療はすべて自由診療(自費診療)となります(保険適用外)。
小陰唇の余分な組織を切除して形を整える手術です。メスを用いる方法(小陰唇縮小手術)と、レーザーを用いた方法(デザイナー・レーザー・バギノプラスティ=DLV)があります。肥大した部分やギザギザした縁を根本的に切除することで、小陰唇の大きさ・左右差のお悩みを解消できます。
日帰り可能な短時間の手術で、局所麻酔下に行うため手術中の痛みもありません。レーザーを使ったDLVでは出血や腫れが少なく、抜糸も不要なため傷跡が目立ちにくいといったメリットがあります。患者様の小陰唇の状態やライフスタイルに合わせて、メスかレーザーか適切な方法を医師がご提案します。
切らずに小陰唇のたるみを改善したい方には、レーザー照射による引き締め治療という選択肢もあります。膣の引き締め治療で使われるインティマレーザーを特殊なモードで小陰唇に照射することでコラーゲン生成を促し、ゆるんだ小陰唇にハリを与えて引き締めることができます。同様に、高周波RFマシンのサーミVAでも皮膚を温めてタイトニング効果を得られます。メスを使わないため体への負担が少なく、安全性が高い治療法です。軽度のたるみで手術ほど大掛かりな治療は避けたい方に適しています。
大陰唇の余分な組織を切除して形を整える手術です。肥大して下着に収まりにくい大陰唇を小さくする大陰唇縮小手術、しぼんで垂れ下がった皮膚を切除する大陰唇除皺手術などがあり、状態に応じて施術内容を決定します。メスによる方法に加え、レーザーメスを用いた切開(DLV)も可能です。
たるみが強い場合は余分な皮膚を切除し、左右差や大きさが気になる場合はボリュームを減らすことで、見た目のお悩みを根本から解消できます。いずれの手術も自由診療で行うためデザインの自由度が高く、患者様のご希望に沿った仕上がりに整えることができます。
メスを入れる手術に抵抗がある方には、医療機器による皮膚のタイトニングという選択肢もあります。高周波RFを用いたサーミVAや、HIFU(高密度焦点式超音波)を用いたヴィーナスハイフ(ウルトラヴェラ)といった最新機器で大陰唇に照射を行い、コラーゲン産生を促して肌にハリを与えることでたるみを引き締めます。
近年は手術以外の大陰唇治療の選択肢が増えており、お一人ずつの皮膚の厚み・たるみ具合に合わせて適切な治療法を選択できます。マシン治療は基本的にダウンタイムがなく、体への負担も少ない安全な治療です。軽度のたるみや予防ケア目的の方に向いています。
やせたり加齢で大陰唇のボリュームが無くなりシワっぽくなった方には、注入療法によるふっくらとした張りの回復も可能です。当院ではご自身の脂肪を用いる大陰唇脂肪注入と、専用のヒアルロン酸製剤を注入する大陰唇フィラー(ヒアルロン酸注入)を行っています。
脂肪注入はお腹などから注射器で採取した脂肪を精製し、大陰唇に移植する方法で、ご自身の組織のため拒絶反応が少なく定着した脂肪は長期的な効果が見込めます。一方、ヒアルロン酸注入は手軽にボリュームアップできる方法で、「まず試してみたい」「ダウンタイムを短くしたい」という方に適しています。
いずれも大陰唇をふっくらさせることでシワの軽減や、座ったときのクッション性向上による痛みの予防効果が期待できます。ただし、たるみやシワが強い場合は注入だけでは十分でないこともあるため、その場合は手術との併用をご提案いたします。
クリトリス周りの余分な皮膚やヒダを切除してスッキリさせる手術です。クリトリスを覆う包皮が厚い場合はクリトリス包茎手術(陰核包皮除去術)で余分な皮膚を取り除きます。また小陰唇と大陰唇の間になんらかのヒダ(副皮)が発達している場合は副皮除去手術を行います。
いずれもメスを用いる方法とレーザーによる方法(DLV)があり、単独でも施術可能ですが小陰唇縮小術と同時に行ってバランスを整えることが多い手術です。余分な包皮やヒダを除去することで見た目が改善するのはもちろん、垢が溜まりにくくなるため衛生面でもメリットがあります。埋もれていたクリトリスが露出しやすくなることで刺激が伝わりやすくなり、性感度がアップする可能性もあります。
恥骨上の膨らみ(いわゆる「モリマン」状態)を平らに近づけるには脂肪吸引が効果的です。下腹部の脂肪吸引と同様に、太ももの付け根(鼠径部)に約3mm程度の小切開を加えてカニューレ(細い管)を挿入し、恥骨部の余分な皮下脂肪を吸引除去します。
当院では脂肪吸引の際、ベイザー波による超音波乳化吸引法を採用しており、固い繊維質の多い恥骨部の脂肪も効率よく除去可能です。超音波の効果で術後の内出血や痛みを軽減し、凸凹の少ない滑らかな仕上がりが期待できます。また、脂肪を可能な限り除去することで骨格による膨らみもかなり目立たなくすることができます。施術は静脈麻酔下で行うため痛みはなく、日帰り可能です。

当院院長は2001年から美容婦人科治療に携わり、日本で初めて美容婦人科を導入したパイオニアです。国内外の学会に所属し最新の知見を取り入れつつ、20年以上培った豊富な施術症例と経験に基づき安全で的確な治療を行っています。

みどり美容クリニック・広尾ではカウンセリングからアフターケアまで一貫して女性医師である院長が対応いたします。専門的な視点から患者さまにお一人ずつに寄り添った治療をご提案いたします。

婦人科形成のパイオニアとして豊富な治療メニューを取り揃えております。レーザー治療から手術まで複数の方法を組み合わせたオーダーメイド治療で、一人ひとりのお悩みに合わせ、最も効果の高い最適な方法をご提案いたします。。
すべて税込・自由診療。詳細は診察時にご案内します。
| インティマレーザー (小陰唇タイトニング) | ¥132,000(初回) ¥110,000(2回目以降) |
| サーミVA (小陰唇引き締め) | ¥165,000(初回) ¥132,000(2回目以降) |
| 小陰唇縮小手術 | ¥275,000 |
| DLV (レーザーによる小陰唇縮小) | ¥385,000 |
| クリトリス包茎手術 (陰核包皮除去) | ¥165,000 |
| DLV (レーザーによる陰核包茎手術) | ¥275,000 |
| 副皮除去手術 | ¥165,000 |
| DLV (レーザーによる副皮除去) | ¥275,000 |
| サーミVA (大陰唇たるみ引き締め) | ¥165,000(初回) ¥132,000(2回目以降) |
| 大陰唇縮小手術 | ¥462,000 |
| 大陰唇除皺手術 | ¥462,000 |
| DLV (レーザーによる大陰唇形成) | ¥605,000 |
| 大陰唇ヒアルロン酸注入 | ¥231,000〜 |
| 大陰唇脂肪注入 (スタンダード) | ¥495,000 |
| 大陰唇脂肪注入 (EXTRA) | ¥715,000 |
| 恥骨部脂肪吸引 | ¥352,000 |
※表示価格はすべて税込です。別途、初診料(3,300円)や必要な血液検査代・麻酔代が発生します。
カウンセリングは初回から医師が直接対応いたします。
治療を無理におすすめすることはありませんので、ご相談だけでもお気軽にお越しください。
土日祝日も受付中!
10:00-19:00
※当院は完全予約制です
大陰唇(外側のふくらみ)の内側にある、小さなヒダの部分を小陰唇と呼びます。尿道口と膣の両側に位置し、クリトリス(陰核)の包皮から連続して下方に伸びています。外陰部を外的刺激から守る役割を持つ重要な粘膜です。
小陰唇のサイズには個人差が大きく、「これが普通」という明確な基準はありません。幅が1センチ程度・2センチ程度など諸説ありますが、人によって形も大きさも様々で一概に平均を示せないのが実情です。大陰唇とのバランスによって不快感のない適度な大きさも人それぞれです。軽く足を閉じた時に小陰唇のヒダが大陰唇から大きくはみ出さない程度が目安とも言われますが、多少はみ出ていても支障がなければ問題ありません。
手術中は局所麻酔(ご希望に応じて静脈麻酔も併用)を行いますので、施術中に痛みを感じることはありません。術後は麻酔が切れた後に多少痛みが出ることがありますが、当院では痛み止めを処方していますので強い痛みが長引く心配はほとんどありません。
小陰唇や大陰唇の手術後は、通常1〜2週間ほど激しい運動を控えていただきます。入浴は術後 数日後から OKで、シャワーであれば当日〜翌日から可能です。性行為については、一般的に術後2〜4週間ほど経てば再開できますが、小陰唇の元々の大きさや切除量、個人の治癒速度によって前後します。医師の指示に従って段階的に通常の生活に戻ってください。
適切に行われた小陰唇・副皮・クリトリス包皮の手術で性感が大きく損なわれる心配はほとんどありません。クリトリスそのものは傷つけず周囲の余分な皮膚のみを除去するため、むしろ厚い包皮に覆われていたクリトリスが露出し刺激が伝わりやすくなることで、感度が改善する可能性もあります。実際に手術後、「以前より感じやすくなった」という声もあります。もちろん個人差がありますが、術前に患者様の不安が強い場合はカウンセリング時に遠慮なくご相談ください。
カウンセリングは初回から医師が直接対応いたします。
治療を無理におすすめすることはありませんので、ご相談だけでもお気軽にお越しください。
土日祝日も受付中!
10:00-19:00
※当院は完全予約制です
当院では海外学会に積極的に参加し、最先端の治療をどこよりも早く導入しています。
モニターにご応募いただければ、この最新の治療を特別価格で受けることができます。